伊勢志摩、青物のバトンリレー
秋はサワラ、真冬はワラサ 28 件・
ブリ 14kg 級

鳥羽の青物釣果を月ごとに数えていくと、主役がバトンタッチしていく様子がそのまま数字に出る。 強丸の報告では 9 月にサワラが最多の 13 件、 年明けの 1 月にはワラサが 28 件でピークを迎え、同じ 1 月には 日誠丸14kg 級のブリも報告されている。 サワラからワラサ、ブリへと主役が入れ替わる秋冬の伊勢志摩を、複数船のデータで追う。

月ごとの登場回数で見る主役交代

強丸を中心に、鳥羽の釣り船が報告した青物の名前が 月ごとに何回登場したかを数えると、サワラ・ワラサ・ブリの間でバトンが渡っていく様子が見えてくる。

サワラの名前が挙がった日数 ワラサの名前が挙がった日数 ブリの名前が挙がった日数
9月13日9日1日
10月3日3日1日
11月5日13日4日
12月11日19日10日
1月11日28日19日
2月7日12日13日

※ 2025 年 9 月〜2026 年 2 月の強丸日誠丸など伊勢志摩の釣り船の釣果報告より、月ごとの出船のうちその魚の名前が挙がった日数を合算。

サワラは 9 月に単独トップ(13 日)だが 10 月にいったん落ち着き、代わってワラサが 11 月(13 日) から一気に増えて 1 月に 28 日でピークを迎える。ブリはさらに遅れて 12 月(10 日)から本格化し、 1 月に 19 日、2 月にも 13 日と高水準が続く。サワラ→ワラサ→ブリの順で主役の入れ替わりが 月をまたいで段階的に進んでいく形だ。

数字で見る中身 ─ 7.5kgから14kg級へ

件数だけでなく、個々の釣果報告にも重量の変化が表れている。10 月末にはまだ「幸先の良いスタート」という 程度だったブリが、真冬に入ると 10kg 超、14kg 級と本格的な寒ブリサイズに育っていく。

日付 船宿(港) 釣果 釣果報告から
10/27 強丸(鳥羽) ブリ 7.5kg 朝一で7.5kgのブリを釣り、幸先の良いスタート
12/20 強丸(鳥羽) ワラサ 10匹前後 うねりの残る中、潮変わりでワラサが10匹前後釣れた
1/8 強丸(鳥羽) ワラサ 2名合計15匹 強風の中、2名のお客様でケンカぶりとワラサを合計15匹釣り上げた
1/14 日誠丸(鳥羽) ブリ 14kg級 肉厚の寒ビラメに加え、14kg級ともいわれる大型の寒鰤も話題に
1/22 強丸(鳥羽) ブリ 10kg超 雪の降る寒い日だったが、10kg超のブリを含めよく釣れた
1/27 強丸(鳥羽) ブリ・ワラサ 2本エントリー 好天の沖でブリ・ワラサがバタバタと釣れた

※ 2025 年 10 月〜2026 年 1 月の強丸日誠丸(いずれも鳥羽)の釣果報告より抜粋。

一年通してジギング・タイラバで青物を追う鳥羽の船

強丸はジギングとタイラバで青物を一年通して狙う船で、 タチウオが本命の日にもサワラ・ワラサ・カンパチが外道で交じることが多く、 9 月はサワラ、11 月以降はワラサとカンパチが中心という具合に、報告の中身が季節ごとに自然と入れ替わっている。 日誠丸では冬のヒラメ狙いの合間に寒ブリが混じる形で報告が増え、 1 月 14 日には 14kg 級という大型が「話題になった」と記録されている。

伊勢志摩の青物リレー、時期の目安
  • 9月はサワラが主役。脂の乗った個体は「トロザワラ」と呼ばれる
  • 11〜12月にワラサが増え始め、1月に月28日という高頻度でピークを迎える
  • ブリは12月から本格化し、1〜2月に10kg超・14kg級の大型が報告される
  • 鳥羽の強丸はジギング・タイラバの青物専門船。同じ鳥羽の日誠丸では冬のヒラメ狙いの合間に寒ブリが交じる
  • 2 月末には「春の昇りブリ」の報告も現れ、次のシーズンへの入り口が見え始める

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