湾奥はイカとタチウオが中心だ。スルメイカ17便、タチウオ14便、ムラサキイカ13便の多くが土肥・静浦・沼津・田子の浦から出ている。真成丸(静浦)は9/16にタチウオ50本・100cm、勘栄丸(静浦)は9/20に60本。海渡(田子の浦)はムラサキイカを9/18に80杯。一方の南伊豆・須崎では、大黒屋丸が9/14にアカハタ65匹・最大2.2kgと、根周りの五目が主役になっている。
差を生んだのは地形と海況だ。駿河湾奥は外洋のうねりが届きにくく、9/17以降に風が9〜11m/sまで上がっても出船が途切れなかった。夜のイカ釣りは月明かりの少ない時期に有利で、週の初めは新月明けの大潮回り(9/14の月齢は1.8)。南伊豆は外海に面しており、波が2.3〜3.2mになった週後半はほとんど出られていない。
大物はどちらの海にもいた。カンパチは龍正丸(下田)が9/15に13.64kg、とび島丸も12kg。御前崎では増福丸がヒメダイを9/14に32匹、43cmまで出しており、ヒメダイとウメイロは前週ゼロからの新顔だった。
台風の通過後、まず戻ってくるのは湾奥のイカとタチウオ。南伊豆の根魚はうねりが抜けるまで待つ必要があるが、凪の日を拾えれば数がまとまる時期に入っている。