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兵庫の 11 月は何が釣れる?
瀬戸内はキロ級のアオリイカと洲本沖のタチウオ、
但馬はブリのタテ釣りが始まる

兵庫の 11 月は、瀬戸内海と日本海で釣りものががらりと違う。 明石・淡路島・播磨の瀬戸内側は、1kg を超えるアオリイカ、一つテンヤのマダイ、 中旬から淡路島の洲本沖まで出るタチウオが並ぶ。 2024・2025 年の 11 月は、釣果の書かれた報告の 4 件に 1 件にアオリイカが出てくる。 日本海側の但馬・柴山では、2025 年は水温が下がった 11 月上旬からブリのタテ釣りが本番に入った。

11 月の報告に出てくる魚

魚2024 年2025 年
アオリイカ 25% 25%
マダイ 16% 22%
ブリ 11% 29%
メジロ 11% 26%
ハマチ 13% 23%
フグ 20% 11%
カワハギ 18% 8%
タチウオ 10% 15%
ヒラメ 6% 19%
サワラ 5% 14%

※ 当サイトで収集している兵庫の船宿の、2024 年・2025 年 11 月の釣果の書かれた報告(2024 年 177 件、2025 年 122 件)のうち、その魚が出てくる割合。何日分かをまとめて後日載せた報告は、本文に書かれた釣りの日で数えています。1 つの報告に複数の魚が出てくるので、合計は 100% になりません。ブリ・メジロ・ハマチは同じ魚の大きさ違いですが、報告での書き分けのまま数えています。2025 年は但馬・柴山の船の報告が加わったぶん、ブリ類の割合が高めに出ています。「フグ」はショウサイフグなどを区別せずに書かれたものです。

兵庫の海は大きく 2 つに分かれる。瀬戸内側は明石・東二見の明石海峡まわり、 神戸・尼崎の大阪湾奥、淡路島の福良や育波、 加古川・高砂・相生の播磨灘。 日本海側は但馬の柴山と香住だ。 表の数字のほとんどは瀬戸内側の報告で、明石の船は 1 日にアオリイカ・タチウオ・一つテンヤ・ノマセ(生きた小魚をエサにする釣り)・フグと何隻も出すので、魚の顔ぶれが広い。

上旬から下旬へ ─ フグが始まり、タチウオは洲本沖へ、アオリイカは月末で幕

11 月の瀬戸内側は、月の中で釣りものが少しずつ入れ替わる。 上旬に始まるのがショウサイフグで、明石の名田屋は 2024 年 11 月 4 日にショウサイフグ 12 匹、2025 年は 11 月上旬に開幕して初日の竿頭(いちばん釣った人)が 9 匹だった。 中旬になるとタチウオの釣り場が神戸沖から淡路島の洲本沖へ移り、名田屋は 2024 年は 11 月 13 日、2025 年は 11 月 12 日から洲本沖へ出ている。

そして月末に終わるのがアオリイカだ。名田屋は 2025 年、朝のアオリイカ便を 11 月 30 日で締めくくった。ただし年によって違い、2024 年は 11 月 27 日の報告で 12 月のアオリイカ便の予約も受け付けていた。 日本海側では反対に、2025 年の柴山では 11 月がブリの季節の始まりだった。

アオリイカ ─ 11 月は数より 1kg 超えの大型

瀬戸内のアオリイカは、船を潮と風で流しながら、おもりを付けたエギ(イカ用の疑似餌)を底近くで止めて当たりを待つ「ティップラン」が中心。 9〜10 月に小さかったイカが育ち、11 月は 1kg を超える大型が混じる時期になる。 名田屋では 2025 年 11 月 6〜9 日の週に 1.27kg、10 日には 1.1kg が出た。10 日の竿頭はアオリイカ 5 杯で、数よりも型の釣りだ。 明石の海蓮丸は 2025 年 11 月 23 日の便で、船全体のアオリイカ 12 杯のうち 1.11kg・1.18kg・1.31kg がそろった。

播磨灘の相生、S-style の 2024 年 11 月の報告には、11 日・12 日・15 日・21 日と「キロアップ」(1kg 超え)が何度も出てくる。 淡路島南端・福良の明陽丸は 2025 年 11 月 8 日に 2kg を超えるアオリイカを上げた。 終わりは水温しだいで、海蓮丸は 2024 年 11 月 14 日に、朝は冷えてきたが水温はまだ高く、アオリイカはまだ続きそうだと書いている。

タチウオ ─ 中旬から洲本沖、12 月まで続く

明石のタチウオは、11 月の前半は神戸沖、中旬からは洲本沖が舞台になる。 名田屋の洲本沖の便は、2024 年 11 月 23 日に 75〜125cm を 68 匹、24 日に 75〜130cm を 56 匹と報告。 2025 年は 11 月 14 日にトップ 56 匹で 108〜115cm の大型が 3 本、15 日にトップ 78 匹、29 日は竿頭 58 匹で 121cm が出た。 海蓮丸の 2025 年 11 月 15 日の洲本便は、船全体で 203 匹、トップ 28 匹で、133cm の大物が混じった。

11 月は数より指 6 本幅(体の幅を指の本数で表す呼び方)の大型が混じるのが楽しみになる。 終わりはまだ先で、名田屋は 2024 年 12 月も洲本沖へ通い、12 月 11 日に 75〜120cm を 80 匹(50 匹以上の人も多数)と報告している。

マダイと青物 ─ 一つテンヤとノマセ釣り

明石海峡のマダイは、エビをエサにした小さなおもり付きの針で狙う「一つテンヤ」で数が出る。 海蓮丸は 2024 年 11 月 16 日にトップ 19 匹、次の人が 17 匹で 60cm クラスも上がり、 2025 年は 11 月 14 日に船全体でマダイだけ 80 枚、トップ 13 枚、60cm 超えが 6 枚だった。 福良の明陽丸は 2025 年 11 月 25 日、鳴門側のタイラバで船全体 32 枚、60cm 超えが 2 枚と書いている。

ブリ・メジロ・ハマチは、名田屋の明石沖の「ノマセ釣り」(その場で釣った小アジをエサにする釣り)が代表格。 2024 年 11 月 16 日はメジロ・ハマチ 47〜78cm を 1 人で 32 匹、ブリは船全体で 6 匹、17 日は船全体でブリ 7 匹(90〜98cm)。 2025 年は 11 月 8 日に竿頭 25 匹、21 日には 11.5kg のブリが上がった。海蓮丸の大きな生き餌を使う便では、2024 年 11 月 17 日に船全体でブリが 12 本出ている。 福良の明陽丸では、11 月はノマセ釣りのヒラメとサワラが主役で、2025 年 11 月 21 日は大型のヒラメにブリ、74cm のマダイが並んだ。 福良の一年の流れは鳴門海峡・福良の船釣りカレンダーにまとめている。

フグとカワハギ ─ 明石の晩秋の数釣り

カワハギは 11 月中旬から下旬に数が伸びる。 海蓮丸のカワハギ便は 2024 年 11 月 22 日に、トップ 46 匹、次の人が 43 匹、船全体で 438 匹。初めての人もレンタル道具で 25 匹釣った。 フグは、海蓮丸の 2024 年 11 月 20 日の便でトップ 16 匹、最大 37cm。2025 年 11 月 13 日には、フグ釣りが初めての人が 15 匹(最大 37cm)を釣っている。

名田屋のショウサイフグは 2025 年 11 月 22 日に竿頭 17 匹、29 日には竿頭 27 匹で、23・24 日にはそのシーズン初めてのトラフグ(49cm)も出た。 フグ釣りの本番は 12 月から 3 月で、詳しくは明石・播磨のフグ釣りのコラムで書いている。

但馬・柴山 ─ 水温 20℃ を切るとブリのタテ釣り

日本海側の柴山、順栄丸の 11 月は「タテ釣り」の季節だ。 サビキ仕掛けで海の中のイワシを掛け、そのイワシをエサにブリ・メジロ・ハマチを食わせる釣りで、イワシの群れが見つかるかどうかがすべてを決める。 当サイトに集まっている柴山の 11 月の報告は 2025 年分だけなので、ここでは 2025 年の流れを紹介する。

2025 年は 11 月 4 日に表面水温が 20℃ を下回り、13 日にはタテ釣りのシーズンに入ったとして、年明けまで出船すると案内した。 20 日は船全体で 50 匹以上、竿頭はブリ・メジロ・ハマチだけで 22 本。22 日には 12kg を超える寒ブリが 1 本、27 日は 10kg 前後のブリに 90cm のヒラメが混じった。 月末の 30 日の報告では、苦戦した 10 月から一転、タテ釣りのよく当たる 11 月だったと振り返っている。12 月も続き、その年の最後の出船は 12 月 29 日だった。 柴山の一年の流れは但馬・柴山の船釣りカレンダーに詳しい。

11 月の海と天気

11 月は季節風が吹き始め、出られない日が増える。海蓮丸は 2024 年 11 月 29 日を欠航にし、時化続きの 30 日も小さい船の便を取りやめた。 名田屋も 2025 年 11 月 28 日は天気予報が悪く欠航。柴山の順栄丸は 2025 年 11 月 11 日、時化と大雨のあとで久しぶりの出船だった。 予約の前日には出船の確認をしておきたい。

今年の 11 月はどうなりそうか

2026 年 10 月(17 日まで)の兵庫は、タチウオが勢いづいている。釣果の書かれた報告の 37% にタチウオが出てきて、魚の中でいちばん多い。 海蓮丸では 9 月 30 日に上限(リミット)の 70 匹に届いた人が 5 人、名田屋の神戸沖の便も 10 月 10 日に竿頭が 70 匹に届いた。尼崎の斎藤丸も 10 月 3 日に最大 62 匹、95cm まで。 アオリイカは名田屋と海蓮丸の報告によると 10 月 1 日に淡路沖で解禁になり、海蓮丸のこの日の朝便は良い船で船全体 51 杯、トップ 10 杯。 青物は加古川のMy Style の明石ジギングで、10 月 15 日に 91cm を頭にブリが 8 本続いた。

過去 2 年と同じ流れなら、11 月の上旬はアオリイカの大型とマダイ・青物、中旬からは洲本沖のタチウオとフグ・カワハギという並びになりそうだ。日本海側は 2025 年と同じなら、ブリのタテ釣りが始まる。 柴山のタテ釣りがいつ本番になるかは水温しだいで、2025 年は表面水温が 20℃ を切った 11 月上旬からだった。 アオリイカは 11 月末で終える船もあるので、キロ級を狙うなら月の前半から中旬が狙い目になる。

よくある質問

兵庫で11月に釣れる魚は何ですか?
瀬戸内側(明石・神戸・淡路島・播磨)では、アオリイカ、マダイ、ブリ・メジロ・ハマチ、タチウオ、フグ・カワハギが中心です。2024・2025年11月の兵庫の船宿の釣果報告のうち、アオリイカが出てくる割合は2年とも25%でした。日本海側の但馬・柴山では、2025年は11月上旬からブリのタテ釣りが本格的に始まりました(柴山の11月の報告は2025年分だけです)。
明石のタチウオは11月のどこで、いつまで釣れますか?
11月の前半は神戸沖、中旬からは淡路島の洲本沖まで出る便が増えます。明石の名田屋は2024年は11月13日、2025年は11月12日から洲本沖へ出ました。2025年11月15日はトップ78匹、29日は121cmが出ています。12月も続き、2024年12月11日は75〜120cmを80匹と報告しています。
但馬・柴山のブリはいつから釣れますか?
柴山の順栄丸の2025年の報告では、11月4日に表面水温が20℃を下回り、13日にタテ釣りのシーズンに入ったと案内しています。20日は船全体で50匹以上(いちばん釣った人で青物22本)、22日には12kgを超えるブリが出ました。12月も続き、その年の最後の出船は12月29日でした。2024年11月の報告は集まっていません。

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