いま関東周辺で一番マダイの報告が
多いのは鹿島灘
直近30日で246件、
テンヤ真鯛の本場が夏も強い

「マダイといえば春の乗っ込み」というイメージを裏切って、7月末の今、関東〜静岡で最もマダイの釣果報告が多いのは茨城・鹿島灘だ。 直近30日の報告は246件。2位の千葉(139件)を100件以上引き離し、 鹿島・大洗・久慈の各港から連日タイの報告が届いている。夏のマダイ遠征先として、いま一番「外しにくい」海を数字で見ていく。

直近30日のマダイ報告、エリア比較で茨城が独走

エリア 直近30日のマダイ報告
茨城(鹿島灘・北茨城)246 件
千葉139 件
静岡64 件
相模湾57 件
三浦半島25 件
東京湾7 件

春に本番を迎えるエリアが多い中で、鹿島灘は6月210件・7月219件と、夏に入っても報告のペースがまったく落ちていない。 水深の浅い砂地に根が点在する鹿島灘は、もともと「ひとつテンヤ真鯛」が全国に広まるきっかけになった本場。 エビ餌のテンヤをフワフワと沈めてタイを掛ける軽快な釣りが、夏も変わらず成立している。

鹿島の船勢 ─ どの船も平均2〜3枚、選択肢の厚さが強み

2026年6〜7月の船別の数字。特定の1隻ではなく、港全体で層が厚いのが鹿島灘の特徴だ。

船宿(港) 報告数 1人あたり平均 最多 最大サイズ
長岡丸(鹿島)50 件約 2.5 枚14 枚6.9kg
大貫丸(久慈)43 件約 1.9 枚11 枚4.2kg
清栄丸(鹿島)39 件約 2.1 枚10 枚4.28kg
第三幸栄丸(鹿島)37 件約 2.8 枚12 枚8.3kg
大春丸(鹿島)37 件約 2.6 枚10 枚7.5kg
幸栄丸(鹿島)37 件約 2.8 枚12 枚8.3kg
不動丸(鹿島)35 件約 2.2 枚10 枚7.3kg
昭栄丸(大洗)30 件約 2.4 枚16 枚6.5kg

※ 2026年6〜7月の集計。「1人あたり平均」は釣果報告の最少〜最多の真ん中をとった目安。

直近1週間も、藤富丸(大洗)が大竹沖で7/20に最多9枚、7/25にも最多8枚(26〜52cm)、 昭栄丸(大洗)が7/25に最多8枚、 大貫丸(久慈)が7/24に最多7枚と、鹿島だけでなく大洗〜久慈の北側でも数字が続いている。 南は鹿島・波崎、北は大洗・那珂湊・久慈まで、乗り場の選択肢が多いのもこのエリアの良さだ。

型はどうか ─ 8〜9kg級の「座布団」実績

数だけの海ではない。この2年強のデータで鹿島灘のマダイの最大サイズを見ると、 長岡丸9.2kg第三幸栄丸9.1kgを筆頭に、 7kg超の記録が複数の船に散らばっている。2026年6〜7月だけでも8.3kg・7.5kg・7.3kgが出ており、 平均2〜3枚の数釣りの中に、不意に大鯛が混ざるのが鹿島灘らしさ。 テンヤの細いラインでこのクラスと勝負になるスリルは、この釣りの一番の醍醐味だ。

「今年だけ」ではないか? ─ 同一船の前年比較

当サイトの茨城の収集対象は2026年春に大きく増えたため、件数の伸びには「見える船が増えた」影響が含まれる。 そこで2年前から追っている第三幸栄丸(鹿島)だけで6〜7月を比べると、 1人あたり平均は2025年約2.6枚 → 2026年約2.8枚、最大サイズは6.3kg → 8.3kgと、前年並みかやや上向き。 つまり鹿島灘のマダイは「今年たまたま」ではなく、例年どおりの実力が今年も出ている、と読むのが正確だ。

まとめ

2026年夏・鹿島灘マダイのチェックポイント
  • 直近30日のマダイ報告は茨城246件で関東〜静岡の最多。夏でもペースが落ちない
  • 鹿島勢はどの船も平均2〜3枚で層が厚い。昭栄丸(大洗)の最多16枚など数釣りの日も
  • 型は8〜9kg級の実績が複数船に。数釣りに大鯛が混ざるのが鹿島灘の魅力
  • 同一船の前年比較でも前年並み〜やや上向き。ひとつテンヤの本場は今年も健在

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