台風13号→15号→17号→18号
「逆走台風」に食われた8月
それでも東京湾は
台風翌日に127匹

2026年8月は台風13号・15号・17号・18号と、月を通して台風に見舞われた。 中でも15号はコースが「逆走」し、千葉・宮城・神奈川・大阪など広い範囲で出船中止が相次いだ。 千葉・外房南の船宿は「8月に出船できたのはわずか4日」と伝えている。 それでも東京湾では台風通過直後にシロギス船が船中127匹を記録するなど、 荒れた8月の中の回復力が数字に残っている。

8月の台風タイムライン

時期 台風 影響エリア 状況
8/2〜4 台風13号 静岡・愛知・三重 伊豆半島の船が船体避難、知多はうねりの中での操業
8/9〜13 台風15号(逆走) 千葉・宮城・神奈川・大阪 外房南は「8月に出船できたのは4日」、大阪は12〜13日全便中止
8/13 15号通過直後 東京湾 濁り・速い流れの中でもかみやが船中127匹
8/13〜 台風17号接近 静岡 伊豆半島の船が北上に備えて再び避難
8/21〜22 台風18号 静岡 伊豆半島で臨時休業が続く

※ 2026年8月の各エリアの釣果報告・出船告知より。台風番号・コースの表記は船宿の報告に基づく。

「逆走」した台風15号 ─ 全国で出船中止が連鎖

8月9〜13日にかけて接近した台風15号は、千葉の船宿が「逆走した台風15号」と表現するほど、 通常と異なるコースをとったとみられる。千葉・外房南の臼井丸は8月11日、 「8月はここまで台風の影響で出船できたのはわずか4日」と報告している。 同じ時期、宮城・仙台湾の天祐丸は8月10〜11日の2日連続で出港中止、 大阪・泉州の泉佐野マリンライフも12〜13日の全便中止を告知した。 神奈川・相模湾東でもキャンセルが相次ぎ、一つの台風が関東から近畿まで同時に船を止めたことになる。

それでも東京湾は台風翌日に127匹

台風15号が通過した直後の8月13日、東京湾・羽田のかみやは 子どもや初挑戦者を含む18名で出船。多摩川の水が濁り、流れも速い悪条件だったが、 「間は空きながらも顔を見続け、乗りが遠のけば移動を繰り返す」作戦でマダコ船中127杯という好釣果を記録した。

同じ日、シロギス釣りの長崎屋(東京湾)も 「群れがやや散った印象」としながらトップ101匹を記録。前日8月11日には124匹だったことを考えると、 台風で群れが動いても、極端には崩れなかったことになる。 大阪・泉州の夢丸も、台風接近で海況が悪い8月12日に 「難しい状況に翻弄されながらも」テンヤ竿頭65匹を維持している。

台風シーズンの船釣り、心得ておきたいこと
  • 台風接近中〜通過直後は、濁り・速い流れなど条件が悪化しやすい。船長のポイント移動判断に委ねる場面が増える
  • それでも「通過直後だから釣れない」とは限らない。移動を重ねれば数字が出ることも多い
  • 出船判断は前日〜当日朝まで変わりやすい台風シーズン特有の時期。予約後も船宿の最新告知は必ず確認したい

8月後半も台風17号・18号の影響で静岡・伊豆半島の一部の船が臨時休業・船体避難を続けている。 荒れた天候が続く年ではあるが、条件が落ち着いた日には各地でしっかり数字が戻っており、 「今年は台風でダメな年」と単純には言えないのが、実データを見た印象だ。

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