伊豆の夏の第三勢力
アカハタ・ウメイロ・ヒメダイ、
神子元沖・銭洲・金洲の
根魚五目が面白い

2026年7月の静岡(伊豆半島・駿河湾)で、イサキとスルメイカに次ぐ勢いで報告が増えているのが、 アカハタ・ウメイロ・ヒメダイという顔ぶれだ。3魚種合計で7月だけで91件。 どれも東京湾や相模湾の乗合船ではなかなか本命にならない魚で、「伊豆まで走る理由」になる釣り物が、いままさに数字を伸ばしている。

3魚種そろって今年がいちばん厚い

2026年5月 6月 7月 ひとこと
アカハタ12 件25 件37 件南伊豆の岩礁帯で数釣り
ウメイロ4 件22 件29 件神子元沖・銭洲の沖五目
ヒメダイ14 件20 件25 件金洲の遠征五目

※ 収集対象の船宿が2026年に増えた影響も含む。それでも3魚種とも月を追うごとに報告が積み上がっている。

アカハタは高級根魚の代表格、ウメイロは「海のスイーツ」とも呼ばれる甘い白身、ヒメダイは沖縄で高級魚として知られる南方系のタイ。 いずれも食味の評価が高く、スーパーにはまず並ばない。釣れる数と食味のバランスで言えば、夏の伊豆でいま一番「お土産力」の高い釣りと言っていい。

アカハタ ─ 南伊豆の数釣り、最多58匹

アカハタの主戦場は須崎弓ヶ浜など南伊豆の岩礁帯。 7月は大黒屋丸(須崎)が7/9に26〜58匹、7/18にも13〜58匹と大台を連発し、 光明丸(須崎)・月見丸(弓ヶ浜)も コンスタントに数十匹台の報告を続けている。 根魚は釣り切ると回復が遅いと言われるが、南伊豆はポイントの広さで釣り場を回せるのが強みだ。

船宿(港) 報告数(全期間) 釣果の目安 最多
光明丸(須崎)64 件平均 20 匹前後58 匹
月見丸(弓ヶ浜)16 件平均 40 匹前後54 匹
大黒屋丸(須崎)14 件平均 34 匹前後58 匹

※ 数字はその日の釣果報告の幅(最少〜最多)から集計した目安。カサゴなど他の根魚を含む五目の日もある。

ウメイロとヒメダイ ─ 神子元沖・銭洲・金洲、名前だけで行きたくなる沖

ウメイロの報告には神子元沖銭洲という2つの釣り場が並ぶ。 光明丸(須崎)は7月に神子元沖で22〜30匹(28〜40cm)、 宝栄丸(須崎)は銭洲遠征で5〜22匹。 コマセの五目釣りで、ウメイロにイサキや小型の青物が混ざるにぎやかな釣りになる。

ヒメダイの主役は御前崎の増福丸。遠州灘の沖にある金洲への遠征で、 7月上旬に15〜40匹(28〜42cm)という厚い報告を続けている。 秀丸(弓ヶ浜)・博栄丸(御前崎)でも 五目の一角としてヒメダイが顔を出す。 いずれも片道1時間超の遠征になるぶん、魚のストックは厚く、型もそろう。

秋冬はオニカサゴにバトンタッチ

同じ「根魚・中深場」の枠では、水温が下がるとオニカサゴの季節になる。 過去2年の報告は12〜2月に集中しており、嘉福丸(須崎)や とび島丸(土肥)が石廊崎沖・石花海で最多11〜15匹の実績を持つ。 夏のアカハタ〜秋冬のオニカサゴと、伊豆の根魚リレーは一年を通して途切れない。

まとめ

2026年夏・伊豆の根魚/沖五目チェックポイント
  • アカハタ・ウメイロ・ヒメダイの報告は7月に計91件。イサキ・スルメイカに次ぐ「第三勢力」に
  • アカハタは南伊豆(須崎・弓ヶ浜)で最多58匹の数釣り。大黒屋丸光明丸月見丸が好調
  • ウメイロは神子元沖・銭洲で20〜30匹級、ヒメダイは金洲遠征の増福丸が15〜40匹
  • どれも食味はお墨付きで、スーパーに並ばない魚。秋冬は同じ枠でオニカサゴが控える

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