減り方は明確だ。カツオ・ホンガツオを合わせた便数は前週の68便から36便へとほぼ半減した。一方でマダイは15便から25便、アマダイは23便から32便、イナダは29便から37便へと増えており、相模湾全体の出船数自体は215便でほぼ横ばい。魚がいなくなったのではなく、狙いどころが移ったと見るのが正確だ。
背景には黒潮の流路変化と水温の動きがあると考えられる。表層の群れが散ると、カツオは「見つけたら追う」釣りになり、1日の当たりが読みにくくなる。実際にこの週はよしひさ丸(真鶴)が9/5に6.9kgを取る一方で、反応を追いかけたまま終わる船もあった。船団が広がりすぎない近場の底物へ切り替える判断が、結果として釣果の安定につながっている。
底物は好調だ。沖右ヱ門丸(茅ヶ崎)が9/6に7.2kgのマダイ、9/4にはイナダ33匹とマダイ9匹。アマダイは坂口丸(早川)が9/2に14匹。表層でも庄三郎丸(平塚)のシイラが121cm、島きち丸(片瀬)には42.5kgのキハダが出ており、大型のチャンスは残っている。
カツオは水温次第で再び群れがまとまる可能性がある。ただ当面は、確実に数を持ち帰るならアマダイ・イナダ、一発を狙うならキハダ、という組み立てが現実的だ。