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相模湾の 11 月は何が釣れる?
アマダイが主役に、
キハダは最終盤の大型、ヤリイカは数が乗ってくる

11 月の相模湾は、夏から続いた大物の季節と冬の釣りが入れ替わる月だ。 2024 年・2025 年の 11 月に報告でいちばん多く出てくるのはアマダイで、29%・24%。 キハダは数が減っていく一方で大型が出やすく、2024 年 11 月 23 日には葉山で 84kg が上がった。 10 月から出ているヤリイカは、後半ほど 1 人あたりの数が増えてくる。

11 月の報告に出てくる魚

魚2024 年2025 年
アマダイ 29% 24%
キハダ 18% 21%
マダイ 10% 13%
カワハギ 16% 9%
ワラサなど 7% 13%
アオリイカ 7% 9%
カツオ 9% 3%
アジ 7% 6%
ヤリイカ 1% 6%
タチウオ 6% 2%

※ 当サイトで収集している相模湾の船宿の、2024 年・2025 年 11 月の釣果報告のうち、釣果の書かれた報告(2024 年 684 件、2025 年 743 件)に、その魚が出てくる割合。 1 つの報告に複数の魚が出てくるので、合計は 100% になりません。アマダイはシロアマダイを、キハダはキメジ(小型のキハダ)を、カツオはホンガツオとして書かれたものを含みます。ワラサなどはワラサ・イナダ・ブリの合計です。ほかの魚は、報告に書かれた魚名どおりに数えています。

10 月の相模湾は、報告の 3 割以上にキハダが出てくる「マグロの月」だった(2025 年 10 月は 34%)。11 月になるとアマダイがキハダを抜いていちばん多くなり、マダイ・カワハギ・ヤリイカといった冬に続く釣り物が並ぶ。 茅ヶ崎や葉山には、同じ日にキハダの便とアマダイや五目の便を分けて出す船が多く、11 月はその比重が少しずつ冬の釣りへ移っていく。

魚2024 年2025 年
アマダイ 6 匹 7 匹
カワハギ 12 枚 9 枚
マダイ 3 枚 3 枚
ヤリイカ 約 6 杯 13 杯

※ 11 月の 1 出船あたりの数の中央値。報告に書かれた「○〜○ 匹」の多いほう(多くはいちばん釣った人の数)を使っています。乗船者全員の平均ではありません。

上旬から下旬で何が変わるか

終わっていくのはキハダとカツオだ。2025 年のキハダは上旬に報告の 30% に出ていたのが、中旬 18%、下旬 15% と減った。カツオは 2025 年 11 月には報告の 3% しかなく、12 月はほとんど出ていない。 2025 年は 10 月下旬にカンパチ(小型のショゴ)がよく釣れたが、11 月は上旬に集中し、中旬以降はほとんど報告が無い。

数が乗ってくるのはヤリイカだ。ヤリイカの便は 10 月から出ていて、2025 年 11 月のヤリイカは上旬 5%・下旬 5% と割合は大きくないが、いちばん釣った人の数の中央値は上旬 11.5 杯から下旬 15 杯へ増え、12 月は 20 杯前後になった。 アマダイとマダイは 11 月を通して出続け、12 月もそのまま主役を務める。

アマダイ ─ 11 月から冬の主役

アマダイは相模湾の秋冬を通じた定番で、11 月は報告のおよそ 4 件に 1 件に出てくる。いちばん釣った人の数の中央値は 2024 年が 6 匹、2025 年が 7 匹で、上旬から下旬まで大きくは変わらない。 茅ヶ崎のゆうせい丸は 2025 年 11 月 6 日に 1 人 7〜17 匹で、46cm・44cm・43cm の良型が出た。同じ便でオニカサゴやホウボウ、カイワリも混じっている。

平塚の庄三郎丸は 2025 年 11 月 14 日に、そのシーズン最大の 56cm(2.3kg)を報告し、同じ人が 42cm のシロアマダイも釣った。いちばん釣った人は 7 匹。 港ごとの違いは相模湾アマダイの 3 港比較に、釣り方は船から狙うアマダイにまとめている。

キハダ ─ 数は減るが、大型が出る

11 月のキハダは、1 便あたり 1 本前後が多い。それでも大きさは期待できる。葉山の長三朗丸は 2024 年 11 月 23 日、朝から反応が続き、船全体で 4 本、そのうち 1 本は「記録更新」と書かれた 84kg だった。 茅ヶ崎のちがさき丸は 2025 年 11 月 24 日に 46.2〜78.8kg を 1 人 0〜2 本と報告している。

終わる時期は年によって違う。ちがさき丸は 2025 年は 12 月もキハダの便を続け、12 月 29 日にキハダ 3 本とキメジ 2 本を釣って、翌 30 日が年内最後の便だと書いた。 キハダの釣り方の違いは船から狙うキハダにまとめている。

マダイ・青物・カワハギ ─ 五目船の顔ぶれ

マダイは茅ヶ崎の船を中心に 11 月も出続け、いちばん釣った人で 3 枚前後が多い。葉山の福栄丸は 2025 年 11 月 5 日に 0.4〜7.3kg を報告していて、大型が混じることもある。

青物は年によって中心が変わり、2024 年 11 月はワラサ、2025 年 11 月はワラサより一回り小さいイナダの報告が多かった。庄三郎丸は 2025 年 11 月 10 日に、小魚の群れにサビキを落として食わせる「落とし込みサビキ」でイナダ 2〜15 本、ワラサ 4〜6.3kg を 0〜2 本。 茅ヶ崎の沖右ヱ門丸も 11 月 21 日に茅ヶ崎沖でイナダ 1〜18 匹だった。秋のワラサの流れは相模湾の青物シーズン展望に詳しい。

カワハギは 2024 年 11 月に報告の 16% と多かった。葉山の五エム丸は 2025 年 11 月 8 日に、数は 1 人 1〜8 枚ながら 37cm の大型を報告している。

ヤリイカとアオリイカ

ヤリイカは長三朗丸と、腰越の飯岡丸が狙う。長三朗丸は 2025 年 11 月 13 日に城ヶ島沖の水深 100〜120m で 1 人 13〜50 杯。小型が中心だったが、全員が 10 杯以上釣った。

アオリイカは五エム丸や沖右ヱ門丸が 11 月も便を出している。五エム丸は 2025 年 11 月 2 日、時化のあとで乗りが良く、いちばん釣った人が 17 杯、船全体で 59 杯、最大 1kg だった。

11 月の海

船宿の報告に書かれた水温を見ると、相模湾の 11 月はまだ 20 度を超える日が多い。2024 年は上旬の中央値が 23 度、下旬で 21.5 度。2025 年は上旬 21 度から中旬・下旬は 20 度前後で、ゆうせい丸は 11 月 23 日に 17.5 度と書いている。 同じ 11 月の下旬、東京湾の内側の報告では 16 度前後なので、相模湾は 4〜5 度暖かい。

今年の 11 月はどうなりそうか

2026 年 10 月(17 日まで)の報告を、前の年と同じ船どうしで比べると、いちばん釣った人の数の中央値はアマダイが 6 匹 → 5 匹、マダイが 2 枚 → 3 枚とほぼ前の年並み。 一方でカツオは 6 本 → 2 本、ワラサ・イナダは 6.5 本 → 3 本、キハダは 2 本 → 1 本と、夏・秋の回遊魚は前の年を下回っている。報告に書かれた水温も 10 月上旬・中旬とも 23〜24 度で、前の年の同じ時期より 0.5〜1 度ほど低い。

逆に今年よく釣れているのがカンパチで、同じ船どうしの中央値は 2 本 → 10 本。茅ヶ崎のまごうの丸は 10 月 11 日に、バケと呼ぶ疑似餌の仕掛けで 1 人 6〜34 本(30〜42cm)だった。 過去 2 年の流れなら、11 月はアマダイとマダイが中心になり、キハダは大型狙いの終盤戦、ヤリイカは後半ほど数が乗る。回遊魚の数が今年は少なめなぶん、冬の釣りへの切り替えが例年より早まる可能性もある。

よくある質問

11月の相模湾では何が釣れますか?
いちばん多いのはアマダイで、2024年・2025年の11月に釣果の書かれた報告のうち29%・24%に出てきます。続いてキハダ(18%・21%)、マダイ(10%・13%)、カワハギ(16%・9%)、ワラサやイナダなどの青物(7%・13%)、アオリイカ(7%・9%)。10月から出ているヤリイカは、11月の後半にかけて1人あたりの数が増えます。
相模湾のキハダは11月も釣れますか?いつまでですか?
11月も釣れますが、終わりに向かう時期です。2025年は11月上旬に報告の30%に出ていたのが、下旬は15%に減りました。それでも大型が出やすく、葉山の長三朗丸は2024年11月23日に84kgを釣っています。茅ヶ崎のちがさき丸は2025年は12月もキハダの便を続け、12月30日を年内最後の便と案内していました。
11月の相模湾のアマダイはどのくらい釣れますか?
いちばん釣った人の数の中央値は、2024年11月が6匹、2025年11月が7匹です。茅ヶ崎のゆうせい丸は2025年11月6日に1人7〜17匹、平塚の庄三郎丸は2025年11月14日にそのシーズン最大の56cmを釣りました。12月も同じくらいの数で続きます。

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