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静岡の 11 月は何が釣れる?
マダイが 3 割、南伊豆はキンメと銭洲のカンパチ、
駿河湾は下旬にヤリイカ

静岡の 11 月の主役はマダイだ。 2024 年・2025 年の 11 月に釣果の書かれた報告のうち、マダイが出てくるのは 29%・26% で、どちらの年もいちばん多い。 続くのは南伊豆の船が狙うキンメダイと、銭洲のカンパチ。 駿河湾では月の後半にかけてヤリイカが増えてくる。 静岡は伊豆半島・駿河湾・遠州灘と海が広いので、どの釣りがどこの話かも書き分けていく。

11 月の報告に出てくる魚

魚2024 年2025 年
マダイ 29% 26%
キンメダイ 11% 11%
カンパチ 8% 9%
タチウオ 10% 6%
ヤリイカ 2% 8%
シマアジ 2% 8%
メジナ 5% 6%
イサキ 3% 5%

※ 当サイトで収集している静岡の船宿の、2024 年 11 月(273 件)・2025 年 11 月(352 件)の釣果の書かれた報告のうち、その魚が出てくる割合。マダイと、伊豆・駿河湾の 11 月の釣りものとして本文で取り上げる魚を並べた。1 件の報告に複数の魚が出てくるので、合計は 100% になりません。

マダイはどちらの年も 3 割前後で、ほかの魚を大きく引き離している。キンメダイとカンパチは 1 割前後でどちらの年も変わらない。 2025 年はヤリイカとシマアジの報告が目立ち、それぞれ 8% あった。 割合の数字は静岡全体のものだが、実際の釣り場は魚ごとにはっきり分かれている。

魚11 月のおもな釣り場
マダイ 御前崎(タイラバ)、伊豆の西側の土肥・戸田、須崎・伊東
キンメダイ 下田・須崎・南伊豆の船が新島沖まで出る
カンパチ 下田・土肥の船が銭洲へ
タチウオ 駿河湾の焼津・由比・静浦(夜〜明け方)
ヤリイカ 清水・沼津・土肥の船が石花海へ。戸田は夜のイカ釣りに交じる

遠州灘(福田・舞阪)の船は掲載を始めたばかりで、11 月の報告はまだない。 2026 年 10 月には福田の福富丸が、前半に五目、後半にタチウオを狙うリレー便を出していて、10 月 16 日は指 3〜5 本の太さのタチウオがよく釣れている。

上旬から下旬で何が変わるか

魚上旬中旬下旬
カンパチ 12% 11% 6%
ヤリイカ 4% 6% 13%
シマアジ 3% 7% 11%

※ 2025 年 11 月の静岡の船宿の、釣果の書かれた報告のうちその魚が出てくる割合を、1〜10 日・11〜20 日・21〜30 日に分けたもの。

マダイは上旬から下旬までほぼ同じ割合で出続ける。動きがあるのは脇役のほうで、カンパチは月末に向けて減り、ヤリイカとシマアジは増える。 海の水温も月の中で下がる。船宿が報告に書いた水温の真ん中の値は、2024 年が上旬 25℃前後から下旬 23℃前後、2025 年が上旬 22℃前後から下旬 19℃前後だった。 2024 年 11 月の中旬から下旬には、手石のくらはし丸が伊豆の西の沖で 15〜24kg のビンチョウマグロを続けて上げた(24 日は 5 本)。 2025 年 11 月にはこの報告がなく、年によって出たり出なかったりする釣りだ。

マダイ ─ 御前崎のタイラバと、土肥沖のコマセ

マダイの報告がいちばん多いのは御前崎の華丸とだて丸。 どちらもタイラバ(おもりと針が一体になったマダイ用の疑似餌)で、70cm 級が混じる。 華丸は 2024 年 11 月 20 日に 40〜71cm、2025 年 11 月 11 日に最大 73cm を報告している。

伊豆の西側、土肥のとび島丸は、コマセ(まき餌)で狙う土肥沖のマダイ便で数が出る。 2024 年 11 月 3 日は 2 隻で出て、1 人 0〜5 枚、2 隻の合計で 28 枚(最大 2.51kg)。 11 月 17 日はいちばん釣った人が 5 枚、船全体で 16 枚、最大は 3.33kg だった。同じ便にシマアジが混じる日もある。 須崎や伊東の船も、11 月はマダイを中心に出ている。

キンメダイ ─ 南伊豆の船が新島沖へ

キンメダイは、下田・須崎・手石の船が新島沖の水深 300〜400m 台で狙う。 須崎の宝栄丸は 2025 年 11 月 20 日に 1 人 20〜34 匹(0.4〜1.8kg)、 下田の龍正丸は 11 月 16 日に 1 人 14〜32 枚、6 人で 135 枚だった。 手石の愛丸も 11 月はキンメの便とハタ五目の便を出していて、2024 年 11 月 12 日はハタ五目の便で 5kg を超えるマハタが 2 本上がっている。 キンメダイの割合は 10 月に低く、11 月に 1 割前後まで上がる。2025 年 10 月は 4% だった。 キンメの釣り場や船の選び方は、キンメダイはどの海で狙う?で詳しく書いている。

カンパチとシマアジ ─ 銭洲は大型の季節

カンパチは、下田と土肥の船が出る銭洲(伊豆半島の南の沖にある岩礁)が中心。数は 1 人 0〜数本だが、11 月は型が大きい。 とび島丸は 2025 年 11 月 2 日にいちばん釣った人が 3 本、船全体で 13 本(最大 13.93kg)、11 月 20 日には 24.2kg を含む 4 本を上げた。 龍正丸は 11 月 30 日の報告で、銭洲の便は残り 1 か月ほどと案内している。

シマアジは月の後半に増える。龍正丸は銭洲とは別にシマアジの便も出していて、2025 年 11 月 16 日は 1 人 0〜6 枚(1〜2kg)、船全体で 34 枚、11 月 30 日も船全体で 16 枚だった。 シマアジ釣りの道具や準備は船から狙うシマアジにまとめている。

駿河湾 ─ 夜のタチウオと、石花海のヤリイカ

駿河湾のタチウオは、焼津の快弘丸と由比の神栄丸が 11 月も出ている。 夜のうちから釣り始め、明るくなるころに群れがまとまって食いが立つ、という報告が多い。 2024 年 11 月の快弘丸は、4 日に 2kg ちょうど、23 日にテンヤで 2.1kg と、2kg 級の大型が目立った。 2025 年 11 月は 15 日に、ジギング・餌釣りともいちばん釣った人が 40 本を超えている。 雨で水温が下がると食いが落ち、2025 年 11 月 10 日は前日の冷たい雨で水温が 2℃下がって、反応はあるのに食わなかったと書いている。

ヤリイカは、清水・沼津の船が駿河湾の中ほどの浅瀬、石花海(せのうみ)で狙う。土肥のとび島丸も 11 月末に石花海でヤリイカを狙っている。 清水のシンセイ丸は 2025 年 11 月 13 日に 1 人 38〜52 杯(胴の長さ 25〜40cm)。2024 年 11 月の同じ船は、いちばん多い日でも 1 人 27 杯だった。 沼津の舵丸は 2025 年 11 月 4 日に、50〜80 杯の人が半数を超え、少ない人でも 40 杯前後と書いている。 戸田の福将丸は夜のイカ釣りの便で、11 月中旬からアオリイカやマルイカにヤリイカが交じるようになり、28 日はいちばん釣った人がイカ全体で 72 杯だった。 ヤリイカとスルメイカの切り替わりはヤリイカからスルメイカへでも触れている。

11 月の海と天気

11 月は西寄りの風が強まる。南伊豆・中木の磯渡しの重五郎屋は、2025 年 11 月に西風で休みになった日が何度もあった。 一方、駿河湾の奥の焼津は西風に強い。快弘丸は 2024 年 11 月 30 日、2025 年 11 月 21 日と、西風の予報でも焼津の周りは波がなかったと書いている。 伊豆の西側に吹く日は、駿河湾の奥の釣りものが選択肢になる。

今年の 11 月はどうなりそうか

2026 年 10 月の静岡は、タチウオが勢いづいている。静浦の勘栄丸は 10 月 1 日に沼津沖でいちばん釣った人が 80 本、 同じ静浦の真成丸は 10 月 15 日にルアーのいちばん釣った人が 75 本(60〜120cm)だった。 報告に書かれた 1 便あたりの数(多いほう)の真ん中の値は、2025 年 10 月の 20 匹に対して 2026 年 10 月は 35 匹。掲載している船が年によって違うので目安だが、去年より数は出ている。 詳しくは駿河湾タチウオ、竿頭 77 本の夏にある。

ヤリイカも早い。シンセイ丸は 10 月 4 日に、今季は数も型もよく石花海のヤリイカが完全に戻ったと書き、とび島丸は 10 月 15 日にいちばん釣った人がヤリイカだけで 110 杯だった。 マダイは御前崎のだて丸が 10 月 16 日に 79cm、久料の魚磯丸が 10 月 9 日に 4.98kg と、大型が出ている。 焼津の興栄丸の 10 月 1 日の報告によると、シロアマダイの釣りもこの日に始まった(最大 1.9kg)。 水温は 10 月上旬・中旬とも 24℃前後で、2025 年の同じころとほぼ同じ。 過去 2 年の流れなら、11 月はマダイを軸に、南伊豆はキンメと銭洲、駿河湾は月の後半にヤリイカが主役になる。今年はヤリイカの立ち上がりが早いぶん、上旬から狙える可能性がある。

よくある質問

11月の静岡では何が釣れますか?
いちばん多いのはマダイで、2024年・2025年の11月に釣果の書かれた報告のうち29%・26%に出てきます。続いてキンメダイ(11%・11%)、カンパチ(8%・9%)、タチウオ(10%・6%)。2025年はヤリイカとシマアジもそれぞれ8%ありました。マダイは御前崎や伊豆の西側の土肥、キンメダイは下田・南伊豆の船、ヤリイカとタチウオは駿河湾の船が中心です。
11月に駿河湾のヤリイカは釣れますか?
釣れます。清水・沼津・土肥の船が石花海(せのうみ)で狙い、11月の下旬にかけて報告が増えます。2025年11月は上旬に釣果の書かれた報告の4%だったのが、下旬は13%でした。清水のシンセイ丸では2025年11月13日に1人38〜52杯、戸田の福将丸の夜のイカ釣りでも、11月下旬にヤリイカが交じるようになりました。12月も報告が続きます。
銭洲のカンパチは11月も釣れますか?いつまでですか?
11月も釣れていて、大型が出る時期です。土肥のとび島丸は2025年11月20日に銭洲で24.2kgを含むカンパチ4本、11月2日にはいちばん釣った人が3本、船全体で13本でした。下田の龍正丸は2025年11月30日の報告で、銭洲の便は残り1か月ほどと案内しています。上旬から下旬にかけて報告の割合は下がり、2025年は上旬12%、下旬6%でした。

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