東京湾8月後半、数を釣ったのは
水深10〜20m
木更津沖シロギス288匹・
本牧沖ライトアジ218匹

8月16日、立会川・小林丸の木更津沖シロギス乗合で 竿頭288匹、2番手151匹、3番手129匹。前日15日には葛西・第二泉水が盤洲の浅場で231匹を出している。 さらに8月27日には浦安・吉野屋の本牧沖ライトアジが218匹。 水深50〜70mのタチウオ船団に目が行きがちな8月後半の東京湾だが、数字が大きく跳ねたのは水深10〜20mの浅場だった。

浅場で跳ねた数字を並べる

8月15日から27日にかけて、湾奥から湾央の浅場で報告された数釣りをまとめた。 木更津沖・盤洲はシロギス、本牧沖・横浜沖はライトアジと釣りものは分かれるが、 どちらも水深10〜20mという共通点がある。

日付 船宿(港) 釣りもの・釣り場 釣果(竿頭) 釣果報告から
8/15 第二泉水(葛西) シロギス(盤洲の浅場) 231 匹 13〜23cm。前半のほうがアタリが多く、風向きが変わると難しくなった
8/16 小林丸(立会川) シロギス(木更津沖) 288 匹 14〜23cm。2番手151匹、3番手129匹と上位が揃った
8/25 つり幸(川崎) シロギス 46 匹 12〜25cm。船中7〜46匹
8/26 吉野屋(浦安) ライトアジ(本牧沖) 108 匹 17〜25cm。船中30〜108匹
8/27 吉野屋(浦安) ライトアジ(本牧沖) 218 匹 16〜26cm。船中40〜218匹
8/27 第二泉水(葛西) ライトアジ(横浜沖・水深20m) 100 匹 2番手以降も85・81・70・68・40匹と続いた
8/27 中山丸(川崎) ライトアジ(本牧〜富岡・水深15〜20m) 90 匹 1か所目は不発、2か所目からコマセが効き始めた

※ 2026年8月の東京湾エリアの釣果報告より。数字はその日いちばん釣った人(竿頭)が中心で、乗船者全員の平均ではない。 「ライトアジ」の呼び方は各船の記載に合わせている。

シロギスの288匹は、上位3人が288匹・151匹・129匹と並んだ日の数字だ。 竿頭ひとりが突出しただけでなく、2番手・3番手も束(100匹)を超えている。 盤洲の231匹の日も「全員がお土産を確保できた」という内容の報告が出ており、 浅場のシロギスは船中の底上げが効いていた。

浅場は「潮が動いた時間」に釣果が寄る

報告を読み比べていくと、浅場の数釣りには同じ描写が繰り返し出てくる。 潮が止まっている間はアタリが減り、動き出すと戻る、という時間のムラだ。

8月26日、羽田・かめだやは木更津沖の水深10〜15mで、 朝のうちは流れがなくアタリが少なかったが、上げ潮が流れ出してからポツポツと拾えたと伝えている。 同じ日、第二泉水のシロギス便も潮止まりで一度アタリが減り、 潮が動き出すと再び戻ったという内容だ。8月15日の盤洲でも、風向きが変わったタイミングで難しくなったとある。 逆にいえば、浅場では「その日の総時間」より「潮が動いていた時間にどれだけ手数を出せたか」で差がつく

もっとも、浅場ならいつでも数が出るわけではない。同じ8月26日には、半日のシロギス便でアタリが遠いまま終わった報告もあった。 水深が浅いぶん潮と風の影響を受けやすく、日によって振れ幅が大きいのがこの釣り場の性格でもある。

東京湾の浅場の数釣りに行くなら
  • 木更津沖・盤洲は水深10〜15m、本牧沖・横浜沖は15〜20m。どちらも半日便やショート便で成立する釣りなので、午前だけ・午後だけの予定にも組み込みやすい
  • 潮止まりでアタリが落ち、動き出すと戻る報告が複数の船から出ている。潮見表を見て、動く時間帯に集中して手数を出したい
  • ライトアジは中層に群れが映った日があり、いつもより上の棚を探れた人が数を伸ばした。底べったりに固執しないほうがいい

アジは棚が上ずっていた ─ 水温は25.4〜28.9℃

8月26〜27日のライトアジの報告で目立ったのは、群れの位置についての言及だ。 川崎・中山丸は本牧〜富岡の水深15〜20mで、 いつもより上の棚にアジが多かったと伝え、竿頭90匹を筆頭に船内でコンスタントに拾えたとしている。 鹿骨・船宿豆やも、中層に反応が出ることが多く、 棚を上手に探れた人ほど数を伸ばしたという内容だ。サイズは20cm前後が主体で、たまに25cm前後が交じった。

同じ時期、平和島・まる八は本牧沖の水深10〜20mで 昼前に早上がりになるほどペースが落ちない一日を報告している。 葛西・須原屋はこの2日とも乗合をライトアジのみに絞り、 横浜沖の水深20m前後で全員がお土産を持ち帰れたとしている。湾奥の浅い場所にアジが寄っていた様子がうかがえる。

背景として、8月21〜26日の水温報告は25.4〜28.9℃と高い値が並ぶ。 高水温と棚の上ずりの関係を1週間の報告だけで断定はできないが、 「底を狙って当たらないときは上を探る」という判断が数字に直結した日が続いたのは確かだ。 木更津沖・盤洲のシロギスは8月末時点でも毎日のように船が出ており、本牧沖・横浜沖のアジも27日まで数字が途切れていない。 沖のタチウオ船が混み合う週末に、あえて浅場の半日便を選ぶ手はまだ十分ありそうだ。

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