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千葉の 11 月は何が釣れる?
外房はヒラメが本番、
内房はカワハギとシマアジ

11 月の千葉の主役はヒラメだ。2024 年・2025 年の 11 月に、釣果の書かれた報告のうちヒラメが出てくるのは 32%・34% で、どちらの年もいちばん多い。 ただし千葉は広く、ヒラメは太平洋に面した外房の釣り。内房(東京湾側と館山の南端)では、カワハギやシマアジ、夜のキンメダイが主役になる。

11 月の報告に出てくる魚

魚2024 年2025 年
ヒラメ 32% 34%
マダイ 16% 14%
シマアジ 11% 10%
マハタ 9% 10%
イカ類 10% 8%
カワハギ 6% 8%
クロムツ 9% 5%
ワラサなど 7% 6%
ハナダイ 4% 6%
キンメダイ 2% 4%

※ 当サイトで収集している千葉の船宿の、2024 年・2025 年 11 月の釣果報告のうち、釣果の書かれた報告(2024 年 653 件、2025 年 796 件)に、その魚が出てくる割合。 1 つの報告に複数の魚が出てくるので、合計は 100% になりません。イカ類はスルメイカとヤリイカの合計(報告に魚名が書かれず、どちらか見分けにくいものがあるため合わせています)、ワラサなどはワラサ・イナダ・ブリの合計です。ハナダイはチダイと書かれたものを含みます。

海域2025 年 11 月に多い魚
外房北(銚子・飯岡) ヒラメ 56%・ハナダイ 29%・マダイ 14%
外房南(大原・岩和田・勝浦・小湊) ヒラメ 43%・マダイ 19%・マハタ 19%
内房(富津・勝山・館山) カワハギ 27%・シマアジ 17%・キンメダイ 15%

※ 海域ごとの、釣果の書かれた報告(外房北 160 件、外房南 409 件、内房 224 件)のうち、その魚が出てくる割合。当サイトの区分では、館山の相浜・布良の船は内房に入ります。2024 年 11 月は、外房北はヒラメ・マダイ・ハナダイ、内房はシマアジ・カワハギ・クロムツが上位でした。

海域で分けると、釣り物の違いがはっきりする。銚子・飯岡の外房北は報告の半分以上がヒラメで、次がハナダイ。大原から勝浦・小湊の外房南はヒラメにマダイとマハタが続く。 内房はヒラメがほとんど出てこない代わりに、カワハギ・シマアジ・キンメダイ・クロムツが並ぶ。

魚2024 年2025 年
ヒラメ(外房北) 9 枚 8 枚
ヒラメ(外房南) 4 枚 3 枚
マダイ 13 枚 9 枚
カワハギ 19 枚 18 枚
ハナダイ 約 35 匹 約 40 匹

※ 11 月の 1 出船あたりの数の中央値。報告に書かれた「○〜○ 匹」の多いほう(多くはいちばん釣った人の数)を使っています。乗船者全員の平均ではありません。

上旬から下旬で何が変わるか

11 月の千葉は、ヒラメが月の後半に向けて存在感を増す。報告に占めるヒラメの割合は、2024 年が上旬 27% → 下旬 36%、2025 年が上旬 28% → 中旬 38% → 下旬 34%。10 月(2025 年は 24%)よりも多くなる。 12 月もヒラメの便は続き、2025 年 12 月の外房のいちばん釣った人の数の中央値は 4〜5 枚だった。

内房の勝山では、スルメイカとヤリイカの両方が釣れる。勝山の萬栄丸は 2 年とも 10 月からヤリイカの報告を出していて、2025 年 11 月 24 日は朝スルメイカを狙ったところヤリイカが混じり、そのまま一日ヤリイカを狙った。いちばん釣った人でヤリイカ 37 杯。 萬栄丸は 11 月もキハダの便を出していて、2025 年 11 月 9 日は 3 回の当たりで 2 本、47.7〜61.6kg が上がった。

外房のヒラメ ─ 10 月 1 日解禁から 2 か月目

大原の第三松栄丸や岩和田の明広丸の案内によると、このあたりのヒラメ釣りは 10 月 1 日に「全面解禁」になる(2024〜2026 年の案内とも同じ日)。 11 月は解禁から 2 か月目で、多くの船がヒラメ専門の便を出す。

数が出るのは外房北だ。飯岡の隆正丸は 2025 年 11 月 13 日、小ぶりが多いものの 1 人 1〜16 枚と当たりが多かった。11 月 8 日は風が強く浅場を回り、飯岡沖の水深 10m で 2kg 前後の良型が多く、6.6kg も出た。 銚子の透容丸は 2024 年 11 月 30 日に 1 人 3〜12 枚、最大 6.8kg だった。

外房南は 1 人数枚の日が多いが、型が良い。岩和田の太平丸は 2025 年 11 月 16 日、朝に餌のアジを釣ってからヒラメに切り替え、1.2〜5.5kg を船全体で 14 枚。 夏の外房のヒラメは外房のヒラメ、夏こそ数釣りに、千葉と茨城の比較はヒラメ、千葉と茨城どっちが上かにまとめている。

外房のマダイ・マハタ・ハナダイ

マダイは外房の 11 月のもうひとつの柱で、いちばん釣った人で 10 枚を超える日も多い。大原の新幸丸は 2025 年 11 月 29 日、大原沖の水深 22〜35m で 1 人 2〜22 枚、0.3〜4.0kg。 飯岡の優光丸は生きたエビを餌にする釣りで、2024 年 11 月 4 日に 1 人 2〜23 枚、最大 5.4kg を釣った。

マハタは外房南の大原・勝浦の船が狙う。松部の信照丸は 2025 年 11 月 2 日に勝浦沖の水深 25〜60m で、船全体で 17 匹、最大 5.02kg だった。 外房北の飯岡ではハナダイの便がよく出て、隆正丸は 2025 年 11 月 26 日に 1 人 35〜50 匹。釣り方はハナダイ(チダイ)を船から狙うを見てほしい。

勝浦沖のスルメイカ

外房南の勝浦沖では、11 月もスルメイカを狙う。松部の和八丸は 2025 年 11 月 19 日に 1 人 29〜88 杯と乗りが良かった。 川津の鈴丸も勝浦沖の水深 170m 前後でイカの便を出していて、2025 年 11 月 25 日は潮の流れが良くなって 1 人 14〜52 杯。この釣りは 12 月も続いている。夏からの流れは外房・勝浦沖のスルメイカに詳しい。

内房 ─ カワハギ、シマアジ、夜のキンメダイ

内房のカワハギは、勝山の萬栄丸、上総湊の加平丸、富津のひらの丸が出している。いちばん釣った人の数の中央値は 2024 年・2025 年とも 20 枚近い。 萬栄丸は 2025 年 11 月 5 日に貸し竿の人も含めて全員が釣り、いちばん釣った人が 68 枚。加平丸は 11 月 16 日に金谷沖の水深 25m 前後で 1 人 5〜41 匹だった。

シマアジは館山の相浜や布良、外房南の小湊の船が狙う。1 便あたり数匹の釣りだが型が良く、小湊の寿々木丸は 2025 年 11 月 11 日、2kg を超えるシマアジが船全体で 10 尾、最大 2.7kg だった。 港ごとの狙い方は千葉のシマアジのコラムにまとめている。

相浜の安田丸と布良の松栄丸は、夕方に出て夜に釣る「半夜」のキンメダイ便を出している。安田丸は 2024 年 11 月 25 日の夜に 1 人 15〜40 匹、松栄丸も 2025 年 11 月 28 日の夜に 17〜40 尾で、クロムツが混じった。

11 月の海

船宿の報告に書かれた水温を見ると、千葉の 11 月は 20 度前後。2024 年は上旬・中旬の中央値が 22 度ほどで、下旬は 20.6 度。2025 年は上旬から下旬まで 20 度前後だった。 報告の中でいちばん低い水温はどの旬も飯岡の隆正丸のもので、2024 年 11 月 22 日は 17 度だった。風が強い日に浅場を転々としたり、出船を見合わせたりする報告も見られる。

今年の 11 月はどうなりそうか

2026 年 10 月(17 日まで)は、台風と時化で出られない日が多かった。第三松栄丸は 10 月 10 日に、やっと出船できた、台風はもうこりごりだと書いている。 それでもヒラメは、前の年と同じ船どうしで比べると、いちばん釣った人の数の中央値が外房北で 7 枚 → 6.5 枚、外房南で 2 枚 → 2 枚と、ほぼ前の年並みだ。報告に書かれた水温は 23〜24 度で、前の年の同じ時期より 1 度ほど低い。

目立って良いのは勝浦沖などのスルメイカで、同じ船どうしの中央値は 17 杯 → 30 杯と前の年を上回っている。和八丸は 10 月 10 日に 1 人 20〜30 杯だった。 過去 2 年の流れなら、11 月は外房のヒラメが月の後半に向けて増え、マダイ・マハタが続く。内房はカワハギとシマアジ、夜のキンメダイが中心で、勝山ではスルメイカとヤリイカが並ぶ、という形になりそうだ。

よくある質問

11月の千葉では何が釣れますか?
いちばん多いのはヒラメで、2024年・2025年の11月に釣果の書かれた報告のうち32%・34%に出てきます。続いてマダイ(16%・14%)、シマアジ(11%・10%)、マハタ(9%・10%)、スルメイカやヤリイカ(10%・8%)、カワハギ(6%・8%)。ヒラメ・マダイ・マハタは外房、カワハギ・シマアジ・キンメダイは内房(館山側を含む)の報告が中心です。
11月に外房のヒラメは釣れますか?
11月は外房のヒラメの本番です。大原の第三松栄丸や岩和田の明広丸の案内によると、このあたりのヒラメ釣りは10月1日に解禁になり、11月は2か月目にあたります。いちばん釣った人の数の中央値は、飯岡・銚子の外房北で2024年9枚・2025年8枚、大原・岩和田の外房南で4枚・3枚。数は外房北、型は外房南で、2kgを超える良型もよく混じります。
11月の内房では何が釣れますか?
2025年11月の内房の報告に多いのは、カワハギ(27%)、シマアジ(17%)、キンメダイ(15%)です。勝山の萬栄丸は2025年11月5日にカワハギでいちばん釣った人が68枚。相浜や布良の船は夜のキンメダイ便を出していて、1人15〜40匹と報告される日が多くあります。

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