タコの数釣り、
いま熱いのは愛知
三河湾 35 杯・渥美 20 杯・
知多は船中 53 杯、3 海域そろって好調

東京湾のマダコは昨年の数字に届かないまま 8 月を迎えたが、 全国のタコ釣果を横断して眺めると、いま数がいちばん出ているのは別の海だ。 三河湾・西浦の竿頭 35 杯を筆頭に、渥美半島で 20 杯、知多半島でも 1 人 11〜18 杯(船中 53 杯)と、 愛知の 3 海域がそろって好調に沸いている。

3 海域の数字を並べる

7 月下旬から 8 月頭にかけての愛知のタコ釣果を並べると、特定の 1 船・1 海域の話ではないことが分かる。 三河湾の奥(西浦)、太平洋に面した渥美半島(赤羽根)、伊勢湾側の知多半島(山海)と、 性格の違う 3 つの海で同時に数字が出ている

日付 船宿(港・海域) 釣果(竿頭) 釣果報告から
7/20 隆盛丸(西浦・三河湾) 19 杯 「調査」段階でこの数字
7/25 丸万釣船(赤羽根・渥美半島) 朝便 12 杯 「型も良かった」。昼便は初挑戦含め入れ食い
7/26 隆盛丸(西浦・三河湾) 25 杯 拾い釣りで着実に
7/29 隆盛丸(西浦・三河湾) 35 杯 即バレ多発ながら数を伸ばす
7/30 隆盛丸(西浦・三河湾) 15 杯 初めてのタコ狙い客中心でこの数字
8/1 丸万釣船(赤羽根・渥美半島) 昼便 20 杯 「大漁」
8/2 丸万釣船(赤羽根・渥美半島) 朝便 20 杯 「皆 10 杯前後」と全員好調
8/2 英造丸(山海・知多半島) 11〜18 杯 船全体で 53 杯と安定

※ 2026 年 7 月 20 日〜8 月 2 日の各船の釣果報告より。釣果はその日いちばん釣った人(竿頭)の数字。

「即バレ多発」でもこの数字 ─ 群れの濃さの証拠

報告を細かく読むと、この数字の重みが増す。隆盛丸の 35 杯の日は 「即バレ多発ながらも数を伸ばし」とあり、タコ釣り特有の「乗ったと思ったら離れる」失敗を挟みながらの記録だ。 さらに 7 月 30 日は「初めてのタコ狙いのお客さん中心」で 15 杯、 丸万釣船の 7 月 25 日昼便も「初挑戦の方も含め入れ食い」。 腕でひねり出した数字ではなく、初心者が竿を出しても釣れる密度でタコがいる、と読むのが正確だろう。

8 月 2 日の丸万釣船の報告「竿頭 20 杯・皆 10 杯前後」も見逃せない。竿頭ひとりが突出したのではなく、 乗船者全員が 10 杯前後を持ち帰っている。英造丸(山海)の 「1 人あたり 11〜18 杯、船全体で 53 杯」も同じ構図で、船中の底上げがきいている。

全国で見ると ─ 東京湾の倍近い数字

当サイトの全国データで 7 月以降のタコの竿頭記録を並べると、トップは大阪・泉州の 40 杯で、 愛知の 35 杯はそれに次ぐ水準。一方、先日のコラムで追った 東京湾は 8 月に入っての最高が 20 杯で、1 隻あたりの平均は昨年の 6 割ほどにとどまっている。 今年のタコは「東の我慢、西の祭り」という東西の明暗が、データ上はっきり出ている。

なお愛知エリアは当サイトが今年から収集を始めたため、「昨年の愛知と比べてどうか」は残念ながら比較できない。 来年、この夏の数字が基準になる。

お盆にタコ釣りへ ─ 初心者にすすめやすい 3 つの理由

タコ釣りは仕掛けを底で小さく動かして誘い、重くなったら合わせるシンプルな釣り。 今の愛知は「初挑戦で入れ食い」の実績が複数の船で出ており、夏休みのファミリー釣行にすすめやすい状況だ。 コツはただひとつ、乗ったら(重くなったら)ためらわず一気に巻き上げること。 報告に頻出する「即バレ」の多くは、合わせをためらってタコが離れるパターンだ。

お盆(8/13〜16)に愛知のタコ船に乗るなら
  • 朝便・昼便の半日単位で出る船が多く、暑い時期でも子ども連れで参加しやすい
  • 「初挑戦で入れ食い」「皆 10 杯前後」の実績どおり、初心者向けの数釣りとして今が旬
  • 合わせは思い切りよく。即バレ対策=ためらわないことが竿頭との差になる
  • 茹でて冷凍すれば日持ちする。10 杯あれば夏の食卓はタコ尽くし
  • 台風のうねり・濁りが入ると食いが落ちる釣りなので、直前の海況チェックを忘れずに

見通しとしては、東京湾では例年 8 月後半にタコの数が落ちていくが、愛知の今年の水準は頭ひとつ抜けており、 多少落ちても十分に成立する計算になる。「今年こそタコの数釣りを」という人は、西へ向かう価値がある。

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