大阪湾の 11 月は何が釣れる?
タチウオは月末ほど濃く、
タイラバのマダイとジギングのブリも
大阪湾(泉州)の 11 月は、タチウオの月だ。 2024・2025 年の 11 月、大阪の船宿の釣果の書かれた報告のうち 64〜65% にタチウオが出てくる。 しかも割合は月末に向けて上がり、下旬は約 7 割がタチウオの報告になる。 その脇で、小島の船はタイラバでマダイを、泉佐野のジギング船はブリ・メジロを狙う。
11 月の報告に出てくる魚
| 魚 | 2024 年 | 2025 年 |
|---|---|---|
| タチウオ | 64% | 65% |
| マダイ | 6% | 11% |
| ブリ | 11% | 11% |
| メジロ | 5% | 7% |
| カワハギ | 10% | 3% |
| アオリイカ | 9% | 5% |
| サワラ | 12% | 6% |
| クログチ | 6% | 4% |
※ 当サイトで収集している大阪(泉州)の船宿の、2024 年・2025 年 11 月の釣果の書かれた報告(2024 年 99 件、2025 年 113 件。小島丸・泉佐野マリンライフ・天佑丸・ふじたや・K's・塩ちゃん。の 6 隻分)のうち、その魚が出てくる割合。1 つの報告に複数の魚が出てくるので、合計は 100% になりません。ブリとメジロは同じ魚の大きさ違いですが、報告での書き分けのまま数えています。
タチウオの割合は、11 月上旬が 2024 年 58%・2025 年 61%、下旬は 2024 年 70%・2025 年 69%。ほかのエリアでは 11 月にタチウオが終わっていくところが多いが、大阪湾では月の後半ほどタチウオの報告が増える。 船が出るのは小島、泉佐野、忠岡など大阪湾の南東の岸で、 タチウオの船は湾の中や、淡路島の洲本沖、明石海峡に近い須磨沖まで走る。
タチウオ ─ 1 人 30 匹前後、船全体で 500 本を超える日も
大阪湾のタチウオは、エサ(サンマやイワシ)を付けたおもり付きの針、テンヤで狙うのが中心だ。 小島の小島丸は 2025 年 11 月、ほとんどの人が 20〜30 匹を超える日が続き、29 日はトップ 56 匹。15 日は朝から入れ食いで、休まず釣れば 100 匹を超える人もいただろうと書いている。 泉佐野の泉佐野マリンライフは 2025 年 11 月 13 日に船全体で 530 本を超え、最大 122cm、トップ 54 本。翌 14 日はトップ 62 本だった。 2024 年 11 月の泉佐野マリンライフの竿頭は、上旬は 10〜20 本の日と 35〜37 本の日が混じり、中旬から下旬は 30 本台の日が多かった。24 日は竿頭 44 本、22 日は船全体で 350 本前後と書いている。
数だけでなく大型も出る。忠岡のふじたやは洲本沖で「ドラゴン」と呼ばれる大型のタチウオを狙う便を出し、2025 年 11 月 1 日に 135cm、2 日に 135.5cm を上げた。2024 年 11 月 24 日は 1m を超えるタチウオが 10 本と報告している。 テンヤの釣り方は大阪湾のテンヤタチウオのコラム、ふじたやの洲本沖の大型狙いはふじたやのコラムに詳しい。
エサによる差もはっきり出る。泉佐野マリンライフは 2025 年 11 月 13 日、サンマのエサの人は 1 人 30〜40 本、イワシの人は 20 本前後だったと書き、14 日も「エサはサンマ」と勧めている。 12 月に入っても便は続くが、2025 年の 12 月は海の濁りが取れず、数が伸びない日もあった。
マダイ ─ 小島の天佑丸のタイラバ
小島の天佑丸は、タチウオの合間にタイラバ(おもりにネクタイ状のひらひらと針を付けた疑似餌)の便を出す。 2025 年 11 月は 5 日に 56cm を頭に 33 匹、19 日に 51cm を頭に 32 匹、22 日に 62cm を頭に 20 匹と報告している。小さなマダイ(チャリコ)は放流している。 2024 年 11 月も 16 日に 22 枚、17 日に 25 枚、20 日に 27 枚(最大 58cm)と、20 枚台の日が続いた。 表のマダイの割合はほぼ天佑丸の報告で、ほかの船ではあまり出てこない。
ブリ・メジロ、カワハギ、クログチ
泉佐野のK's は 11 月もジグで青物を狙い、ブリ・メジロ・サワラが混じる。報告に数は書かれていないことが多い。同じ泉佐野の塩ちゃん。もジギングの便を出し、2025 年 11 月 20 日は 10kg を超えるブリ 2 本を含めてブリを 20 本、21 日も 10kg 超えのブリが上がった。 ふじたやは小アジをエサにした「ノマセ」の大物狙いの便も出し、2025 年 11 月 12 日はブリが続けて掛かったと書いている。夏の大阪湾のブリについては夏ブリのコラムがある。
カワハギは泉佐野マリンライフと天佑丸の便で、2024 年 11 月 17 日は泉佐野マリンライフで良型が船全体 90〜100 匹、2025 年 11 月 29 日はトップ 13 枚。天佑丸の 2025 年 11 月 27 日のカワハギ便では、肝の大きい(肝パン)31cm が出た。 ふじたやはクログチ(ニベの仲間)と大型のマアジ(鬼アジ)、タチウオを 1 日でまわる便を出していて、2024 年 11 月 10 日には 70.5cm のクログチが上がった。
11 月の海と天気
11 月は風で釣り場が変わる日がある。ふじたやは、風が強い日や風向きの悪い日には、洲本沖ではなく須磨沖へ行き先を変えている(2024 年 11 月 3 日、23 日)。 天佑丸は 2024 年 11 月 23 日、波の予報でタチウオの便を休んだ。12 月に入ると寒波で出られない日も増え、小島丸は 2025 年 12 月 3 日を悪天候の予報で中止している。
今年の 11 月はどうなりそうか
2026 年 10 月の大阪湾は、タチウオの勢いが強い。泉佐野の夢丸は 10 月 5 日に竿頭 140 匹、17 日に竿頭 125 匹。 小島丸でも 10 月 10 日は 50 匹超えが多く、102 匹の人がいた。ふじたやは 10 月 6 日にトップ 63 本、11 日は 1m を超える型を交えてトップ 46 匹だった。 青物も元気で、泉佐野の剣は 10 月 3 日に、ジギングでブリ 101cm を頭に 17 本、メジロ 15 本、サワラ・サゴシ 10 本と書いている。
過去 2 年の流れなら、11 月のタチウオは月末に向けて報告が増え、12 月まで続く。10 月の勢いが続けば、11 月も 1 人 30 匹以上が狙える日は多そうだ。 ただし、海が濁ったり風が強まったりすると、数は日によって大きく変わる。
よくある質問
- 大阪湾で11月に釣れる魚は何ですか?
- 主役はタチウオです。2024・2025年11月の大阪(泉州)の船宿の釣果報告のうち、タチウオが出てくる割合は64%と65%で、ほかの魚を大きく引き離しています。次いでブリ(2年とも11%)、サワラ(12%と6%)、マダイ(6%と11%)、メジロ、カワハギ、アオリイカなどが続きます。
- 大阪湾のタチウオは11月も釣れますか?いつまで釣れますか?
- 11月はむしろ濃くなります。タチウオが出てくる割合は、11月上旬の58%(2024年)・61%(2025年)から、下旬は70%と69%に上がります。2025年11月13日には泉佐野マリンライフで船全体530本を超え、122cmも出ました。12月も便は続きますが、2025年の12月は海の濁りで数が伸びない日もありました。
- 大阪湾の11月はマダイも釣れますか?
- 釣れます。小島の天佑丸はタイラバ(おもりとネクタイの付いた疑似餌)の便で、2025年11月5日に56cmを頭に33匹、22日に62cmを頭に20匹と報告しています。2024年11月も20〜27枚の日がありました。小さなマダイ(チャリコ)は放流しています。
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