2026年8月末の三浦半島は
「掛けてから」が勝負
剣崎沖に青物が入り、
ハリス切れ報告が並んだ

2026年8月27日、松輪の伝五郎丸は剣崎沖で ワラサに乗船者全員が当たりを取りながら、獲れたのは船中4本。 同じ日、棒面丸のライトタックルマダイ船は「ハリス切れが連発」と伝えた。 8月26〜27日の三浦半島は、松輪から長井、走水まで「掛けたのに獲れない」報告が横並びになった2日間だった。

剣崎沖の朝、1流し目からワラサが出た

きっかけははっきりしている。剣崎沖にワラサ・イナダが入り込んだことだ。 成銀丸は8月26日、朝の1流し目からイナダとワラサに当たりがあり、 船が旋回するたびに反応が続いたと報告している。潮が替わる時間帯にはマダイとシマアジも交ざり、 翌27日も同じ剣崎沖でイナダ・ワラサ・マダイの顔を朝いちばんで見ている。 せどおと丸も27日、剣崎沖でワラサとイナダが釣れたと短く伝えた。

問題は、この時期の剣崎沖に集まる釣り人の多くが青物を主役に据えていないことだ。 8月末の松輪はコマセマダイ、シマアジ五目、そして良型の大アジが看板になる。 伝五郎丸は27日にワラサ・マダイ狙いで出船し、 ワラサは全員に当たりが出たものの取り込めたのは船中4本。 「青物が交ざり始めたので太めのハリスを用意してほしい」という案内が船宿から出ている。 マダイの繊細な仕掛けに数kg級が突っ込めば、結果は一つしかない。

8月26〜27日、掛けてから獲るまで

この2日間、三浦半島の各港から上がった報告を並べてみる。 釣り物も釣り場もばらばらだが、コメントに同じ言葉が繰り返し出てくるのが分かる。

日付 船宿(港) 狙い 釣果 釣果報告から
8/26 新徳丸(松輪) シマアジ トップ 3 匹 朝のうちは当たりが続いたが、バラシとハリス切れが目立った
8/26 成銀丸(松輪) イナダ・ワラサ 1流し目から当たり。潮替わりにマダイ・シマアジも顔を出した
8/27 伝五郎丸(松輪) ワラサ 船中 4 本 剣崎沖で全員に当たり。太めのハリスを用意するよう案内が出た
8/27 成銀丸(松輪) マアジ 30〜40cm オーバー 剣崎沖で良型がコンスタントに。大型はバラシ・ハリス切れも
8/27 棒面丸(松輪) マダイ・ワラサ 5時30分出船のライトタックル船。当たりは多かったがハリス切れが連発
8/27 せどおと丸(松輪) ワラサ・イナダ 剣崎沖で手応えのある一日
8/27 新徳丸(松輪) シマアジ トップ 4 匹 マダイ・イナダ・イサキも。前日同様バラシとハリス切れ
8/27 正海丸(松輪) カツオ トップ 7 本 朝からナブラに合流して連発。キメジはハリス切れが多かった
8/27 大松丸(松輪) カツオ トップ 5 本 食いは活発だったがバラシも多数。後半は口を使わなくなった
8/27 はら丸(長井) カツオ 竿頭 3 本 5回掛けて3本。前半は掛けきれない場面が続いた
8/27 教至丸(走水) タチウオ 7〜28 匹 65〜124cm。水面での高切れなどバラシが目立った

※ 2026年8月26〜27日の各船の釣果報告より。釣果はその日いちばん釣った人(竿頭)の数字が中心で、 乗船者全員の平均ではありません。「—」は釣果報告に具体的な数が記載されていなかったもの。

食いが立っていないわけではない。大松丸は27日の相模湾で 「食いは活発だった」としながらカツオのトップは5本、 正海丸は朝からナブラに入って連発しトップ7本を持ち帰ったが、 同時に掛かったキメジはハリスを切られている。 はら丸にいたっては、竿頭でも5回掛けて残ったのは3本だった。 東京湾側でも、教至丸が27日に水面での高切れを含むバラシの多さを報告している。

27〜28度台の海と、走水・大津の別の顔

背景にあるのは水温だろう。8月26〜27日に三浦半島の各船が測った海水温は27度台から28.9度まで上がっていた。 高水温は青物を岸寄りの浅場まで連れてくる一方、魚の走りも鋭くする。 成銀丸が27日の剣崎沖で釣った30〜40cmオーバーの良型マアジも、 バラシとハリス切れが出たと伝えている。狙いがアジであっても、この時期の剣崎沖は油断できない。

8月末の三浦半島に行くなら
  • 剣崎沖のマダイ・シマアジ・アジ狙いでも、太めのハリスを1本用意しておく。船宿から実際に呼びかけが出ている
  • 大アジは30〜40cmオーバーが出ている。口切れも増えるサイズなので、タモ入れは早めに人を呼ぶ
  • 同じ三浦でも港で狙いが違う。松輪・長井はカツオと剣崎沖の青物、走水・大津・久里浜はタチウオとアジが中心。行き先を決めてから予約したい

東京湾側は事情が異なる。走水沖・大津沖・猿島沖はタチウオとアジが主役で、 政信丸は27日の走水沖で平均25cmの良型アジを拾い、 海福丸は同じ日に4〜20匹の釣果を伝えている。 一方で久里浜沖〜下浦沖のカワハギ便は外道のフグが多く竿頭6枚と、秋の主役はまだ準備段階といったところ。 青物が交ざり始めた剣崎沖と、数釣りが続く東京湾側。 この2つの顔を持つのが、9月に入る直前の三浦半島だ。

剣崎沖の青物対策タックルを Amazon で探す

※ アフィリエイトリンクを含みます。詳細はプライバシーポリシー

この記事をシェア