秋はハタ、初冬はシオ・カンパチ
紀伊田辺沖、
半年121便で見る
主役交代

紀伊半島・田辺沖のBLUE PIERでは、 2025年9月から2026年2月までの半年・121便のうち、秋はオオモンハタを 筆頭とするハタ類が主役だった。ところが12月に入るとハタの釣果はほぼ止まり、代わって カンパチやシオ(カンパチの若魚)が主役の座についた。 ジギングのターゲットが1か月単位で入れ替わる、紀州らしい秋冬の海を月別データで追う。

9〜11月はハタ祭り ─ 3か月で56件

9月から11月にかけて、田辺沖はオオモンハタ・オウモンハタ・アカハタ・ホウキハタ・アオハタといった ハタ類の報告が途切れなかった。9月12件・10月22件・11月22件と、3か月合計で56件に達している。 10月6日には「大型のオウモンハタが多数」、11月9日には「オオモンハタが連続ヒットするラッシュ」との 記録が残るなど、数釣り・型狙いの両方で盛り上がった時期だった。

時期 ハタ類の報告件数 メモ
2025年9月12 件シーズン序盤
2025年10月22 件ピーク
2025年11月22 件ピーク継続
2025年12月1 件ほぼ姿を消す
2026年1月0 件報告なし

BLUE PIER(田辺)の2025年9月〜2026年2月の釣果報告より。 ハタ類はオオモンハタ・オウモンハタ・アカハタ・ホウキハタ・アオハタ・マハタ・キジハタ等を合算。

12月に一変 ─ シオ・カンパチが主役に

ハタ類が減速するのと入れ替わるように、シオ・カンパチの報告が伸びていく。9月は0件だったのが 10月9件、11月16件、12月も16件と勢いが続き、1月も6件と粘った。10月5日には 80cmのカンパチ、11月27日には68cmのカンパチが釣れており、 11月20日には「シオを8匹」というまとまった数の記録もある。12月11日には「深場で一発大物を狙い、 70cm超えのカンパチ」という報告も残っている。

時期 シオ・カンパチ系の報告件数 特筆すべき記録
2025年9月0 件まだ気配なし
2025年10月9 件80cmカンパチ(10/5)
2025年11月16 件シオ8匹(11/20)、68cmカンパチ(11/27)
2025年12月16 件70cm超カンパチ(12/11)
2026年1月6 件まだ釣れ続く

※ シオ・カンパチ・ハマチ・メジロを合算。シオはカンパチの若魚を指す関西の呼び名。

なぜ主役が入れ替わるのか

オオモンハタなどの根魚は水深のある瀬に居着く性質が強く、水温が保たれている間はコンスタントに 反応する一方、水温が下がり始めるタイミングで活性が落ちやすい。逆にカンパチ・シオのような 回遊魚は、荒食いをしながら深場や沖の潮目を移動していく時期があり、12月前後の水温低下は むしろ活性化のきっかけになりやすい。同じジギングという釣り方でも、根魚狙いのタイミングと 回遊魚狙いのタイミングがずれることが、この主役交代を生んでいると考えられる。

まとめ

紀伊田辺沖 秋冬チェックポイント
  • 9〜11月はハタ類が主役。3か月合計56件、10・11月は各22件のピーク
  • 12月にハタ類はほぼ姿を消し、シオ・カンパチが12月も16件と入れ替わり
  • カンパチは80cm(10/5)・68cm(11/27)・70cm超(12/11)と型も安定
  • 1月もシオ・カンパチは6件と粘り、ジギングのシーズンは途切れない

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