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京都の船宿の選び方
舞鶴・宮津・伊根・久美浜の 17 隻、
冬のサワラから秋のティップランまで

京都の船釣りは、日本海側の若狭湾西部と丹後半島が舞台だ。 当サイトで釣果を追える船宿は、舞鶴に 11 隻、 宮津に 2 隻、伊根に 1 隻、 久美浜と浅茂川(網野)に 1 隻ずつの計 17 隻。 冬はサワラ、春はマダイ、夏の夜はケンサキイカ、秋はアオリイカと、季節ごとの主役がはっきりしている。 どの季節に、どの港の、どの船を選べばいいかを整理する。

季節ごとの主役

時期主役報告の数
1〜3 月 サワラ 1 月 106 件、2 月 124 件、3 月 102 件。2 月は報告の 7 割にサワラが出てくる
4〜5 月 マダイ・ブリ マダイが 4 月 138 件、5 月 164 件で、報告の半分を超える
6〜8 月 ケンサキイカ 夜のイカメタル。7 月・8 月とも 79 件
9〜10 月 アオリイカ ティップラン。9 月 96 件、10 月 60 件
11〜12 月 ブリ・マダイ・サワラ 出船数は減るが、青物とサワラが戻ってくる

※ 京都の船宿の釣果報告のうち、その魚が出てくる報告の数(2024 年 1 月〜2026 年 10 月 13 日の合計)。 当サイトで追っている船は年によって違うので、数は「その季節にどの魚の報告が多いか」の目安として見てほしい。

目を引くのは冬のサワラだ。1〜3 月は出船の数こそ少ないが、出た船の報告の 5〜7 割にサワラが出てくる。 東京湾ではサワラの報告が 9 月にいちばん多く、1〜2 月はほとんど出てこないのに対し、京都の日本海側では真冬がいちばんの季節になる。 春になるとマダイとブリに入れ替わり、6 月からは夜にイカを集める「イカメタル」の季節。 9 月にアオリイカのティップランが始まり、11〜12 月は青物とサワラが戻ってくる。

港ごとの顔ぶれ

エリア 船宿 港 得意な釣りもの
舞鶴 SPRINTER 舞鶴 アマダイのタイラバ(アマラバ)、夏の夜のイカメタル、冬のサワラ
舞鶴 ARCADIA Ⅱ 舞鶴 アマラバとタイラバ(アマダイ・マダイ)、冬のサワラ
舞鶴 宮本丸 舞鶴 冬のサワラ(湾口・小浜沖)、タイラバ、ジギング、イカメタル、ティップラン
舞鶴 倉丸 舞鶴 フカセ釣りのヒラマサ・マダイ
舞鶴 みらい 舞鶴 胴突きの五目(マダイ・アジ・レンコダイ)、フカセのヒラマサ
舞鶴 せきおう丸 舞鶴 半夜の五目(マダイ・青物・根魚)
舞鶴 あいぶん丸 舞鶴 舞鶴沖の五目とイカ釣り
舞鶴 TRITON 舞鶴 6〜9 月のイカメタル(ケンサキイカ)
舞鶴 アクアノート 舞鶴 イカ釣り、ティップラン、中深海
舞鶴 やまちゃん 舞鶴 イカメタル(オモリグも可)、クロムツなど
舞鶴 オフショアディスカバリー 舞鶴 夏の夜のイカメタル(舞鶴沖)
宮津 ハピネス2 宮津 ジギングのブリ・メジロ・ヒラマサ、夏の夜のイカメタル、秋のティップラン
宮津 舞星 宮津 ティップラン(朝夕・ナイト)、サワラとジギング、アマラバ
伊根 珀宝丸 伊根 タイラバ(春のマダイ)、夜のイカメタル、ティップラン、サワラのブレードジギング
久美浜・網野 ごんねも丸 久美浜 春のタイラバ(マダイ)、夏のイカメタル、秋のティップラン
久美浜・網野 シーマン 浅茂川 ティップラン(昼とナイト)、イカメタル
  • 舞鶴:船の数がいちばん多い。アマダイのタイラバと冬のサワラが看板で、2026 年の夏から五目やフカセの船も追えるようになった
  • 宮津:天橋立のある宮津湾から、沖の白石グリ(岩礁帯)へ。ジギングの青物とティップランが強い
  • 伊根:舟屋の港から、タイラバ・ジギング・イカメタル・ティップランを季節で出し分ける
  • 久美浜・網野:丹後半島の西側。4〜10 月に出る船が中心で、春のタイラバと秋のティップランが二本柱

※ 当サイトの釣果データベース(各船宿の釣果報告。古い船は 2024 年 1 月から、新しく追い始めた船は 2026 年 6〜9 月から)より。 得意な釣りものは報告に多く出てくる便や魚を書いたもので、船宿が出している便のすべてではない。

舞鶴:アマダイのタイラバと、冬のサワラ

舞鶴の看板は、タイラバ(鉛の頭にネクタイ状の針を付けたルアー)で底のアマダイを狙う「アマラバ」だ。 SPRINTERは 2026 年 9 月 27 日に船中 39 匹、10 月 9 日も船中 30 匹・いちばん釣った人で 6 匹と、 秋のアマラバは好調が続いている。2024 年 9 月 16 日には船中 40 匹の日もあった。 ARCADIA Ⅱもアマラバとタイラバが中心で、10 月 4 日は午前中だけで 20 枚を超えた。 アマダイだけでなくマダイが交じるのも舞鶴のタイラバの楽しさだ。

冬になると、この 2 隻と宮本丸はサワラ便に切り替える。 SPRINTER は 2026 年 2 月 22 日、いちばん釣った人で 6 本、船中 29 本(サゴシが多め)。 宮本丸は 2025 年 2 月に、湾口の大型と小浜沖の群れを追いかけて走り回った日の様子を書いている。 夏の夜は SPRINTER やTRITONがイカメタルを出し、 SPRINTER は 2025 年 7 月 25 日にいちばん釣った人で 86 杯を記録した。

2026 年の夏からは、舞鶴の五目やフカセの船も追えるようになった。 倉丸は沖の島まわりでヒラマサとマダイのフカセ釣り(オキアミを撒きながら仕掛けを潮に流す釣り)を出していて、 9 月 30 日は 60〜68cm のヒラマサが 30 本。みらいは貸し竿のある胴突きの五目便で、 10 月 5 日はマダイ 30〜40cm が 15 匹、アジ 25〜35cm が 30 匹と、手ぶらに近い形でも楽しめる。

宮津:ジギングの青物と、季節ごとのイカ

宮津のハピネス2は、2024 年 1 月から 500 便を超える報告を追える、京都でもっとも記録の厚い船のひとつ。 金属のルアー(ジグ)を上下に動かして青物を狙うジギングが中心で、2026 年 4 月 28 日はブリが船中 28 本。 2024 年 10 月 18 日には 107cm・10kg のヒラマサも上がっている。 夏の夜はイカメタルに切り替わり、2026 年 8 月 16 日はケンサキイカがいちばん釣った人で 108 杯、船中 808 杯。 一年の流れは京都・丹後の船釣りカレンダーで詳しく書いた。

同じ宮津の舞星は、朝夕とナイトのティップラン、サワラとジギングの組み合わせ便、アマラバと、 便の種類が多いのが特徴。10 月 9 日のサワラとジギングの便では 6kg を超える大型サワラが出た。

伊根と久美浜・網野:タイラバとティップラン

伊根の珀宝丸は、春のタイラバ、夏の夜のイカメタル、秋のティップランと、 季節ごとに便を出し分ける。2024 年 5 月 25 日にはタイラバで 83cm のマダイ。 2026 年 9 月 18 日のティップランはいちばん釣った人でアオリイカ 12 杯、10 月 8 日にはサワラを狙うブレードジギングの便も出した。

丹後半島の西側、久美浜のごんねも丸は、出船が 4〜10 月にほぼ集中している。 春はタイラバで、2026 年 5 月 3 日は 80cm を頭にマダイが船中 37 枚。2025 年 4 月 5 日の開幕日にも 80cm が出た。 秋のティップランは、2025 年 9 月 23 日にいちばん釣った人で 53 杯。2026 年 10 月も、多い人で 9〜12 杯ほどを続けている。 網野の浅茂川のシーマンは、昼のティップランに加えて、夜に船を風で流しながら探るナイトティップランも出している。

釣りたい魚から選ぶ京都の船
  • サワラ:1〜3 月の舞鶴(SPRINTER・ARCADIA Ⅱ・宮本丸)。秋は宮津の舞星や伊根の珀宝丸でも
  • アマダイ:舞鶴のアマラバ(SPRINTER・ARCADIA Ⅱ)。9〜10 月は船中 30〜40 匹の日がある
  • マダイ:4〜5 月のタイラバ。80cm 級なら久美浜のごんねも丸や伊根の珀宝丸
  • ブリ・ヒラマサ:宮津のハピネス2 のジギング。春は数、秋はヒラマサの大型
  • ケンサキイカ:6〜9 月の夜のイカメタル(ハピネス2・SPRINTER・TRITON・珀宝丸)
  • アオリイカ:9〜10 月のティップラン(ごんねも丸・舞星・珀宝丸・シーマン・ハピネス2)
  • 五目で手軽に:舞鶴のみらい(貸し竿あり)やせきおう丸

これからどうなりそうか

10 月の京都は、ティップランのアオリイカと舞鶴のアマラバが両輪だ。 ただ 10 月に入ってからのティップランは「渋い」「手強い」という報告が増えていて、数より型を楽しむ時期に移りつつある。 11 月に入ると出船の数は減り、ブリやサワラなど冬の青物に主役が移る。 秋はアマダイとアオリイカ、年が明けたらサワラと覚えておけば、京都の船選びで迷うことは少ないはずだ。 冬の日本海は北西の季節風で荒れる日が多いので、予約は出船の可否をこまめに確かめながら入れたい。

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