夏休みの船釣りデビュー、
どれなら外れない?
昨夏 4,300 件のデータで選ぶ
「ボウズになりにくい釣り物」
はじめての船釣りでいちばん怖いのは「1 匹も釣れずに終わる」こと。 そこで昨夏(2025 年 7〜8 月)に当サイトへ記録された約 4,300 件の釣果記録を集計し、 「その日いちばん釣れなかった人にも釣果が出ていたか」という目線で、夏の釣り物を外れにくい順に並べてみた。 結論から言うと、シロギスとアジが 2 大鉄板。憧れのマダイやヒラメは、実は初挑戦向きではない。
「外れにくさ」は、いちばん釣れなかった人の数字で見る
船宿の釣果情報には「2〜45 匹」のように、その日いちばん釣れなかった人といちばん釣った人の数字が載ることが多い。 釣り人はこの下限を「スソ」と呼ぶ。トップの数字は上手な常連さんのものなので、 はじめての人が見るべきは、むしろスソの数字だ。 スソがゼロでなければ、その日は全員が最低 1 匹は釣ったことになる。
昨夏 7〜8 月の記録から、釣果の下限と上限が残っている主な釣り物について、 「スソがゼロではなかった日の割合」=全員に釣果が出た割合を計算したのが次の表だ。
| 釣り物 | 全員に釣果が出た割合 | いちばん釣れなかった人の平均 | いちばん釣った人の平均 |
|---|---|---|---|
| シロギス | 99% | 18.6 匹 | 98.5 匹 |
| アジ | 96% | 9.9 匹 | 45.7 匹 |
| イサキ | 94% | 14.7 匹 | 36.5 匹 |
| タチウオ | 92% | 5.8 匹 | 26.2 匹 |
| スルメイカ | 83% | 10.4 杯 | 43.4 杯 |
| マダコ | 62% | 1.5 杯 | 12.0 杯 |
| ヒラメ | 32% | 0.8 枚 | 3.7 枚 |
| マダイ | 2% | ほぼ 0 枚 | 4.2 枚 |
※ 2025 年 7 月 1 日〜 8 月 31 日、関東〜静岡・茨城エリアの釣り船の釣果記録のうち、釣果の下限・上限が残っているものを集計。 釣果情報に載らなかった日(誰も釣れなかった日を含む)はデータに含まれないため、実際の「外れにくさ」は表の数字より少し割り引いて見てほしい。
王者はシロギス ─ 99% の日で全員安打、トップは平均ほぼ 100 匹
数字がいちばん強かったのはシロギス。昨夏は 99% の日でスソがゼロにならず、 いちばん釣れなかった人でも平均 18.6 匹。トップの平均は 98.5 匹と、ほぼ「束」(100 匹)に届く勢いだった。 小気味よいアタリが続くので子どもが飽きにくく、釣った魚は天ぷらにすれば一番のごちそうになる。 東京湾には午前・午後だけの短い便を出す船宿も多く、体力的にも入門向きだ。
昨夏の記録では、羽田のかめだやが「いちばん釣れなかった人でも平均 25 匹」と圧巻。 葛西の第二泉水、飯岡(千葉)の隆正丸も スソ平均 20 匹超で並ぶ。都心からのアクセスなら羽田・葛西、外房方面なら飯岡が候補になる。
アジは 96%、イサキは 94% ─ 「食べたい魚」で選ぶならこの 2 つ
アジは昨夏 363 件と記録数そのものが多く、96% の日で全員に釣果が出た。 東京湾の軽い道具で釣るスタイルは仕掛けの操作が簡単で、船宿のレンタルタックルでそのまま楽しめる。 横須賀・大津のこうゆう丸は昨夏 39 便でスソ平均 14 匹と、便数と安定感の両方が揃っていた。 羽田のかめだや、平和島のまる八も好記録だ。
イサキは 94%・スソ平均 14.7 匹。刺身でも塩焼きでも喜ばれる「お土産力」の高さが魅力で、 伊豆・伊東の加納丸は昨夏 18 便でスソ平均 14 匹と安定していた。 伊豆方面へ家族旅行のついでに乗る、という組み合わせも作りやすい。
タチウオ(92%)は数字の上では十分鉄板だが、アタリを掛ける駆け引きが醍醐味の釣りなので、 どちらかというと「ゲーム性も欲しい大人の初挑戦」向き。川崎の中山丸はスソ平均 10.8 匹、 富津のひらの丸は昨夏 90 便と、選択肢は豊富にある。
憧れのマダイ・ヒラメは「外れも覚悟」の釣り物
逆に数字がはっきり厳しかったのがマダイとヒラメ。 ヒラメで全員に釣果が出た日は 3 日に 1 日、マダイに至っては 100 日に 2 日ほどしかない。 どちらも「船で誰かが釣れば上出来」という一発狙いの釣りで、上手な人でもゼロの日がある。 夏に人気のマダコ(62%)も、釣れれば最高のお土産だが 3 回に 1 回はスソがゼロ。 はじめての 1 匹を確実に、という日にはおすすめしにくい。
もちろん外れを覚悟の上で大物に挑むのも釣りの楽しみ方のひとつ。 ただ「子どもに 1 匹釣らせたい」「初回で釣りを嫌いになってほしくない」なら、 まずシロギス・アジ・イサキで確実に釣って、2 回目以降にステップアップするのが定石だ。
今年もシロギス・アジは好調。直近はイサキが絶好調
今年(2026 年)6 月後半の記録でも、シロギスは 99%・アジは 96% と昨夏と同じ水準を保っている。 特筆はイサキで、全員に釣果が出た割合 96%、いちばん釣れなかった人の平均が 19.5 匹と昨夏を上回るペース。 剣崎沖(三浦半島)を中心にシーズン本番を迎えており、この夏は例年以上に「外れない釣り物」になりそうだ。
- 迷ったらシロギスかアジ。半日便のある船宿なら子ども連れでも体力が持つ
- 予約時にレンタルタックルと仕掛けの有無を確認。手ぶらで乗れる船宿も多い
- 酔い止めは乗船 30 分前に。湾内のシロギス・アジ船は揺れも比較的穏やか
- 船宿の釣果情報は下限の数字(スソ)に注目。ここが安定してゼロでない船を選ぶ
- 釣行前日に最新の釣果を確認して、直近で数字が出ている船に乗るのが一番の近道
はじめての船釣りの持ち物を Amazon で探す
※ アフィリエイトリンクを含みます。詳細はプライバシーポリシー。