2026 年のマダコは不漁だった?
東京湾は前年の 3 分の 2 で 2024 年並み、
茨城は夏が竿頭 3 杯、秋は例年並みで冬へ
今年のマダコは本当に少なかったのか。東京湾と茨城のマダコの便を、いちばん釣った人の杯数で 3 年分並べると、 東京湾は 2025 年より少ないが 2024 年とほぼ同じ、茨城は夏が大きく落ち、秋は例年並みだった。 2025 年がよく釣れた年だったぶん、今年が少なく見えたところもある。
東京湾:6・7 月は前年を大きく下回り、8 月は上回った
| 月 | 2024 年 | 2025 年 | 2026 年 |
|---|---|---|---|
| 6 月 | 6.5 杯(44) | 18 杯(133) | 8 杯(134) |
| 7 月 | 9 杯(76) | 15 杯(126) | 9 杯(154) |
| 8 月 | 12 杯(70) | 9 杯(89) | 10 杯(103) |
※ 当サイトで収集している東京湾の船宿のマダコの便(2024 年 6 月〜2026 年 10 月 20 日)。報告に書かれた「○〜○杯」の大きいほう(いちばん釣った人の杯数)を便ごとに取り出し、月ごとの真ん中の値を出した。かっこ内は便の数。 掲載している船は年ごとに増えているので、便の数は年どうしで比べられない。
今年の東京湾は 6 月 1 日に始まった。初日から「良型・大型が中心で、小さいタコが少ない」(長崎屋)、 「広く回ったが厳しい」(船宿豆や)という報告が続き、6 月はいちばん釣った人の杯数の真ん中が 8 杯。前年の 18 杯の半分以下だった。 7 月も 9 杯で、前年の 15 杯に届いていない。
3 年とも報告のある 6 隻(小柴丸・いわた・船宿豆や・長崎屋・かみや・品川ひらい丸)だけで 6〜8 月を比べても、 2024 年が 9 杯、2025 年が 15 杯、2026 年が 10 杯。今年は前年の 3 分の 2 ほどで、2024 年とはほとんど変わらない。 船ごとに書かれた最大の重さの真ん中も、2025 年の 1.7kg に対して 2024 年と 2026 年は 1.0〜1.1kg で、2025 年は数も型もよかった年だった。
8 月は逆に、今年が前年を上回った。羽田のかみやは 8 月 10 日に 19 杯、11 日に 17 杯と、お盆の時期に数を伸ばしている。 7 月の終わりには、東風が続いて水温が下がり乗りが渋い、という報告もあった。今年の夏の動きは、8 月 5 日のコラム「東京湾マダコ、「7 月が試金石」の答え」でも追っている。
茨城:夏は竿頭 3 杯、9 月の終わりから群れが入った
| 時期 | 2024 年 | 2025 年 | 2026 年 |
|---|---|---|---|
| 5〜7 月 | 17 杯(最多 38) | 9 杯(最多 20) | 3 杯(最多 5) |
| 9〜10 月 | 10 杯(最多 22) | 13 杯(最多 27) | 13 杯(最多 30) |
| 11 月 | 11.5 杯(最多 25) | 14 杯(最多 28) | これから |
| 12 月 | 8 杯(最多 19) | 6.5 杯(最多 13) | これから |
※ 当サイトで収集している茨城の船宿のマダコの便(2024 年 1 月〜2026 年 10 月 22 日)。いちばん釣った人の杯数の、便ごとの真ん中の値。かっこ内はその時期の報告でいちばん多かった杯数。
茨城の春から夏のマダコは、今年いちばん落ち込んだ。5〜7 月は、いちばん釣った人でも 3 杯前後(真ん中の値)で、いちばん多い日でも 5 杯。2024 年は 17 杯、2025 年は 9 杯だった。 那珂湊の第二つれたか丸は 5 月 11 日に、例年なら小さいタコ(豆ダコ)が数釣れる時期だが、今年は水温が低く豆ダコが少なく、1kg を超える大型が中心と書いている。 5 月の初めには大雨のあとの濁りと底荒れ、5 月の終わりにはうねりと水温の低下で、渋い日が続いた。6 月の終わりになって「ようやくタコが始まった」と書いたが、それでも 4 杯までだった。
秋は持ち直した。9 月 25 日に大洗の弘清丸がいちばん釣った人で 30 杯、同じ日に藤富丸が 25 杯、 30 日には弘清丸が 25 杯(1kg 級も多い)、日立丸が 28 杯と、9 月の終わりにまとまって釣れた。 9〜10 月のいちばん釣った人の杯数は真ん中が 13 杯で、2025 年と同じ。2 年続けて報告のある 3 隻(那珂湊のかもめ丸、鹿島の第三幸栄丸、大洗の栄光丸)だけで比べても、15〜16 杯で前年と変わらない。
この先:茨城の冬ダコは 11 月がいちばん
茨城のマダコは、過去 2 年とも 11 月がいちばん数の出る月で、いちばん釣った人の杯数の真ん中は 2024 年が 11.5 杯、2025 年が 14 杯だった。 12 月は 6.5〜8 杯に下がり、1 月は 3〜4 杯で、出る便も少なくなる。今年は秋の数が前年並みなので、11 月も例年どおりなら 10 杯台が目安になる。
- 東京湾は 前年の 3 分の 2 ほど。ただし 2024 年とはほぼ同じで、8 月は前年を上回った
- 2025 年は数も型もよかった年で、今年が少なく見えた理由のひとつ
- 茨城は 5〜7 月が竿頭 3 杯前後と大きく落ち、船宿は水温の低さを挙げていた
- 茨城の秋は 前年並み。冬は 11 月が山で、12 月から数が減る
よくある質問
- 2026年の東京湾のマダコは不漁でしたか?
- 2025年と比べると少なく、2024年とはほぼ同じでした。3年続けて報告のある東京湾の6隻で、6〜8月にいちばん釣った人の杯数(便ごとの真ん中の値)は、2024年が9杯、2025年が15杯、2026年が10杯です。6・7月は前年を大きく下回り、8月は前年を上回りました。
- 茨城のマダコは今年どうでしたか?
- 5〜7月はいちばん釣った人でも3杯前後(便ごとの真ん中の値)で、2024年の17杯、2025年の9杯を大きく下回りました。船宿は水温が低く小さいタコが少ないと書いていました。9月の終わりからは群れが入り、9〜10月はいちばん釣った人で13杯と、2025年と同じ水準です。
- 茨城のマダコはいつまで釣れますか?
- 過去2年は11月がいちばん数が出て、いちばん釣った人で11〜14杯(便ごとの真ん中の値)でした。12月は6.5〜8杯に下がり、1月は3〜4杯で便も少なくなります。
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