大阪湾は「数」だけじゃない
忠岡・ふじたやが洲本沖で
78本・最大101.5cm
2026年8月21日、忠岡のふじたやがタチウオ1日便で洲本沖まで足を延ばし、 その日いちばん釣った人で78本、最大101.5cmという釣果を出した。 一流し目からメーター級が出そろい、船宿が案内している大会の今月の上位5位が入れ替わるほどの1日になった。 大阪湾のタチウオといえば「100匹超え」の数字が目立つが、同じ湾でも便によって狙っているものはまるで違う。
8月後半、泉州の船が出した中身
大阪湾・泉州の船宿の釣果報告を8月15日以降で並べると、タチウオ一色に見えて、実は3つの型に分かれている。 泉佐野の午前便に代表される「数を伸ばす釣り」、忠岡から洲本沖まで走る「1本の長さを狙う釣り」、 そして落とし込みや鬼アジを組み合わせた「リレー便」だ。
| 日付 | 船宿 | 便の種類 | 釣果 | 報告から |
|---|---|---|---|---|
| 8/15 | ふじたや | 落とし込み&鬼アジのリレー便 | カンパチ21匹/ヒラメ4匹(53cm)/メジロ77cm/イサキ7匹(37.5cm)/アジ5匹(40〜42.5cm) | 穏やかな海。エサとなる小魚は少なめだったがヒラメが連発し、丸々としたメジロも上がった |
| 8/21 | ふじたや | 洲本沖・タチウオ1日便 | タチウオ78本(最大101.5cm) | 良型狙いの遠方ポイントへ。一流し目からバタバタと上がり、メーター級が続いた |
| 8/22 | ふじたや | 貸切の落とし込み&鬼アジのリレー便 | メジロ2匹 | 落とし込みで肥えたメジロ。鬼アジは流れが速く苦戦したがポツポツ拾えた |
| 8/23 | ふじたや | 鬼アジ&タチウオ便 | タチウオ26匹+鬼アジ2匹(49.5cm)+マダイ1匹=計29匹 | 反応を探して移動を重ね、ポイントを変えるとメーター前後が交じった |
| 8/21 | 剣 | 4名の貸切(ジギング・ノマセ・テンヤ・サビキ) | 青物・タチウオ・アジの3魚種を全員が手にした | 1日で釣り方を切り替えながらの家族釣行 |
| 8/22 | 剣 | 2時間のタチウオジギング | 詳細な数の記載なし | 2名で短時間だけ竿を出す変則便 |
| 8/19 | 夢丸 | 午前便のテンヤ(参考・数狙いの例) | タチウオ155匹 | 泉佐野の午前便は数が伸びる日が続いた |
※ 2026年8月の各船の釣果報告より。数字はその日いちばん釣った人(竿頭)のもので、乗った人全員の平均ではない。 「鬼アジ」は泉州で40cm級の大型アジを指す呼び名で、報告の表記に従っている。
78本と155匹、どちらも大阪湾のタチウオ
同じ8月後半でも、夢丸(泉佐野)の午前便は 8月19日から26日まで8日続けて竿頭が100匹を超えている。テンヤで手返し良く数を積む釣りだ。 一方でふじたや(忠岡)の8月21日は1日便で洲本沖、 数にすればその半分の78本だが、最大は101.5cm。報告では「一流し目からバタバタ上がり、メーターオーバーが交じった」とされている。
面白いのは、この1日でふじたやが案内している大型狙いの大会(ドラゴン・チャンピオンズ・カップ)の 8月の上位5位が総入れ替えになったことだ。長さを競う土俵では、100匹の日より78本の日のほうが記録を塗り替える。 8月22日・24日の報告でも順位の入れ替わりが伝えられており、良型が出るポイントに船が通い続けていることが分かる。
8月23日の鬼アジ&タチウオ便はさらに極端で、その日の最高でもタチウオ26匹・鬼アジ2匹・マダイ1匹の計29匹。 数字だけ見れば静かな一日に映るが、報告は「最初は小さめだったがポイントを変えるとメーター前後が交じった」と伝えている。 匹数と型は、大阪湾では別々の物差しだと考えたほうがいい。
- 忠岡発の1日便は洲本沖まで走る遠方ポイント狙い。長さを求めるなら午前便より1日便を選ぶ
- 鬼アジとのリレー便は数こそ控えめでも、メーター前後が出る日がある。両方の仕掛けを用意しておきたい
- 1m級を寝かせられる大きさのクーラーと、太めのハリスやワイヤーの替えは必ず持ち込む
タチウオを外すと、湾の中身が見えてくる
8月15日のふじたやは、落とし込みと鬼アジを組み合わせたリレー便。 エサとなる小魚は少なめだったというが、ヒラメが4匹(53cm)続き、77cmのメジロも1本。 釣り場を移してからはカンパチが21匹まで伸び、イサキ7匹(37.5cm)、アジ5匹(40〜42.5cm)と、 1日で顔ぶれが5種類に届いた。8月22日の貸切便でも、落とし込みで肥えたメジロが2匹上がっている。
泉佐野の剣は、8月21日に4名の貸切でジギング・ノマセ・テンヤ・サビキを一日で回し、 青物・タチウオ・アジの3魚種を乗った全員が手にした。翌22日は2名で2時間だけのタチウオジギング。 こうした短時間便や貸切便が成り立つのは、港から釣り場までが近い大阪湾ならではだ。
8月後半は流れが速くて拾い釣りになった日や、朝から波風が強まって竿を出しにくい日もあった。 それでもタチウオ以外の魚が毎週のように顔を出しているのが、この夏の泉州の特徴といえる。 9月に入ればジギングの特別便も予定されており、青物と鬼アジ、タチウオを1日で回す釣りはもう少し続きそうだ。
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