数で見ると住み分けは明確だ。タチウオは43便・12船宿で、その中心は走水から大津にかけての東岸。ワラサは40便・9船宿で、こちらは松輪から剣崎沖に集中している。同じ半島でも、港を選んだ時点で釣り物がほぼ決まる構図になっている。
背景にあるのは水深とベイトの違い。東岸は水深50〜60m前後で潮が素直に効き、テンヤと天秤のタチウオが噛み合いやすい。一方の剣崎沖はコマセに青物が付いており、正海丸(松輪)が9/9に4.8kgを上げるなど型も落ちていない。9/9〜9/10は朝の風が10m/s前後まで吹いて出船が細ったが、11日以降に波が0.5mまで落ちると、東も南もそろって動き出した。
三番目の柱はアジとカワハギだ。関義丸(走水)が9/11に95匹、大松丸にも45cmの良型が出ている。カワハギはみのすけ丸(久比里)の29匹、瀬戸丸(松輪)の29.5cmと、秋の本命が数・型ともに立ち上がってきた。
来週は大型のタチウオを狙うなら走水、引きの強さと食味でワラサなら松輪、という選び分けがそのまま使える。水温が下がり始めればカワハギが三つ目の選択肢として一気に伸びてくるはずだ。