青森の船宿の選び方
陸奥湾と日本海の 6 隻、
冬のマダラから夏のアカムツまで
青森で釣果を追える船宿は、陸奥湾の平舘と 青森に 4 隻、日本海側(西津軽)の 鰺ヶ沢と脇元に 2 隻。 数は多くないが、同じ県でも穏やかな湾と外海の日本海とで、狙う魚がはっきり分かれている。 船ごとの得意分野と季節を整理してみる。
6 隻の得意分野
| 船宿 | 港 | 海 | 得意な釣りもの | 報告を追える時期 |
|---|---|---|---|---|
| オーツースナッパーズ | 平舘 | 陸奥湾 | 3 月下旬〜11 月のマダイ、12 月下旬〜2 月のマダラのジギング、3 月の根魚 | 2024 年 4 月〜 |
| 昭丸 | 平舘 | 陸奥湾 | マダイ。春は 80 cm を超える大ダイ | 2026 年 2 月〜 |
| 鯛多ニック | 青森 | 陸奥湾 | テンヤとジグのマダイ。秋は平舘から下北半島側へ、10 月からは青森の前沖 | 2026 年 9 月〜 |
| 一番星 | 青森 | 陸奥湾 | 夏〜秋の陸奥湾のアジと根魚のジギング | 2026 年 8 月〜 |
| 第二威風丸 | 鰺ヶ沢 | 日本海 | マダイ・カサゴ・ウッカリカサゴ・レンコダイ、秋のアマダイと大サバ | 2026 年 6 月〜 |
| 北翔丸 | 脇元 | 日本海 | 5〜11 月のアカムツ、11 月の寒ブリ | 2025 年 7 月〜 |
※ 当サイトの釣果データベース(各船宿の釣果報告)より。得意な釣りものは報告に多く出てくる便や魚を書いたもので、 船宿が出している便のすべてではない。
陸奥湾:マダイの海
陸奥湾の船の主役は、なんといってもマダイだ。 平舘のオーツースナッパーズと昭丸は、 3 月下旬から 11 月まで、ほぼマダイを中心に船を出している。 春は 80 cm を超える大ダイ、夏から秋は数釣りという流れで、 詳しくは陸奥湾のマダイのコラムにまとめた。
青森の港の鯛多ニックも、テンヤとジグでマダイを狙う船だ。 2026 年の秋は平舘に拠点を移し、下北半島の近くまで走ってマダイを探した日もあった。 9 月末に青森へ戻り、10 月 3 日には前沖でコダイ・アジ・マゴチがまとまって釣れている。 同じ青森の一番星は、夏から秋の陸奥湾のアジが看板。 8 月はアジがほぼ入れ食いで、ワラサや根魚と一緒に 100 匹ほどのアジが上がった日もあり、 9 月下旬にはアジに脂がのってきたと案内している。
冬の陸奥湾周辺:マダラのジギング
マダイの便が終わる 12 月下旬から 2 月は、オーツースナッパーズがマダラのジギングに切り替える。 金属製のルアー(ジグ)を海底近くまで落として、しゃくり上げて食わせる釣りで、冬の青森ならではの数釣りだ。 2025 年 12 月 23 日に船中 26 本で開幕し、年明けは一気に数が伸びた。 2026 年 1 月 10 日は 1 時間で 100 本を超え、竿頭 32 本・船中 183 本。 2 月も竿頭 28〜29 本、船中 147〜162 本の日が続いた。
冬のマダラは白子やタラコの入った個体も多く、持ち帰りの楽しみも大きい。 ただし吹雪の中での出船や、雪が横殴りに吹き付けて早めに切り上げた日もあり、防寒は万全にしておきたい。 2 月末でマダラの便を終えると、3 月はマゾイやカサゴの根魚釣りをはさんで、再びマダイの季節に戻っていく。
日本海側(西津軽):五目とアカムツ
日本海側の鰺ヶ沢の第二威風丸は、 マダイを中心に、カサゴ・ウッカリカサゴ・レンコダイ・アマダイ・サバなどを狙う五目釣りの船だ。 7 月は大型のウッカリカサゴがまとまり、9 月 12 日は大サバとマダイが入れ食い、 9 月 23 日には大型のアマダイが上がっている。陸奥湾と違い、季節によってシイラやソウダガツオなど暖かい海の魚も交じる。 初心者向けに浅場のカサゴを狙う日もあり、弘前市など県内各地からの乗船が多い。
鰺ヶ沢から北へ上った脇元の北翔丸は、アカムツ(ノドグロ)を狙う。 5 月下旬に始まり、沖合の西津軽堆のほか、風合瀬沖や車力沖でも釣れていると案内している。ジギングでも狙える。 アカムツの便は 11 月初めまで続き、11 月中旬からは寒ブリの季節で、10 kg を超えるブリが次々と上がった日もあった。
- 12 月下旬〜2 月:マダラ(陸奥湾周辺のジギング)
- 3 月:根魚(マゾイ・カサゴ)、マダイの便が始まる
- 4〜5 月:陸奥湾の大ダイ、日本海のアカムツが始まる
- 6〜9 月:マダイの数釣り、陸奥湾のアジ、日本海の根魚・アマダイ・アカムツ
- 10〜11 月:マダイの終盤、日本海の寒ブリ
これからどうなりそうか
10 月の陸奥湾はマダイの終盤戦で、日によって当たり外れが大きくなる時期だ。 一番星のアジは 9 月下旬から脂がのり始め、秋の陸奥湾の楽しみになる。 日本海側は、去年の流れなら 11 月に入って寒ブリが始まる。 そして 12 月下旬からは陸奥湾周辺のマダラのジギング。 青森は冬こそ数が出る海で、一年を通して何かしら狙いものがある。 日本海側の天気は変わりやすく、夏でも冷たい東風(ヤマセ)で釣りにくい日があるので、予約前に船宿の最新情報を確かめてほしい。
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