一投目から全員ヒット
南伊豆のメダイ、
クーラー満杯で早上がりの夏

メダイは全国区の派手なニュースになりにくい魚だ。だが南伊豆・須崎の 久寿丸の 7 月末の報告は、静かに規格外だった。 29 日は 2〜3 kg 級主体に竿頭 34 匹、「皆さんクーラー満杯の好釣果となり早上がり」。 翌 30 日は「一投目から全員ヒット」で、後半はヒメダイ・オナガダイの高級ダイ類まで顔を出した。

直近のメダイ釣果

日付 船宿(港) 竿頭 釣果報告から
7/29 久寿丸(須崎) 34 匹 2〜3kg 級主体。「皆さんクーラー満杯の好釣果となり早上がり」
7/30 久寿丸(須崎) 28 匹 「一投目から全員ヒット」。後半はヒメダイ・オナガダイも
7/28 久寿丸(須崎) 22 匹 利島沖。サメの多い場所を避けた作戦が的中
7/29 加納丸(伊東) 16 匹
7/19 光明丸(須崎) 18 匹
8/2 ゆたか丸(網代) 20 匹

※ 2026 年 7 月 19 日〜8 月 2 日の各船の釣果報告より。メダイの記録は伊豆半島で直近 3 週間に 22 件。

久寿丸だけの現象ではなく、 同じ須崎の光明丸が 14〜18 匹、 伊東の加納丸も 11〜16 匹と、 東伊豆から南伊豆まで連日 2 桁が続いている。

メダイという魚 ─ 2〜3 kg の白身がまとめて手に入る

メダイは水深 100〜200 m 級の深場に棲む、大きな目とぬめりが特徴の白身魚。 見た目で損をしているが、味は脂の乗った上品な白身で、しゃぶしゃぶ・照り焼き・味噌漬けの定番魚だ。 1 匹 2〜3 kg あるので、竿頭でなくても数匹で家族の 1 週間分の魚がまかなえる。 「クーラー満杯で早上がり」という報告は、この魚のお土産力をそのまま表している。

釣り場は利島沖など伊豆諸島寄りの深場で、報告には「サメの多いポイントを避けて攻めたことが功を奏し」という 船長の駆け引きも書かれている。掛けた魚をサメに取られる「サメ課税」はこの海域の夏の風物詩で、 それを避けながら 30 匹超を出しているところに、船の経験値が出ている。

お盆に狙うなら

お盆(8/13〜16)に南伊豆のメダイに乗るなら
  • 深場の釣りだが誘いはシンプルで初心者も参加しやすい。電動リールはレンタル可否を船宿に確認
  • 1 匹 2〜3 kg×2 桁の可能性がある。クーラーは大きめ、保冷剤は多めに
  • ヒメダイ・オナガダイなど高級ダイ類のおまけが交じるのが今の時期の楽しみ
  • ぬめりが強い魚なのでタオルと魚つかみがあると快適
  • 沖のポイントは海況の影響を受けやすい。台風後は出船確認を

「確実に美味しい魚をまとめて持ち帰りたい」という堅実派に、いまの南伊豆のメダイはいちばん期待値の高い選択肢のひとつ。 派手な魚に混じって、こういう地味な絶好調こそ見逃したくない。

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