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青森・鰺ヶ沢沖は日本海の「大物五目」
春の乗っ込みヒラメ 85cm、
夏の殿様アイナメ、秋のアマダイ

青森の日本海側、津軽半島の付け根にある鰺ヶ沢。 ここから出る第二威風丸は、1 日のうちに浅場の岩場から水深 100m 近い深場まで回り、 乗った人の「何を釣りたいか」に合わせて狙いを変える五目の船だ。 2024 年 7 月から 150 件を超える報告を読むと、マダイ・ヒラメ・アイナメ・ウッカリカサゴ・アマダイと、 どの魚も型の大きさが目を引く。

季節ごとの狙いもの

時期主な魚この時期の様子
4〜5 月 マダイ・ヒラメ・ワラサ(乗っ込み)、カサゴ 浅場に大型のヒラメが入る。2025 年 5 月 22 日に 85cm
6〜7 月 アイナメ・ウッカリカサゴ・カサゴ・マゾイ 根魚の季節。50cm 級のアイナメとウッカリカサゴ
8〜10 月 アマダイ・マダイ・キジハタ・大サバ 水深 80〜100m でアマダイ。45〜50cm 弱の大型も
10〜11 月 ヒラマサ・サワラ・マハタ 秋の青物。2024 年 11 月 21 日はサワラの入れ食い

※ 第二威風丸の釣果報告(2024 年 7 月〜2026 年 10 月)より。出船は 4〜11 月が中心で、冬は時化と雪で報告が少ない。

船長の説明によれば、鰺ヶ沢沖はポイントの種類が多い。浅場の岩場ならカサゴの数釣り、浅場の砂地ならヒラメやマゴチ、 漁礁のまわりならヒラメ・マダイ・ソイ類、深場ならアマダイ。水深は浅いところで 5m、深いところで 100m と幅がある。 そのぶん仕掛けや道具も釣りものごとに変わるので、乗る前に何を狙うかを船長と相談しておくのがこの船の流儀だ。

5 月:乗っ込みのマダイと浅場の大ヒラメ

いちばんにぎやかなのは 5 月だ。春は、産卵を前にした魚が浅場へ寄ってくる「乗っ込み」の季節。2025 年 5 月 22 日は、漁礁でマダイとワラサが入れ食いになり、クーラーに魚が入りきらなくなった。 そこで浅場に移ると、今度は大きなヒラメ。この時期は浅場に大型のヒラメが入ってくるといい、最後に 85cm が上がった。 船長が翌日にまとめた前日の大物は、ブリ 100cm、ワラサ 60cm が多数、マダイは 70cm を頭に 50〜60cm が多数。 「大きめのクーラーで来てほしい」とわざわざ呼びかけたほどだった。

6〜7 月:殿様アイナメと 50cm のウッカリカサゴ

初夏から夏は根魚の季節。2025 年 6 月 15 日には 50cm のウッカリカサゴと 40cm のキジハタ、6 月 21 日と 7 月 6 日には 50cm のアイナメが上がった。 7 月 12 日は、アイナメが平均 40〜50cm 弱で、船全体で 50 匹近く。船長は鰺ヶ沢のアイナメを「殿様」と呼んでいる。 カサゴ(本カサゴ)は浅場の岩場で数が出る魚で、2025 年 5 月 2 日は 28cm 前後と大きめがそろった。

8〜10 月:深場のアマダイと大ダイ

夏の終わりから秋は、深場のアマダイが狙いになる。船長によれば、鰺ヶ沢沖のアマダイのポイントは水深 80m 前後、100m を超えることもあり、 小さめのジグのほうが釣れるという。2024 年 9 月 9 日は 45cm、10 月 14 日は 50cm 弱、2025 年 8 月 10 日には「今季初のデカ甘鯛」が上がった。 アマダイを狙っていると、マダイばかり釣れて困る、というのも鰺ヶ沢らしい悩みだ。

マダイの大物もこの船の名物で、2024 年 7 月 13 日には86cm、10kg はありそうな大ダイが上がった。 秋は 60〜70cm 級がたびたび出ていて、2024 年 9 月 5 日には 70cm 弱と 65cm、10 月 18 日にも 65cm が上がっている。 一方で 40cm 以下の小さいマダイはリリースする人が多い(2024 年 8 月 15 日)。 このほか、8〜9 月は 40〜50cm 近い大サバが入れ食いになる日も多い。

秋の終わり:ヒラマサとサワラ

10〜11 月は青物の季節。2024 年 10 月 27 日は 60cm 以上のヒラマサ、10 月 26 日には今季初の 45cm のマハタが上がった。 11 月 21 日は、漁礁の上に巨大なナブラ(小魚を追う青物の群れ)が立ち、サワラの入れ食いになった。

これからどうなりそうか

例年どおりなら、これからは秋の青物と根魚の季節で、11 月にはサワラの群れが入る年もある。 ただし第二威風丸は 2026 年 10 月 10 日、船の部品に大がかりな修理が必要になり、出航の見込みが立つまで予約を取り消すと案内している。 再開は船宿のブログで知らせるとしているので、乗る予定の人は最新の案内を確かめてほしい。 海が穏やかになる春の 5 月は、毎年いちばんの稼ぎどきなので、来季の候補として覚えておきたい。

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