剣崎沖、月替わりで主役が交代する
三浦の看板釣り場
1,000便のデータで見る
年間ローテーション

三浦半島の南端、東京湾と相模湾の境目にあたる剣崎沖は、 潮通しの良さで知られる三浦の看板釣り場だ。当サイトの釣果データには剣崎沖の出船記録が1,000便超あり、 これは単独の釣り場として最多クラス。集計してわかったのは、 春のマダイ → 初夏のイサキ → 秋のワラサ → 冬のカワハギと、月替わりで主役がきれいに交代することだ。 船長たちが釣果報告に残した仕掛けやコマセの助言と合わせて、1年分を整理した。

結論:剣崎沖の1年はこう回る

まず魚種別の記録数と、それぞれの「旬」を並べたのが下の表。 水深40〜60mの瀬まわりを舞台に、季節ごとに主役が入れ替わっていく。

記録数 トップの釣果目安
マダイ4231〜3枚、最大9kg超3〜5月(乗っ込み)
イサキ22650〜100匹、最高209匹6〜7月
アジ11550匹前後、最大50cm4〜6月中心にほぼ通年
ワラサ1041〜数本、最大6.7kg10〜11月
マルイカ7230杯前後、最高93杯4〜6月
カワハギ5610枚前後、最高31枚12〜2月
アマダイ42数匹、最大49cm3〜5月
スルメイカ2530杯前後、最高124杯6〜7月(夏スルメ)

※ 釣り場として「剣崎沖」が記録された出船報告(2024年以降が中心、約1,000便)を集計。 「トップの釣果目安」は各便でいちばん釣った人の数の中央値と最高記録。 ほかにブリ(最大12kg)・トラフグ・ヒラメ・カンパチなども少数ながら記録がある。

春(3〜5月)─ 乗っ込みマダイ、9kg超の実績

剣崎沖がいちばん熱くなるのが春の乗っ込みマダイ。記録数423件は剣崎沖の魚でダントツで、 3〜5月に集中する。トップは1〜3枚が相場だが、いい日は二桁に乗り、 最大9.26kgという大ダイの記録も残っている。

主力は三崎のあまさけや丸で、剣崎沖のマダイ便だけで500便超の記録がある。 船長の報告が具体的で参考になる。仕掛けはハリス3〜4号にクッションゴム1mが基本。 釣果を分けるのはコマセの撒き方で、活性が高い日は「一定のリズムで切らさず撒き続けて船の下にマダイを集める」、 逆に魚が浮いている日は「タナを下げすぎない(コマセカゴの位置が分かれ目)」——という2点が繰り返し強調されている。

同じ時期にはアマダイ(最大49cm)や、 4月にはトラフグの記録もあり、春の剣崎沖は「マダイを軸にした選択肢の多さ」が魅力だ。

初夏(6〜7月)─ 松輪イサキ、トップ200匹超の爆釣も

6月に入ると主役はイサキに交代する。剣崎沖のすぐ西にある松輪港はイサキ釣りの本場として有名で、 データでも6〜7月のイサキはトップ50〜100匹が普通、最高209匹という数字が出ている。 型も最大42cmと、いわゆる「デカイサキ」が交じるのがこの海域らしい。

松輪の成銀丸の報告には攻め方が具体的に書かれている: チャンスタイムは手返し2〜3分の早いテンポで、 ステンレス製のコマセカゴ(Lサイズ推奨)で強めにコマセを撒くのが有効とのこと。 数釣りは「いかに群れを船下に留めるか」の勝負で、コマセワークの強さがそのまま釣果に出る釣りだ。

同じ初夏にはマルイカ(最高93杯)と 夏のスルメイカ(最高124杯)も動き、 イカとイサキで迷える贅沢な時期になる。

大アジ ─ 剣崎沖の「いつでも枠」

剣崎沖のアジはほぼ通年動いていて、記録は4〜6月に厚い。トップは50匹前後が目安で、 最大50cmという大アジの記録もある。走水の大アジが有名だが、剣崎沖も負けていない。

タックルの目安も成銀丸の報告に残っている。ビシアジ用の竿2m前後、ハリス3号・長さ2m前後、 ムツ針10〜12号、アンドンビシ130〜150号、付けエサは赤タンか青イソメ。 シンプルな銀針・ハリスだけの仕掛けがおすすめとのことだ。 また、釣ったアジを泳がせてマハタや大物を狙う便もあり、こちらはオモリ150号のアンドンビシを使う。

秋(10〜11月)─ ワラサ祭り

秋の剣崎沖といえばワラサ。記録は10〜11月に集中し、トップ1〜数本、 いい日は8本、サイズは最大6.7kg。年をまたいだ1〜2月にはブリ(最大12kg)の記録もあり、 青物のポテンシャルは三浦エリア屈指だ。夏〜秋にはカンパチが顔を出した記録もある。

冬(12〜2月)─ 久比里のカワハギ船が通う

冬になると、久里浜・久比里のカワハギ専門船——やまてん丸みのすけ丸——が剣崎沖に通うようになる。 トップは10枚前後、最高31枚。31cmの「尺ハギ」の記録もあり、数より型の釣り場と言える。 同じ冬にはヒラメ(最大9kg)の記録もある。

通っている船の顔ぶれ

剣崎沖の記録を残している船は、大きく4グループに分かれる。

船宿 剣崎沖の記録数 主な釣り物
あまさけや丸三崎507マダイ・アジ泳がせ
成銀丸松輪118イサキ・アジ
やまてん丸久比里68カワハギ
伝五郎丸松輪67イサキ・ワラサ
瀬戸丸松輪33イサキ・マダイ
正海丸松輪30マダイ五目
一之瀬丸横浜29五目・遠征
せどおと丸松輪29イサキ・アジ

地元・松輪港の船団と三崎のマダイ専門船が主力で、冬は久比里のカワハギ船、 さらに横浜からの遠征便も加わる。どの港から乗るかで同じ剣崎沖でも釣り物が変わるのが面白いところだ。

2026年の狙い方まとめ

剣崎沖、こう選ぶ
  • 春(3〜5月) → 乗っ込みマダイ。ハリス3〜4号+クッション1m、コマセは切らさずタナは高めを意識
  • 初夏(6〜7月) → 松輪イサキの数釣り。手返し2〜3分、コマセカゴは大きめで強めに撒く
  • 数もお土産も堅く → 大アジ。ハリス3号2m・ムツ針10〜12号・ビシ130〜150号が目安
  • 秋(10〜11月) → ワラサ。1〜2月はブリの一発も
  • 冬(12〜2月) → 久比里のカワハギ船で尺ハギ狙い
  • 最新の釣果と出船状況は剣崎沖の釣果まとめでチェック

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