平塚のシイラ、2週間で
10便がヒット100回超
庄三郎丸130回・庄治郎丸158回、
最大128cm

相模湾・平塚のシイラが、8月後半に入って数字の桁を変えた。 庄三郎丸は8月26日に8名でヒット130回・キャッチ85本庄治郎丸は8月20日の2隻出しでヒット158回・キャッチ78本。 8月15日から27日までに釣果報告が残る2隻16便のうち、10便が1日のヒット100回を超えた。 サイズも22日に128cm、23日に122cmとメーターオーバーが立て続けに出ている。

16便のうち10便で、1日100回竿が曲がった

シイラは夏の相模湾の定番だが、平塚沖の8月後半は「たまに当たり日がある」という並びではない。 庄三郎丸庄治郎丸の 2隻が、それぞれほぼ毎日出船して同じような数字を出し続けている。 報告に載っている「ヒット回数(掛けた回数)」と「キャッチ本数(取り込めた数)」を、日付順に並べてみる。

日付 船宿(港) 1日の記録 サイズ 釣果報告から
8/15 庄三郎丸(平塚) ヒット86回・キャッチ29本 40〜75cm 16名。浮き魚礁でお手頃サイズが連発、貸竿の人もファイトを楽しめた
8/16 庄三郎丸(平塚) ヒット75回・キャッチ42本 40〜72cm 18名。北東風で沖が荒れ、西の海域へ大きく移動して立て直した
8/19 庄三郎丸(平塚) ヒット110回・キャッチ72本 40〜92cm 9名。水温27度。潮目に群れが固まっていた
8/19 庄治郎丸(平塚) ヒット128回・キャッチ87本 30〜84cm 小潮。ヒット多数で1日楽しめた
8/20 庄三郎丸(平塚) ヒット125回・キャッチ87本 45〜90cm 10名。メーターオーバーも掛けたがフックアウト
8/20 庄治郎丸(平塚) ヒット158回・キャッチ78本 30〜98cm 2隻出し。小型より大きめのサイズが平均だった
8/21 庄三郎丸(平塚) ヒット90回・キャッチ62本 45〜92cm 4名。朝から入れパク状態
8/21 庄治郎丸(平塚) ヒット117回・キャッチ62本 40〜85cm 1m級を掛けたが手元まで届かず
8/22 庄三郎丸(平塚) ヒット125回・キャッチ75本 45〜115cm 10名。終了間際に115cmと107cmをキャッチ
8/22 庄治郎丸(平塚) ヒット92回・キャッチ55本 40〜128cm 2隻出し。小型主体だが128cmの大型も混じった
8/23 庄三郎丸(平塚) ヒット121回・キャッチ71本 45〜122cm 14名。終了間際に122cm、続いて100cmを高校生がキャッチ
8/24 庄三郎丸(平塚) ヒット105回・キャッチ62本 45〜88cm 7名。青い潮が岸近くまで入り、近場のポイントで数が伸びた
8/24 庄治郎丸(平塚) ヒット103回・キャッチ51本 46〜90cm 潮目の漂流物で掛かりっぱなしの時間帯もあった
8/26 庄三郎丸(平塚) ヒット130回・キャッチ85本 50〜87cm 8名。60〜70cm級主体、時折メーターオーバーも
8/27 庄三郎丸(平塚) ヒット85回・キャッチ52本 40〜105cm 4名。沖サワラ(ワフー)130cm・13kgも1本
8/27 庄治郎丸(平塚) ヒット37回・キャッチ17本 43〜85cm 1日を通してポツポツ。1m級は取り込めなかった

※ 2026年8月の各船の釣果報告より。ヒット回数・キャッチ本数はいずれも船全体の数字で、 乗船者ひとりあたりの数ではない。「2隻出し」と記載のある日は2隻を合わせた数字。 シイラ狙いの報告が残っている便のみを並べており、同じ日の他の釣り物の便は含まない。

この16便のうち、1日のヒットが100回を超えたのは10便。目を引くのは、お盆明けの8月15日・16日と、19日以降の落差だ。 15日は16名でヒット86回、16日は18名でヒット75回。人数が多いわりにヒットは100回に届いていない。 ところが19日以降は、乗船人数が4〜10名に減ったにもかかわらず、ヒットが110回・125回・128回・158回と伸びている。 船の人数ではなく、群れの側の状況が変わったと読むのが自然だろう。

この釣りの勝負どころは「掛けてから獲るまで」

もうひとつ、この数字の並びが教えてくれることがある。ヒット回数とキャッチ本数の差だ。 8月26日の庄三郎丸はヒット130回に対してキャッチ85本。 差し引き45回は、掛けたあとに外れているか、切られている。 8月20日の庄治郎丸も、ヒット158回に対してキャッチ78本だった。

この差がどこで生まれているかは、報告の中身を読むとはっきりしている。 8月20日はメーターオーバーを掛けてやり取りの末に針が外れ、21日は1m級もそれ以上の大物も、 針外れか道糸切れで手元まで届かなかったという。24日と27日にも、1m級を逃した一件が記されている。 抜けていくのは、ほぼ大型だ。サイズ欄が45〜92cm、45〜115cmといった幅で書かれているのは、 主体が60〜70cm級で、そこに時折メーターオーバーが混じるという構図を示している。

逆に言えば、取り込めた大型は記録として残る。8月22日には終了間際に115cmと107cm、 23日には本日最大の122cm、続いて100cmが上がり、いずれも高校生が獲ったと報告されている。 庄治郎丸の8月22日には128cmも記録された。 数を釣るのは難しくない時期だが、大きいのを1本獲れるかどうかは別の勝負になっている。

いま平塚のシイラに行くなら
  • 数のヒットは60〜70cm級が主体。まずは掛けて慣れ、余力を残してメーターオーバーに備えたい
  • バラシの大半は大型のフックアウトとラインブレイク。フックの掛かりとラインの傷は流しごとに確認を
  • 報告のヒット回数は船全体の数字。少人数の日ほど1人あたりの手返しは増えるので、予約は空き状況とあわせて考えたい

潮目と漂流物、そして同じ海で動くカツオ船

ヒットが伸びた日の報告には、群れの居場所についての観察が共通して出てくる。 8月19日は水温27度で、東京湾から出た大量の川ゴミが潮目に溜まり、そこに群れが固まっていたという。 8月24日は青みの濃い潮が岸近くまで差し、遠出せずに近場のポイントで数が伸びた。 潮目の漂流物に着く魚を拾っていく展開で、8月24日の庄治郎丸は 良い漂流物を見つけて掛かりっぱなしの時間帯があったと報告している。

風で組み立てが変わった日もある。8月16日は北東風で沖が荒れ、 庄三郎丸は風を避けられる西の海域へ回り、 後半に大きく移動してヒットを重ねた。逆に8月26日には、水色が良くなりすぎたためか反応が乏しく、 東西を広く探っても厳しかったという別便の報告もある。連日のヒット数の裏側で、 当日の潮の色と風向きに合わせた組み立てが効いている。

なお、同じ相模湾では8月後半もカツオ・キメジ狙いの船が並行して動いている。 葉山の秀吉丸は8月27日にコマセでカツオ竿頭5本、ルアーでキメジ2本。 茅ヶ崎のまごうの丸は同じ27日にマグロの跳ねを確認したと伝え、 小坪の太郎丸は水深15〜20mでカツオとキハダマグロをそろえてお土産にしている。 シイラ船とカツオ船は狙う水深も釣り方も違うので、 同じ日に同じ港から出ていても釣果の性格はまったく別物になる。予約時に何狙いの船かを確認しておきたい。

シイラ釣りのタックルを Amazon で探す

※ アフィリエイトリンクを含みます。詳細はプライバシーポリシー

この記事をシェア