陸奥湾のマダイ
平舘の船の 2 年半分の釣果で見る、
春の 80 cm 超えと夏・秋の数釣り
マダイというと西日本や関東の魚という印象があるが、青森の陸奥湾は、 当サイトが釣果を集めている東北の海の中で、いちばんマダイの報告が多い。湾の入り口に近い平舘の オーツースナッパーズは 2024 年 4 月から、 昭丸は 2026 年 2 月から報告を追える。 2 隻あわせて 170 便近いマダイの報告から、陸奥湾のマダイがいつ、どれくらいの大きさで釣れるのかを見ていく。
マダイが釣れる季節
陸奥湾の 4 隻の報告で、マダイが出てきた便の数を月ごとに数えた。
| 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 9 | 22 | 26 | 18 | 25 | 15 | 27 | 12 | 14 | 2 |
※ オーツースナッパーズ(2024 年 4 月〜)、昭丸(2026 年 2 月〜)、鯛多ニック・一番星(2026 年 8〜9 月〜)の釣果報告より。 1〜3 月は 2 年分、4〜9 月は 3 年分の合計で、報告に名前が出た便を数えたもの(釣れた数ではない)。
マダイの便は3 月下旬に始まり、4〜5 月で一気に増える。 その後、7 月と 9 月に山があり、11 月まで続く。12〜2 月はほとんど出てこない。 冬の陸奥湾周辺の船は、マダイの代わりにマダラのジギングや根魚釣りに切り替えている。
3 月下旬〜5 月:大ダイの季節
陸奥湾のマダイで、いちばん大きいサイズが出るのが春だ。 2026 年の昭丸は、3 月 25 日に 85 cm を含めて船中 16 枚、3 月 31 日には 70〜80 cm 級がそろって 19 枚。 4 月 27 日には 80〜90 cm 級が出て 87 cm、5 月 1 日にも 90 cm 級・80 cm 級・77 cm 級と大ダイが並んだ。 オーツースナッパーズでも、2024 年 4 月 12 日に乗った全員が 70 cm を超えるマダイを釣り、 2026 年 4 月 28 日は数より型を狙った日で最大 78 cm だった。
春は 1 日の枚数より1 枚の大きさの季節で、竿頭の枚数は 4〜15 枚ほど。 80 cm を超えると重さは 6 kg 前後になり、細い糸で掛けると取り込みまでに長い時間がかかる。
| 日付 | 大きさ | 船宿 | その日の様子 |
|---|---|---|---|
| 2025 年 4 月 22 日 | 95 cm | オーツースナッパーズ | 湾の外への遠征の途中、サメばかり掛かる中で上がった |
| 2026 年 4 月 27 日 | 87 cm | 昭丸 | 80〜90 cm 級が出た日で、竿頭は 11 枚 |
| 2026 年 5 月 26 日 | 87 cm | 昭丸 | 常連客が連日の大ダイ |
| 2026 年 3 月 25 日 | 85 cm | 昭丸 | 船中 16 枚の中の 1 枚 |
| 2026 年 7 月 5 日 | 85 cm | 昭丸 | 家族での釣行で、小学 4 年生が釣った |
| 2026 年 9 月 28 日 | 85 cm | 昭丸 | サメに狙われながら取り込んだ |
| 2024 年 6 月 25 日 | 81 cm | オーツースナッパーズ | 船中 40 枚を超えた日 |
※ 報告に大きさが書かれていたものだけ。2025 年 4 月 22 日の 95 cm は、陸奥湾の外へ遠征した日の 1 枚。
6〜9 月:数が出る夏と秋
6 月を過ぎると、大ダイの報告は減る代わりに数が出る日が増える。 2024 年 6 月 25 日は、食いが浅くバラシも多かったが、それでも船中 40 枚を超えた。 夏の陸奥湾は小ぶりのマダイ(コダイ)も多く、大小さまざまなサイズが交じる日が珍しくない。 2026 年の昭丸では、7 月 5 日の家族連れの釣行で小学 4 年生が 85 cm を釣り上げ、船中 17 枚。 9 月も竿頭 9 枚の日が並び、9 月 28 日には再び 85 cm が上がった。
オーツースナッパーズの 2026 年 9 月は、5 日に 1 番釣った人で 9 枚・最大 72 cm、17 日に最大 73 cm。 釣り方は、タイラバ・テンヤ・ジグを使い分けている。 夏には陸奥湾を出て下北半島側まで走る日もあり、天気と潮に合わせて釣り場を大きく変えるのも、この海のマダイ釣りの特徴だ。
サメとの付き合い方
陸奥湾のマダイの報告を読んでいて目立つのがサメの話だ。 掛けたマダイをサメに狙われる、マダイの反応だと思ったらサメだった、という日がたびたび書かれている。 2026 年 10 月 3 日の昭丸は、小型のサメ(ツノザメ)が 40 匹続けて掛かった日だった。 2025 年 4 月 22 日の 95 cm も、サメばかり掛かる中で上がった 1 枚だ。 サメに仕掛けごと持っていかれることもあるので、タイラバやテンヤの予備は多めに持って行きたい。
- 80 cm 超えの大ダイを狙うなら 3 月下旬〜5 月
- 数釣りなら 6〜7 月と 9 月。小ぶりのマダイも交じって退屈しない
- 10〜11 月も続くが、日による差が大きくなる
- 12〜2 月はマダイの便がほぼ無く、マダラや根魚の季節
これからどうなりそうか
10 月に入っても陸奥湾のマダイは続く。2024 年は 10〜11 月にも当たりの多い日と少ない日がはっきり分かれながら便が出ており、 11 月には湾内だけでなく津軽海峡側のマダイ(地元で「海峡真鯛」と呼ばれる)を狙う日もあった。 12 月に入るとマダイの便は終わり、冬はマダラの季節に切り替わる。 冬のマダラや日本海側の船については青森の船宿の選び方で紹介している。 次の大ダイの季節は、来年の 3 月下旬からだ。
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