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宮城のタチウオ(太刀魚)はいつ釣れる?
気仙沼の 7 シーズンで見る
「9 月が本番」と 1m 超えの大型

タチウオは関東や関西の魚という印象が強いが、宮城の気仙沼・ 志津川からもタチウオ船が出ている。 7 シーズン分の釣果を月ごとに並べると、7 月に姿を見せ、8〜10 月が本番、11 月で終わる。 いちばん厚いのは 9 月だ。数と型の両方から、宮城のタチウオの時期を整理する。

7 月に始まり、9 月がいちばん厚い

気仙沼つり丸は、2020 年から釣果をさかのぼって追える。 報告を月ごとに数え、そのうちタチウオが入っていた日と、1 日 20 匹以上釣れた日を並べた。

月 報告日数 タチウオあり 20 匹以上
6 月 24 0 0
7 月 38 6 1
8 月 41 25 4
9 月 36 30 12
10 月 27 14 2
11 月 27 2 1
12 月 30 0 0

※ 気仙沼つり丸の釣果報告(当サイトの収集分、2020 年 3 月〜2026 年 10 月)。「報告日数」は釣果報告のあった日の数、「タチウオあり」はそのうちタチウオが釣れた日、「20 匹以上」はさらにそのうち 1 日 20 匹以上釣れた日。 1〜5 月にはタチウオの報告はない。

9 月は報告のあった 36 日のうち 30 日でタチウオが釣れ、1 日 20 匹以上の日も 12 日と、ほかの月を大きく引き離している。 8 月は 41 日中 25 日、10 月は 27 日中 14 日。7 月はまだ 6 日、11 月は 2 日だけで、12 月以降は報告がない。 宮城のタチウオは「8〜10 月、とくに 9 月」と覚えておけばよい。

年ごとに「いちばん釣れた日」を拾うと、どの年も 8 月末から 9 月中旬に集まっている。

年 日付 その日のタチウオ
2020 年 10 月 4 日 46 匹(最大 116 cm)
2021 年 7 月 25 日 22 匹
2022 年 9 月 4 日 62 匹
2023 年 9 月 17 日 78 匹(指 2.5〜4 本)
2024 年 9 月 7 日 22 匹(指 3〜5 本)
2025 年 8 月 31 日 60 匹

※ 気仙沼つり丸の釣果報告より。匹数は報告に書かれた数(船全体の数のこともある)。

数より型の釣り ─ 指 4〜5 本が中心、1m 超えも毎年出る

タチウオの大きさは、魚体の幅を指の本数で表すことが多い(「指 4 本」なら幅が指 4 本分)。 気仙沼つり丸の報告では 指 3〜5 本が中心で、 2023 年 8 月には気仙沼の内湾で 指 7 本、2024 年 7 月には唐桑沖で指 4.5〜7 本が 4 本と、 「ドラゴン」と呼ばれる大型が毎年のように出ている。 長さで書かれた報告でも、2020 年は 8〜9 月に 最大 122〜135 cm が続いた。

今年(2026 年)は、志津川の清重丸が 8 月からタチウオ船を出している。1 日の数は 0〜3 本と少ないが、サイズは 8 月 8 日に 128 cm、9 月 12 日に 95〜135 cm、10 月 4 日に 82〜133 cm。 数を競うというより、1m 超えの 1 本を狙う釣りになっている。 報告にはベイト(エサになる小魚)が多くて食いが渋い日や、掛けてからのバラシが多い日もたびたび出てくる。

仙台湾の塩竈から出るフィッシングボートふじしまでも、 2024 年 8 月にアベレージ指 4〜5 本・大型は指 6〜7 本という報告がある。 暖冬だった 2024 年 2 月には、真冬にタチウオが釣れたこともあった。

ジギングが中心、テンヤの日も

気仙沼つり丸のタチウオは、ほとんどがジギング(金属のルアーをしゃくって誘う釣り)で、 2023 年 9 月 17 日の 78 匹の日はジギングとテンヤ(エサを付けた太刀魚用の仕掛け)の併用だった。 ポイントは気仙沼沖・唐桑沖・大島沖から、岩手側の広田湾、南の追波(おっぱ)湾まで日によって大きく変わる。 同じ船でイナダ・ワラサ・ヒラメ・サワラが交じることが多く、 タチウオがいなければ青物狙いに切り替える日もある。

宮城のタチウオに行くなら
  • 時期は 8〜10 月。数がまとまりやすいのは 9 月
  • 7 月と 11 月は出れば良型だが、狙って行くなら当たり外れが大きい
  • サイズは指 4〜5 本が中心。1m 超えの大型に備えて、太めのリーダーとタモを用意する
  • ジギングが基本。青物やヒラメとのリレーになる日も多いので、重さの違うジグを何本か持っていく

これからどうなりそうか

10 月は例年、9 月より報告が半分ほどに減る。それでも 2020 年 10 月 4 日の 46 匹、2023 年 10 月 14 日の 41 匹のように、 10 月前半に大きな日が来た年もある。今年の志津川は 10 月 4 日も 82〜133 cm と型が落ちておらず、 10 月中旬までは大型の 1 本を狙えるだろう。 11 月に入ると報告はほとんどなくなり、気仙沼の船はマダラやアイナメの冬の釣りへ移っていく。

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