朝はアジ、昼はヒラメ
仙台湾・荒浜の「リレー便」が
8月後半に船中17〜75枚
仙台湾・荒浜の孔明丸が、8月後半に 朝はアジ、そのあとヒラメへ切り替える「リレー便」を連日続けている。 8月16日には船全体でヒラメ75枚、最大は98cm。21日は49枚で最大89cm、24日も46枚と、 枚数が記録された9日を足すと356枚になった。アジのほうも1人8〜35匹級が並び、1日で2つの釣りものが成立している。
11日間の記録を並べる
荒浜の孔明丸は、暗いうちに出て朝いちばんにアジを釣り、日が高くなってからヒラメへ移る組み立てを取る日が多い。 釣ったアジをそのまま生きエサに使える釣り方で、1回の出船で「数のアジ」と「型のヒラメ」の両方が持ち帰れるのが強みだ。 8月16日から26日までの報告を並べると、途切れずに続いていることが分かる。
| 日付 | ヒラメ(船全体) | アジ(1人あたり) | 釣果報告から |
|---|---|---|---|
| 8/16 | 75 枚(最大98cm) | 15〜36 匹(30〜45cm) | 深場の五目便。70〜80cmクラスも数枚交じる良型揃い |
| 8/17 | 1人 3〜15 枚 | 8〜30 本(25〜48cm) | くもり・水温25度・凪、水色は薄濁り。4時半〜11時半 |
| 8/18 | 17 枚 | 15〜40 匹(25〜45cm) | 水色は澄み。アジは釣れ始めるとずっと続いた |
| 8/19 | 38 枚(40〜65cm) | — | 晴れ・水温25度・凪。アイナメやホウボウなども少々 |
| 8/20 | 22 枚(38〜60cm) | 3〜14 本(25〜40cm) | 晴れ・水温26度。イナダやショゴも交じる |
| 8/21 | 49 枚(40〜89cm) | 8〜35 匹(30〜48cm) | 雨・水温26度・凪。マダイやキジハタも少々 |
| 8/22 | アジ専門で出船 | 1人平均40匹ほど(35〜52cm) | 曇りのち晴れ・水温25度。朝から食いが活発 |
| 8/23 | 40 枚(40〜60cm) | 8〜30 匹(28〜45cm) | 2隻体制。ハナダイやアナゴなど交じりものも豊富 |
| 8/24 | 46 枚(40〜72cm) | 10〜30 匹(25〜45cm) | 晴れ・水温26度・凪 |
| 8/25 | 31 枚(40〜75cm) | 2〜14 本(25〜40cm) | 後半は潮が速くなって手こずった |
| 8/26 | 38 枚 | アジ狙いから切り替え | サバやハナダイなども少々交じる |
※ すべて荒浜の孔明丸の2026年8月の釣果報告より。 ヒラメは船全体の枚数、アジは1人あたりの本数で、いずれも乗船者全員の平均ではない。 日によって2隻を出しており、アジ専門の船とヒラメ狙いの船が分かれることもある。
凪と澄み潮が続いた11日間
報告に添えられた海の様子を並べると、この期間の荒浜沖はほぼ毎日「凪」だった。水温は25〜27度で大きな上下がなく、 水色も「澄み」か「薄濁り」で安定している。8月21日は雨だったが、それでもヒラメは49枚と落ちていない。 出船時刻は4時半が基本で、正午前後には帰港する短時間勝負だ。
面白いのは、アジの数とヒラメの枚数が必ずしも連動していないことだ。アジが1人3〜14本にとどまった8月20日はヒラメ22枚、 逆にアジが2〜14本と伸び悩んだ8月25日にヒラメは31枚まで届いている。 この25日は「後半は潮が速くなって手こずった」との報告で、時間帯によって条件が変わったことがうかがえる。 大型が出たのは8月16日の98cm、21日の89cm、18日の81cmと期間の前半に集まった。
- 4時半出船・正午前後の帰港が基本。前泊するか、夜のうちに移動する前提で予定を組みたい
- アジは25〜52cmと幅が大きい。エサに回す小型と持ち帰る良型を分けられるよう、クーラーは余裕のあるサイズで
- ヒラメは40cm台から90cm近くまで出ている。大型に備えて仕掛けと取り込み道具は太めを用意しておくと安心
ヒラメだけではない ─ 横並びの8月後半
同じ時期、仙台湾のほかの港も釣りものが一つに絞られていない。磯崎の天祐丸は 8月15日にマダイ8枚(最大72cm)とハナダイ59枚、トラフグ1本という一日を出し、23日にはショウサイフグ84匹とウマヅラハギ29枚。 26日にはマダイジギングでマダイ4枚(最大65cm)とハナダイ22枚を上げている。
越ノ浦の快星丸は8月25日、スーパーライトジギングの五目船で マダイを85cm・80cm・70cmを含む11匹。志津川の清重丸では 22〜23日に82〜128cmのタチウオが顔を出し、気仙沼沖では気仙沼つり丸が 22〜23日の釣果としてワラサ船中6匹(62〜76cm)、アイナメ6匹を報告した。 アジ・マダイ・ヒラメ・ハナダイ・タチウオ・青物が同じ週に横並びで出るのが、今年の宮城の晩夏の姿だ。
そのなかで荒浜のリレー便は、狙いを絞らずに1日で2種類の釣りを味わえる選択肢として際立っている。 振るわない日がまったくないわけではないが、この11日間は船全体の枚数が分かる日すべてで17枚以上が並んだ。
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