「ブリは冬」を裏切る夏
大阪湾で 90 cm 級が 7 月だけで 5 本、
落とし込みは「全魚種で大物」

ブリといえば寒ブリ──冬の魚のイメージが強い。だが今年の大阪湾は、その常識を裏切っている。 泉佐野のはジギングで 97 cm・95 cm・91 cm、 忠岡のふじたやは落とし込み釣りで 90 cm・84 cm7 月だけで 90 cm 前後のブリが 5 本、真夏の湾内から上がった。

7 月の大物記録

日付 船宿(港) 釣り方 釣果
7/5 ジギング ブリ 97 cm
7/11 ふじたや 落とし込み サワラ 85 cm、メジロ 71 cm
7/18 ふじたや 落とし込み ブリ 84 cm ほかマダイ・サワラ・アコウ・鬼アジ
7/20 ふじたや 落とし込み ブリ 90 cm。「全魚種で大物が上がった」
7/28 ジギング ブリ 91 cm +フラッシャーサビキのアジ
7/29 ジギング ブリ 95 cm +「絶好調の大アジ」

※ 2026 年 7 月の(泉佐野)・ふじたや(忠岡)の釣果報告より。

ブリ単発の話ではないのがこの夏の面白さで、 ふじたやの 7 月 20 日の報告は 「朝から大物ラッシュ。90 cm のブリを筆頭にヒラメ・マダイ・サワラ・アコウ・鬼アジと全魚種で大物が上がった」。 アコウ(キジハタ)は関西の超高級根魚、鬼アジは 40 cm 級の大アジのことで、 1 隻のクーラーに高級魚図鑑ができあがる日が続いている。

なぜ夏にブリが ─ 鍵は「落とし込み」と餌の群れ

ふじたやの釣りは「落とし込み」。サビキ仕掛けでまず小魚(イワシやアジ)を掛け、 そのまま底へ落として、小魚ごと大物に食わせる釣り方だ。 この釣りが成立していること自体が、湾内に餌の小魚が豊富で、それを追う大型魚が居着いている証拠になる。 例年は秋の釣りとされる落とし込みが 7 月から「大物ラッシュ」なのは、 今年の夏、各地で餌の小魚に大型魚が着いている全国的な傾向(相模湾のカツオ伊勢湾口の青物)と重なる。

挑むなら ─ 夏ブリは「その日の運」ではなく「継続中」

お盆(8/13〜16)に大阪湾の大物を狙うなら
  • ジギング派は90 cm 級に耐えるタックルを。ドラグ設定とリーダーの結束を出船前に再確認
  • 餌釣り派は落とし込みが有利。小魚が掛かったら糸を張らず、そのまま底まで送り込むのがコツ
  • ブリ以外もサワラ・ヒラメ・アコウ・鬼アジと土産の層が厚い。ボウズ覚悟の大物釣りではない
  • 夏のブリは脂控えめだがブリしゃぶ・照り焼きなら十分ごちそう。血抜きは船上でしっかり
  • 青物は回遊次第の日ムラあり。直近の釣果報告を見てから予約が確実

7 月 5 日の 97 cm から 7 月 29 日の 95 cm まで、大物は月をまたいで出続けている。 単発の幸運ではなく群れが居着いた状態と見てよく、餌の小魚が湾内にいる限り、お盆もチャンスは続くはずだ。

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