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みのすけ丸のカワハギ、
9月は前年と
ぴったり同じ29.7cm
─ 8月に書いた「型の先行」は
元データの誤りだった

肝パンの本場・久比里の みのすけ丸について、8月1日公開の記事は 「型が一足早く育っている」と書いた。9月まで追いかけるにあたって見直したところ、 比べた2025年の数字が、当時の元データの取り込みミスで実際より小さく出ていたことが分かった。 正しいデータで並べ直すと、2025年6月は28.1cmではなく31.2cm。 今年の型が先行していたわけではなかった。訂正とあわせて、9月までの数字を並べ直しておく。

5〜9月を同じ船・同じ方法で並べる

みのすけ丸の釣果報告から、 カワハギの「平均最大サイズ」(各出船のサイズ上限の平均)と 「平均最大枚数」(各出船の匹数上限の平均)を、2025年・2026年の同じ月どうしで比べた。

月 2025 平均最大サイズ 2026 平均最大サイズ 差 2025 平均最大枚数 2026 平均最大枚数
5月 30.2cm(n=7) 31.5cm(n=24) +1.3 14.3枚 16.7枚
6月 31.2cm(n=24) 31.7cm(n=20) +0.5 19.7枚 18.3枚
7月 31.1cm(n=22) 30.6cm(n=25) -0.5 17.1枚 12.1枚
8月 29.7cm(n=18) 30.5cm(n=17) +0.8 11.4枚 10.4枚
9月 29.7cm(n=22) 29.7cm(n=17) +0.0 16.0枚 15.8枚

平均最大サイズ=各出船のサイズ上限(cm)の平均。平均最大枚数=各出船の匹数上限の平均。nは出船数(同じ出船の重複報告は1便として数えた)。 2025年5月は7便しかなく、差は参考程度。いずれもみのすけ丸1隻のみの集計で、他船・他エリアの傾向とは異なる場合がある。

8月の記事の数字は、なぜずれていたか

8月の記事を書いた時点の当サイトのデータでは、2025年のみのすけ丸の出船が1日2件ずつ入っていて、 そのうち1件のサイズが原文とは違う値で取り込まれていた。たとえば2025年6月13日の船長の報告は 「20-34.5cm」だが、片方の記録では最大25cmになっていた。この誤った記録が平均を引き下げ、 2025年6月・7月がどちらも28.1cmと出ていた。

その後データが直され、同じ計算をすると2025年6月は31.2cm、7月は31.1cmになる。 8月の記事の「28cm台から31cm台へ」という比較は、誤った2025年の数字と比べていたことによる見かけの差だった。 お詫びして訂正する。

正しいデータでは、差は月ごとに±1cm前後の揺れ

5月は+1.3cm、6月は+0.5cm、7月は−0.5cmと符号すら入れ替わり、8月は+0.8cmとまた開く。 月によって上下に揺れる範囲で、一貫して「今年の方が大きい」と言い切れるほどの差ではなかった。 9月はたまたま2025年・2026年ともに29.7cmで一致したが、これも±1.3cm前後というこれまでの 振れ幅に収まる一点にすぎない。「先行していた差が9月に解消した」のではなく、 そもそも先行と呼べる一貫した差は最初から無かった、というのが正しいデータから言えることだ。

枚数(数釣りの調子)の面でも、7月に17.1枚→12.1枚とやや落ちたのを除けば、大きな崩れはない。 9月は16.0枚→15.8枚とこちらもほぼ同水準。型も数も、去年と似たペースで推移しているというのが、 いまの時点でいちばん正確な言い方になる。

まとめ ─ 肝パンの答えはまだ先、いま言えるのはここまで

2026年9月時点のチェックポイント
  • みのすけ丸の平均最大サイズは月ごとに±1.3cm前後で揺れ、一貫して今年が大きいわけではない
  • 8月の記事で比べた2025年6月の28.1cmは、元データの取り込みミスによる数字だった。正しくは31.2cmで、 「型の先行」は見かけの差だった
  • 9月はたまたま29.7cmで前年と一致したが、これも振れ幅の範囲内の一点で、意味のある収束とは言えない
  • 枚数(数釣り)のペースも前年とほぼ同水準で、大きな崩れはない
  • 肝パンの本番は例年11月。今回わかったのはあくまで9月末までの姿で、本番の答えではない

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