2026 年カワハギ、
数はまだ静かだが
型は一足早く育っている
久比里で見えた
28cm→31cm台の変化

肝パンの本場・三浦半島東(久比里)を軸に、肝パン本番(例年11月)を前にした2026年のカワハギを実データで確認した。 「数」だけ見れば今年は前年より静かだが、久比里のみのすけ丸では 平均最大サイズが前年同月比で28cm台から31cm台へと明確に育っている。「今年は爆発的に早い」と煽るほどの根拠はないが、 型の面だけは緩やかな先行が見える。

数だけ見ると、今年はむしろ控えめ

全トリップに占めるカワハギの言及割合を6〜7月で比べると、2025年が3.24%だったのに対し2026年は1.57%。 ただしこれは2026年に船宿の収集対象を前年の約1.8倍に広げたことも影響しており、単純な母数比較には注意が必要だ。 平均枚数も6月13.7枚→7月8.7枚と、月を追うごとに下がっている。

6〜7月 件数 全トリップに占める割合 平均枚数 平均最大サイズ
2024年28件0.75%10.0枚25.0cm
2025年149件3.24%12.6枚26.9cm
2026年131件1.57%11.0枚29.2cm

※ 2026年は収集対象船宿の拡大で母数(全トリップ数)自体が前年比約1.8倍。件数・割合の年比較は参考値として見てほしい。

久比里・みのすけ丸、同じ船で見ても型が伸びている

船宿数の拡大に左右されない比較として、久比里の主力みのすけ丸を 同じ船どうしで前年と突き合わせた。枚数(件数・平均・最大)は2025年より低調だが、サイズは明確に大型化している。

年月 件数 平均枚数 最大枚数 平均最大サイズ
2025年6月48件14.9枚32枚28.1cm
2025年7月44件13.6枚26枚28.1cm
2026年6月20件18.3枚30枚31.7cm
2026年7月19件11.8枚16枚30.8cm

※ みのすけ丸の記録トリップ数自体も前年の半分以下に減っており、これがサイト側の掲載頻度の変化か実際の出船減かは判別できない。 枚数の比較はこの点を踏まえて見てほしい。

サイズの伸びは1月25.8cm→6月29.8cmという通常の季節的な成長カーブの範囲内でもあり、 「肝パン最盛期を先取りするほどの急伸」とまでは言い切れない。ただし同じ月・同じ船での比較で3cm前後大きいのは、 毎年数字を追っているからこそ拾えた変化だ。

エリア別では久比里が数・型とも突出

2026年6〜7月をエリア別に見ると、久比里(三浦半島東)が件数・型ともに他エリアを大きく引き離している。 既存コラム「三浦半島カワハギ2026」で示した久比里一強の構図は変わらない。

エリア 件数 平均枚数 最大枚数
三浦半島東(久比里80件13.8枚30枚
三浦半島南(三崎)37件7.3枚16枚
相模湾東6件4.5枚6枚
鹿島灘5件1.4枚2枚
内房2件10.5枚11枚

※ 久比里・三崎以外は件数が少なく、傾向を語れる水準にない。特定エリアだけ「早い」と言えるような突出した偏りは見られなかった。

まとめ ─ 「先取り」は数ではなく型で

2026年・カワハギのチェックポイント
  • 数・頻度は今年の方がむしろ控えめ。「爆発的に早い」と煽る根拠はない
  • 全体の平均最大サイズは3年連続で上昇(25.0cm→26.9cm→29.2cm)
  • 久比里・みのすけ丸は同月同船比較で28cm台→31cm台と明確に大型化
  • ただしこれは通常の季節成長カーブの範囲内でもあり、断定は禁物
  • エリアの主戦場は変わらず久比里(三浦半島東)が数・型とも一強
  • 本番の肝パンシーズン(例年11月)に向けて、型の伸びだけは今のうちから注視する価値がある

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