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岩手の 11 月は何が釣れる?
三陸の青物ジギングでワラサ・ブリ、
夜のイカはヤリイカが主役に

岩手の 11 月は、昼はワラサ・ブリの青物ジギング、夜はイカ釣りの月だ。 2024 年・2025 年の 11 月に釣果の書かれた報告のうち、青物が出てくるのは 37%・47%、イカは 51%・31%。 吉浜の船では船全体で 100 本を超える青物の日があり、90cm・10kg 級のブリも上がる。 釜石・大船渡の夜のイカは、10 月中旬から交じり始めたヤリイカが中心になる。 ただし岩手の 11 月の釣果の書かれた報告は 1 か月 50〜60 件ほどで、4 隻の船からしか届いていない。数の少ない魚は目安として読んでほしい。

11 月の報告に出てくる魚

魚2024 年2025 年
ブリ・ワラサ・イナダ 37% 47%
イカ(すべて) 51% 31%
うちヤリイカ 25% 12%
ヒラメ 18% 4%
アイナメ 0% 10%
マダラ 9% 6%

※ 当サイトで収集している岩手の船宿の、2024 年 11 月(57 件)・2025 年 11 月(51 件)の釣果の書かれた報告のうち、その魚が出てくる割合。ブリ・ワラサ・イナダ(イナワラを含む)は成長段階で呼び名が変わる同じ魚なので 1 行にまとめた。イカはスルメイカ・ヤリイカと、種類の書かれていないイカを合わせた数。マダラは「タラ」と書かれた報告を含む。件数が少ないため、数件の違いで割合が大きく動きます。

報告を出しているのは、釜石・大船渡の吉浜の喜福丸と鬼沢の慶漁丸、 宮古の田老のゆたか丸と島越の福島丸が中心。 青物の数字は喜福丸、ヤリイカは慶漁丸の報告でほぼ決まる。 ヒラメは 2024 年が 10 件、2025 年が 2 件と、年によって報告の数がかなり違う。

釣りもの11 月のおもな船
青物 釜石・大船渡:吉浜の喜福丸、鬼沢の慶漁丸(昼のジギング)
ヤリイカ 釜石・大船渡:鬼沢・吉浜・小白浜の夜の便
イカ 宮古:田老のゆたか丸、島越の福島丸の夜の便
マダラ 宮古:ゆたか丸の深場のジギング
アイナメ 鬼沢の慶漁丸、島越の福島丸(11 月中旬から)

上旬から下旬で何が変わるか

11 月の三陸は、月のなかで水温がはっきり下がる。喜福丸は 2025 年 11 月 5 日に表面の水温が 18.5℃ と書き、19 日には 14.4℃、27 日には 14.0℃ になっていた。 水温が下がるにつれて、釣りものが冬のものに入れ替わっていく。 慶漁丸は 2025 年 11 月 13 日にその秋はじめての根魚(ロック)の便を出し、アイナメを船全体で 35 匹(最大 53cm)上げた。 福島丸も 11 月 23 日に、これから 12 月にかけてカレイのシーズンと案内している。 青物は月末まで続く。喜福丸は 2024 年 11 月 4 日に、例年は年末ごろまでブリ・ワラサ・イナワラが釣れていると書いている。

ワラサ・ブリ ─ 吉浜と鬼沢の青物ジギング

喜福丸は 11 月、午前中を中心に青物ジギング(金属の疑似餌=ジグで狙う釣り)の便を出す。 2024 年 11 月 16 日は朝から食いが続き、ブリ(最大 83cm)2 本とワラサ・イナワラ 113 本、合わせて船全体で 115 本の大漁で、最大 80cm のヒラメも交じった。 2025 年は 11 月 4 日にワラサ・イナワラが船全体で 105 本(1 人 15 本前後)、11 月 8 日は 1 人 3〜11 本、船全体で 67 本、最大は 92cm のブリだった。 11 月 24 日には 90cm・10.2kg のブリが上がっている。 数の主体は 60〜70cm 台のイナワラとワラサで、喜福丸は 11 月に入って魚が太り、脂がのってきたと書いている。

鬼沢の慶漁丸も、イカの夜の便の合間に昼の青物ジギングを出す。2024 年 11 月 24 日はワラサ・イナワラが船全体で 55 本、2025 年 11 月 3 日は 1 人 3〜8 匹、船全体で 40 匹だった。 慶漁丸の夜のイカと昼の青物の組み合わせは岩手・鬼沢、慶漁丸の二毛作で詳しく書いている。

夜のイカ ─ 釜石・大船渡はヤリイカ、宮古はまだイカの山

釜石・大船渡の夜のイカは、2024 年・2025 年とも 10 月中旬にヤリイカが交じり始め、11 月にはヤリイカが中心になった。小白浜の健勝丸は 2024 年 11 月 6 日に、最近はヤリイカが中心でスルメイカが交じると書き、 8 日の深夜便ではいちばん釣った人が 69 杯だった。 慶漁丸は 2024 年 11 月 10 日の夜にヤリイカが 1 人 45〜90 杯、12 日は 1 人 24〜58 杯で、スルメイカは少しだけだった。 2025 年 11 月の慶漁丸は、1 人 2〜10 杯(8 日)、3〜10 杯(19 日)、0〜15 杯(25 日)と、ヤリイカの数は 2024 年より少なかった。 喜福丸は 2024 年 11 月 6 日に、岩手三陸のヤリイカは始まったばかりで、前のシーズンは 2 月中まで続けたと書いている。

宮古では、11 月もイカの数がまとまる。ゆたか丸は 2024 年 11 月 1 日の報告でいちばん釣った人が 100〜120 杯、20 日も 100 杯を超えた。 福島丸は 2025 年 11 月 22 日に、ひと月ぶりのイカ釣りで 1 人 56〜132 杯だった。 宮古の船の報告はイカの種類を書いていないことが多い。宮古が 11 月にもう一度山になる話は岩手・釜石のイカ釣りはいつからいつまで?にある。

マダラとアイナメ ─ 冬の釣りの始まり

宮古のゆたか丸は 11 月、深場でマダラを狙うジギングの便も出す。2024 年 11 月 17 日は船全体で 50 本を超えたが、小型が多かったと書いている。 慶漁丸のアイナメは 2025 年 11 月 15 日に船全体で 30 匹ほど(最大 49.5cm)、22 日に 30 匹弱(最大 52cm)。 ただし、マダラもアイナメも 11 月の報告は 2 年で数件ずつしかない。

11 月の海と天気

11 月は時化で出られない日がある。小白浜の健勝丸は 2024 年 11 月 24 日を海況が悪く見合わせ、28 日は時化明け 3 日ぶりの出船だった。 慶漁丸は 2024 年 11 月 24 日の夜の便について、時化のあとで水温が下がりイカの食いが悪かったと書いている。 夜のイカの便は風の影響を受けやすく、慶漁丸ではイカが中止になってアナゴ釣りに切り替えた夜もある。

今年の 11 月はどうなりそうか

2026 年 10 月の釜石・大船渡では、夜のスルメイカが落ち着いてきた。慶漁丸は 10 月 1 日に 1 人 60〜110 杯だったが、15 日は 1 人 10〜18 杯。 喜福丸は、9 月中旬から 10 月 8 日まで好調が続いたあと、10 月 9 日からは型はよいものの急に数が減り、ヤリイカが見え始めたと書いている(多い人で 20 杯前後)。 小石浜の龍神丸は 15 日に 1 人 25〜69 杯だった。 一方、宮古は数が出ている。福島丸は 10 月 15 日に 10 人で 1181 杯、いちばん釣った人が 171 杯だった。

青物は喜福丸が 10 月 11 日に 81cm のブリを 2 本含め、ブリが船全体で 3 本、70cm を超えるワラサが 6 本。17 日はいちばん釣った人が 81cm を頭に 5 本と、型は出ている。 宮古のりょうか丸は 10 月 4 日に、今年は青物が少ないのか、まだ早いのか分からないと書いた。 過去 2 年の流れなら、11 月は昼の青物ジギングが本番になり、釜石・大船渡の夜はヤリイカが増え、宮古はイカがもうひと山。 今年も喜福丸では 10 月 9 日ごろからスルメイカが急に減り、ヤリイカが見え始めた。過去 2 年も 10 月中旬にはヤリイカが出ていたので、切り替わりの時期は例年並みといえる。

よくある質問

11月の岩手では何が釣れますか?
いちばん多いのはブリ・ワラサ・イナダの青物とイカです。2024年・2025年の11月に釣果の書かれた報告のうち、青物は37%・47%、イカ(スルメイカ・ヤリイカなど)は51%・31%に出てきます。青物は吉浜の喜福丸や鬼沢の慶漁丸のジギング、イカは釜石・大船渡と宮古の夜の便です。ほかにヒラメ、アイナメ、マダラも出ますが、報告は少なめです。
11月に岩手でブリは釣れますか?
釣れます。吉浜の喜福丸では、2025年11月24日に90cm・10.2kgのブリが上がり、11月8日はブリ・ワラサ・イナワラが船全体で67本(最大92cm)でした。2024年11月16日は船全体で115本の大漁でした。数の主体は60〜70cm台のイナワラとワラサで、80cmを超えるブリが交じります。
岩手のヤリイカはいつからいつまでですか?
10月中旬ごろから夜の便に交じり始め、11月には中心になります。吉浜の喜福丸は2024年11月6日に、岩手三陸のヤリイカは始まったばかりで、前のシーズンは2月中まで続けたと書いています。鬼沢の慶漁丸では2024年11月10日の夜にヤリイカが1人45〜90杯でした。2025年11月は多い人でも1人10〜15杯ほどの夜が多く、年によって差があります。

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