2026年夏、千葉のシマアジ報告が
過去最多ペース
大原・相浜・布良・白間津、
どこで狙う?

高級魚シマアジの釣果報告が、2026年6〜7月の千葉で273件まで積み上がった。 直近30日で見るとエリアの全魚種でもトップ級のにぎわいで、いま千葉の沖で一番熱のある釣り物のひとつになっている。 大原・相浜・布良・白間津 ── 港ごとにけっこう性格が違うので、実データで「どこで・どんな釣りになるか」を整理した。

報告件数は過去最多。ただし「爆釣の年」ではなく「地図が描けた年」

まず件数の推移から。6〜7月のシマアジ報告は 2024年55件 → 2025年59件 → 2026年273件と一気に増えた。 ただ、この伸びの主因は魚の爆発ではなく、当サイトが釣果を集める船宿が千葉で大きく増えたこと。 実際、2年前から追い続けている第三松栄丸(大原)だけで比べると、 6〜7月の報告は2025年33件・2026年33件とまったく同じペースで、1回の出船あたりの釣れ方も前年並みだ。

つまり2026年は「シマアジが突然増えた年」ではなく、千葉のシマアジがどこで釣れているのか、初めて全体の地図が描けるようになった年。 その地図がこの記事の本題になる。

6〜7月 シマアジ報告件数 備考
2024年55 件大原・布良の2船が中心
2025年59 件同上
2026年273 件収集対象の船宿が拡大。9船以上から報告

※ 同じ船どうし(第三松栄丸)の比較では前年並み。件数の伸びは対象船の拡大によるものが大きい。

港の性格 ─ 数の大原、型の南房

2026年6〜7月の船別の数字を並べると、外房南の大原と、 南房の相浜布良で釣りの顔つきが分かれる。

船宿(港) 報告数 1人あたり平均 最多 最大サイズ
力漁丸(大原)65 件約 2.1 枚6 枚2.4kg
安田丸(相浜)35 件約 0.9 枚4 枚2.8kg
第三松栄丸(大原)33 件約 0.7 枚4 枚2.15kg
松丸(相浜)31 件約 1.5 枚9 枚3.8kg
松栄丸(大原)27 件約 1.5 枚7 枚2.5kg
良和丸(布良)21 件約 1.5 枚4 枚3.25kg
海正丸(白間津)20 件
つる丸(大原)13 件約 5.0 枚14 枚2kg

※ 2026年6〜7月の集計。「1人あたり平均」は釣果報告の最少〜最多の真ん中をとった目安。海正丸は五目主体の報告が多く数字が取れないため「─」。

数を狙うなら大原。とくにつる丸は平均5枚・最多14枚と、 シマアジとしては珍しい「数がまとまる日」が出ている。力漁丸も平均2枚超と安定して数字を残す。 一方、型で選ぶなら南房松丸(相浜)の3.8kgを筆頭に、 布良の良和丸3.25kg、相浜の安田丸2.8kgと、 3kg前後の良型実績はほぼ南房側に集まっている。

平均1〜2枚をどう読むか ─ 「1枚の価値」の魚

表のとおり、シマアジの数字は1人あたり平均1〜2枚。0枚の人が出る日も普通にある。 アジやシロギスの感覚で見ると心もとないが、シマアジはもともと1枚釣れれば大成功の魚だ。 寿司屋で「値段を聞いてから頼む」側の高級魚が、2〜3kg級で上がってくることを考えれば、平均1〜2枚は十分に「釣れている」数字と言っていい。

しかも今年は報告している船が9隻以上に広がり、7月だけで158件と報告が途切れない。 「どの船に乗っても可能性がある」状態が続いているのが、2026年夏の千葉シマアジの一番の価値だと思う。

これからの見通し ─ 8月も続く釣り物

過去2年の月別推移を見ると、シマアジの報告は6〜7月にピークを作ったあと、8月も2024年12件・2025年15件と続き、9月まで引っ張る年もある。 今年は分母が大きいぶん、8月も例年より厚い報告が続く可能性が高い。 夏休みに「アジの数釣りはやり尽くした。次はちょっといい魚を」という人の遠征先として、ちょうどいいタイミングが続く。

まとめ

2026年夏・千葉シマアジのチェックポイント
  • 6〜7月の報告は273件で過去最多ペース。ただし同一船比較では前年並みで、実態は「地図が描けた年」
  • 数の大原: つる丸平均5枚・最多14枚、力漁丸平均2枚超
  • 型の南房: 松丸3.8kg・良和丸3.25kg・安田丸2.8kg
  • 平均は1〜2枚で0枚も混じる「1枚の価値」の釣り。過去2年は8月も報告が続いており、夏休み後半も狙える

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