スルメイカの当たり年、
外房・勝浦沖も参戦
胴 40 cm 超の肉厚サイズで束超え
今年のスルメイカの当たり年は、静岡から鹿島・三陸へ北上するバトンリレーだけでは 終わらなかった。千葉・外房南の勝浦沖でも 7 月末、鈴丸 120 杯・和八丸 116 杯・不動丸 101 杯と 束(100 杯)超えが続出。しかも小ぶりなムギイカ級ではなく、胴 40 cm 超の肉厚な大人サイズが主体だ。
勝浦沖の記録を並べる
| 日付 | 船宿(港) | 釣果(竿頭) | 釣果報告から |
|---|---|---|---|
| 7/26 | 鈴丸(川津) | 120 杯 | 「肉厚の良型主体に朝から乗りが良かった」。胴 40 cm 級 |
| 7/26 | 和八丸(松部) | 116 杯 | 胴最大 43 cm。「真潮がトロリと流れ前半好調」 |
| 7/27 | 不動丸(川津) | 101 杯 | 胴 40 cm 級 |
| 7/27 | 鈴丸(川津) | 2 番手でも 70 杯 | 勝浦沖 170 m 前後。「肉厚の良型が朝から乗り」 |
| 7/28 | 鈴丸(川津) | ─ | 「今日も朝から絶好調で、皆が規定数をクリア」 |
※ 2026 年 7 月 26〜28 日の各船の釣果報告より。「規定数」は船が定める 1 人あたりの持ち帰り上限。
特筆すべきは 7 月 28 日の鈴丸の報告だ。 「今日も朝から絶好調で、皆が規定数をクリア」──つまり竿頭どころか、 乗船者全員が船の持ち帰り上限まで釣りきって納竿している。前日の 27 日も 2 番手が 70 杯で、 束超えが特定のうまい人だけの数字ではないことが分かる。
ポイントは水深 170 m ─ 北上組とは別の「深場の群れ」
面白いのは釣れている場所だ。鹿島灘のムギイカ(スルメイカの若いサイズ)が浅場の夜釣り中心なのに対し、 勝浦沖は水深 170 m 前後の日中の深場釣り。胴 40〜43 cm という成熟したサイズが揃うのもそのためで、 同じ「スルメイカの当たり年」でも、北上する若い群れと外房の深場に着いた大人の群れ、 二つの層が同時に釣れているのが今年の面白さと言える。 報告では「真潮がトロリと流れ」た日に乗りが良く、二枚潮(表層と底で流れが違う状態)の日は苦戦しており、 釣果の波は潮次第という深場釣りらしい展開だ。
お盆に狙うなら ─ 干して良しの「食べでがある」イカ
- 胴 40 cm 超の肉厚サイズ主体。1 杯の食べでが違う。刺身・沖漬け・一夜干しと万能
- 水深 170 m の深場釣りなので電動リールがほぼ必須(レンタルの有無は船宿に確認)
- 直結・ブランコなど仕掛けの流儀がある釣り。初挑戦なら船宿推奨の仕掛けを素直に
- サバの群れが仕掛けに絡む日もある(報告にも「サバの邪魔」の記述)。ツノの予備は多めに
- 「規定数クリア」が出るほどの群れ。当たり年のうちに乗っておきたい
スルメイカは全国的に不漁が続いた数年を経ての当たり年で、この規模の群れが来年も続く保証はない。 「肉厚のスルメを規定数まで」という贅沢が成立しているうちに、外房の深場を体験しておく価値は十分にある。
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