シェア

駿河湾・石花海のヤリイカはいつからいつまで?
10 月に専門の船が出て 11 月下旬が山、
2 月中旬まで

駿河湾の真ん中にある浅瀬、石花海(せのうみ)では、秋から冬にヤリイカの船が出る。 2025〜2026 年のシーズンを並べると、9 月にスルメイカに交じり始め、10 月から専門の便、11 月下旬に報告がいちばん多くなり、2 月中旬まで続いた。 今年は立ち上がりが早く、10 月 15 日に土肥のとび島丸でいちばん釣った人が 110 杯だった。

月ごとに見る石花海のヤリイカ

報告がいちばんそろっている 2025 年 9 月〜2026 年 5 月について、駿河湾側の船の報告のうちヤリイカが釣れたと書かれているものを数えた。

月報告船竿頭の中央値
9 月 3 3 —
10 月 16 5 40 杯
11 月 32 11 30 杯
12 月 23 8 32 杯
1 月 9 4 —
2 月 8 3 —
3〜5 月 5 2 —

※ 当サイトで収集している静岡の駿河湾側(清水・沼津・静浦・土肥・戸田・安良里・由比・田子の浦・焼津・御前崎など)の船宿の報告のうち、ヤリイカが釣れたと書かれているものの件数と船の数(2025 年 9 月〜2026 年 5 月)。 出船予定や募集だけの報告は数えていない。竿頭は、その便でいちばん釣った人のヤリイカの杯数で、杯数が書かれた報告が 3 件に満たない月は「—」にした。 「50 杯超え」「50〜80 杯が半数」のように幅で書かれたものと、ヤリイカ以外のイカを含む合計の杯数は、竿頭の中央値に入れていない。 3〜5 月の 5 件は、沼津の夜のイカ釣りの船にヤリイカが交じったもの(4 件)と、5 月のジギングの便に交じったもの(1 件)。

報告がいちばん多いのは 11 月で、旬ごとに見ると11 月下旬が 8 隻・17 件で一年のいちばん。12 月も 20 件を超える。 ヤリイカを専門に狙う便が多いのは、清水のシンセイ丸と宝翔丸、 沼津の舵丸、静浦の勘栄丸、 土肥のとび島丸。 御前崎や由比、田子の浦の船もこの時期はヤリイカの便を出す。

始まりは 9 月、専門の便は 10 月から

最初はスルメイカの便に交じって出てくる。とび島丸は 2025 年 9 月 22 日に石花海でスルメイカとヤリイカを狙い、ヤリイカはいちばん釣った人で 11 杯、まだ小さいと書いている。 2026 年は早く、9 月 8 日にはとび島丸と舵丸の便に交じっていた。16 日にはとび島丸で 30cm 級を頭に 22 杯、26 日には 61 杯と、スルメイカよりヤリイカのほうが多い日も出た。

ヤリイカを専門に狙う定期の便は 10 月から。シンセイ丸は 2025 年・2026 年とも 10 月からヤリイカの乗船者を募集すると案内し、舵丸も 2026 年は 10 月からヤリイカ中心に切り替えた(舵丸は 2025 年 9 月 27 日に、試しにヤリイカを探りに石花海へ出ている)。 シンセイ丸の 2025 年の初戦は 10 月 5 日で、1 人 18〜40 杯、サイズは 20〜25cm だった。

数は 10〜11 月、型は 11 月下旬から

1 便の数は、10 月中旬にはもう多い。2025 年は 10 月 14 日にとび島丸でいちばん釣った人が 66 杯、15 日にシンセイ丸で 1 人 38〜61 杯だった。 11 月も多い日はあり、舵丸では 11 月 4 日に 50〜80 杯の人が半数を超えた。ただ、杯数がはっきり書かれた報告で見ると、いちばん釣った人の杯数は 11〜12 月で 30 杯前後の日が多い。報告の数が増えるのはこの時期で、船も 10 隻前後まで増える。

日付サイズと数
2025/10/5 シンセイ丸の初戦。20〜25cm、1 人 18〜40 杯
2025/11/22 シンセイ丸。25〜42cm で、良型が 7 割
2025/11/24 勘栄丸。25〜50cm、1 人 6〜28 杯
2025/12/27 シンセイ丸。25〜46cm、中盤から良型がそろう
2025/12/30 シンセイ丸は 25〜55cm。とび島丸は 50cm 超えを頭にトップ 57 杯
2026/2/10 とび島丸。45cm 級を頭にトップ 58 杯

※ 各船宿の報告に書かれた値。「1 人 ○〜○ 杯」はいちばん少なかった人と多かった人の杯数。

型は月を追うごとに大きくなる。10 月は 20〜30cm が中心で、11 月下旬には 40cm 級が多くなって 50cm も出始め、12 月の終わりには 55cm まで出ている。 シンセイ丸は 12 月 30 日に、傘を開いたような大きさのヤリイカ(パラソル級)が交じり始めたと書いている。 数を狙うなら 10〜11 月、大きいのを狙うなら 11 月下旬〜12 月、と分けて考えるとよさそうだ。

終わりは 2 月中旬

1 月は日による差が大きい。数杯で終わる日がある一方、舵丸では 1 月 19 日にサバなどの邪魔が入りながらも 30 杯を超えた人が何人か出ている。 2 月に入っても、とび島丸は 2 月 10 日に 45cm 級を頭にトップ 58 杯を出した。 ところが 2 月 15 日は、水温が上がってほかのイカが増え、ヤリイカはいちばん釣った人で 7 杯。メスのお腹は卵でいっぱいだったという。 舵丸は 2 月の便をヤリイカとオニカサゴのリレーにし、3 月からはオニカサゴの便に切り替えている。

その前の 2024〜2025 年のシーズンは、当サイトの報告が少ない。シンセイ丸の 2024 年 11 月は 1 人 8〜17 杯(16 日)と 3〜27 杯(23 日)で、 最後の釣果は 2025 年 1 月 12 日、多い人で 12 杯、サイズは 30〜60cm だった。

釣り方と釣り場

石花海のヤリイカは、プラヅノ(プラスチック製のイカ用の疑似餌)を何本も付けた仕掛けを、重いオモリで深場まで沈めて乗せる釣り。 シンセイ丸の報告では水深は 150〜170m で、12 月の終わりは 200m まで探っている。 舵丸は 2026 年の案内で、プラヅノ 11cm、オモリ 120 号と 150 号を用意するよう書き、とび島丸も 11cm のブランコ仕掛け(ツノを短い枝糸でぶら下げる仕掛け)を勧めている。 波のある日は、枝糸を使わずにツノどうしを直接つないだ直結仕掛けだとイカが外れやすく、とび島丸は直結の人ほど数が伸びなかったと何度か書いている。

御前崎の光輝丸は、駿河湾内の浅めの場所でヤリイカを狙う便を出していて、ジギング用の道具でも釣れると案内している。 夜の釣りもある。戸田の福将丸は、2025 年 11 月下旬から夜のイカ釣りでヤリイカがまとまって釣れるようになり、 何年も見なかったほどの数のヤリイカが戻ってきたと書いた。沼津の鈴竹丸の夜のイカ釣りでも、11 月の終わりにはヤリイカが 9 割の日があり、春までマルイカに交じって釣れている。

2026 年は数が出ている

今年は数が多い。10 月中旬の報告で、いちばん釣った人の杯数が書かれた 15 件の中央値は 60 杯。 10 月 15 日にはとび島丸で 110 杯、18 日には勘栄丸で 88 杯(25〜45cm)が出た。 シンセイ丸のいちばん釣った人の杯数は、2025 年 10 月(石花海)が 25〜61 杯、2026 年 10 月(相の瀬など)は 40〜68 杯。釣り場が少し違うので単純には比べられないが、今年のほうが数は出ている。 シンセイ丸は 10 月 4 日に、数も型も良く石花海のヤリイカが完全に戻ったと書いている。 御前崎の博栄丸は、黒潮の大蛇行が終わり、夏のスルメイカと冬のヤリイカが戻ってきたと 7 月に書いていた。

これからどうなりそうか

去年の流れなら、11 月は船と報告が増えて下旬に山が来る。1 便の数は 10 月より落ち着き、そのぶん 40cm 級が混じり始める。 12 月は大型、2 月中旬で終わり。今年は 10 月の時点で去年より数が多いが、11 月以降も続くかはまだ分からない。 冬は沖の風で中止になる日が増える。予約した日の出船の判断は、船宿の案内をこまめに確かめておきたい。

よくある質問

石花海のヤリイカはいつから釣れますか?
9月に、石花海でスルメイカを狙う便にヤリイカが交じり始めます。清水のシンセイ丸や沼津の舵丸は、10月からヤリイカを専門に狙う便に切り替えています。土肥のとび島丸では、2025年は9月22日にヤリイカがいちばん釣った人で11杯でした。2026年は9月8日に交じり始め、16日には22杯でした。
石花海のヤリイカはいつまで釣れますか?
2025〜2026年のシーズンは2月中旬までです。とび島丸は2月10日にいちばん釣った人で58杯でしたが、水温が上がった2月15日は7杯に減りました。沼津の舵丸は3月からオニカサゴの便に切り替えています。その前の2024〜2025年は報告が少なく、最後の釣果は2025年1月12日(シンセイ丸、多い人で12杯)でした。
いちばん釣れる時期はいつですか?
2025〜2026年のシーズンでは、報告がいちばん多いのは11月下旬で、8隻から17件の報告がありました。いちばん釣った人の杯数は10月中旬に60杯を超える日があり、11〜12月は30杯前後の日が多くなります。型は11月下旬から大きくなり、12月30日にはシンセイ丸で25〜55cm、とび島丸で50cmを超えるヤリイカが出ています。
2026年の石花海のヤリイカはどうですか?
数が出ています。10月中旬の報告で、いちばん釣った人の杯数の中央値は60杯でした。10月15日にはとび島丸で110杯、18日には静浦の勘栄丸で88杯が出ています。清水のシンセイ丸のいちばん釣った人の杯数は、2025年10月(石花海)が25〜61杯、2026年10月(相の瀬など)は40〜68杯でした。

ヤリイカ釣りに使う道具をAmazonで探す

※ アフィリエイトリンクを含みます。詳細はプライバシーポリシー。

この記事をシェア