駿河湾タチウオ、竿頭 77 本の夏
由比・焼津・静浦の 3 港で
「毎日 2 桁」が当たり前に

今年の夏はタチウオが全国的に熱いが、記録の「厚み」でいえば駿河湾が頭ひとつ抜けている。 由比の神栄丸は 7 月 8 日に竿頭 77 本、 以降も 60 本級を何度も記録。当サイトの集計では、駿河湾のタチウオは 7 月だけで「竿頭 15 本以上」の記録が 130 件超と、ほぼ毎日どこかの船で 2 桁釣果が出続けている。

7 月以降の上位記録

日付 船宿(港) 竿頭
7/8 神栄丸(由比) 77 本
7/26 神栄丸(由比) 61 本
7/25 神栄丸(由比) 60 本
8/2 神栄丸(由比) 60 本
7/17 橋安丸(焼津) 53 本
7/28 橋安丸(焼津) 50 本
8/3 神栄丸(由比) 50 本
8/1 快弘丸(焼津) 40 本

※ 2026 年 7 月 1 日〜8 月 3 日の各船の釣果報告より。竿頭はその日いちばん釣った人の本数。

サイズも幅広い。橋安丸(焼津)の報告では 「指 2.5 本〜5 本(ドラゴン級)まで」(タチウオの太さは指の本数で表す)、 静浦の真成丸では 100 cm 超、 神栄丸でもテンヤで 1 kg・115 cm の良型が上がっている。 「平均サイズも良く脂の乗った美味しい魚が揃った」(橋安丸 7/29)というコメントが、この釣りの現在地をよく表している。

釣り方を選ばない ─ 餌・テンヤ・ジギング全部で 2 桁

駿河湾のタチウオ船の面白さは、1 隻の中に釣り方が同居していることだ。 橋安丸の 7 月 27 日は「餌釣り 20 本、テンヤ 15〜20 本、ジギング 10〜35 本」と、 どのスタイルでも 2 桁。神栄丸の報告にも「テンヤ・エサは平均サイズ良好」「ルアーで 1.3 kg」と釣り方ごとの記述が並ぶ。 つまり道具の流儀を問わず、自分の好きな釣り方で参加できる状態にある。 船長たちが繰り返し書く「魚影は濃く今後も期待」のとおり、8 月に入っても 60 本・50 本と水準は落ちていない。

全国で比べると、走水(東京湾)では竿頭 135 本、大阪湾でも 70 本と各地でタチウオが好調な夏だが、 「毎日・複数港・全釣法で 2 桁」という安定感の駿河湾は、初めてタチウオを狙う人に最もすすめやすい海と言える。

お盆に狙うなら ─ 明け方勝負の「朝帰り便」

お盆(8/13〜16)に駿河湾のタチウオに乗るなら
  • 焼津の船は未明に出て朝帰る「朝帰り便」が主流。明け方に入れ食いの時間帯が来る(報告に頻出)
  • 炎天下を避けられるので夏の釣りとして体にやさしい。仮眠をとって行くのがコツ
  • 餌釣り・テンヤ・ジギング、好きな釣り方で 2 桁が狙える。初挑戦は餌かテンヤが無難
  • 指 5 本のドラゴン級・1 kg 級が交じる。ワイヤーやリーダーは太めに
  • 「魚影は濃く今後も期待」と船長評。お盆期間も水準維持の公算大、予約は早めに

タチウオは塩焼き・炙り刺し・天ぷらと外れのない持ち帰り筆頭格。 60 本竿頭の海で自分なりの 2 桁を目指す夏、というのが今年の駿河湾の楽しみ方だ。

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