正直に書くと、最初はデータの誤りを疑った。だが同じ週に龍正丸(下田)が 60〜240 杯、シンセイ丸(清水)が 78〜216 杯、米丸(手石)が 186 杯と、駿河湾一円で桁違いの数が並んでおり、海そのものが沸いていると考えるほかない。静岡全体のスルメイカは前週の 2.5 倍に跳ね上がった。
石花海(せのうみ)を中心とした駿河湾の瀬に、例年にない規模のスルメの群れが乗った。水温と餌の条件が噛み合った「当たり年の中の当たり週」で、南伊豆の各港からも束超えの報告が相次いだ。直結仕掛けを操れる人なら、腕がパンパンになるまでイカが付いてくる海だった。
イカの影に隠れたが、爪木丸(須崎)のイサキ 35〜71 匹、久寿丸(須崎)のカサゴ 25〜85 匹と伊豆半島の脇役も好水準。神子元島周りではアカハタが「クーラー満タン」の勢いで続いている。
群れの規模からして来週も数字は続くと見るが、こういう爆発は往々にして 2〜3 週で落ち着く。イカ釣り師を名乗るなら、この波に乗り遅れる理由はない。