同じ日、同じ水深110〜140mで
この差
茨城アカムツ船、8月25日は
3隻そろって「潮止まり」
茨城・鹿島灘でアカムツを狙う船宿は、波崎・鹿島の近い港に何隻も並んでいる。 8月25日、信栄丸・仁徳丸・宗和丸の3隻がいずれもカンネコ根や波崎沖の水深110〜140m帯へ向かったが、 仁徳丸0〜2匹、信栄丸0〜3匹、宗和丸はまさかの「アカムツ形無し」という結果に終わった。 1週間前の8月18日には信栄丸が同じカンネコ根でトップ7〜8尾を釣っている実績のある場所だけに、 何が差を分けたのかを各船の報告文から読み解く。
3隻とも「潮が動かない」で苦戦
まず8月25日の3隻の釣果を並べる。港も釣り場も近く、狙う水深帯もほぼ同じという、 比較にちょうどいい条件がそろった一日だった。
| 日付 | 船宿(釣り場・水深) | アカムツ釣果 | 釣果報告から |
|---|---|---|---|
| 8/25 | 仁徳丸(波崎沖 120〜140m) | 0〜2匹 | 海上ナギは良かったが終日潮が流れず、食いはポツポツ |
| 8/25 | 信栄丸(カンネコ 80〜110m) | 0〜3匹 | 終日潮が流れずほぼ1ヵ所に停止。朝方はぽつぽつ食ったがサバの群れに捕まり苦戦 |
| 8/25 | 宗和丸(カンネコ根 110〜140m) | 形無し(0匹) | 外道のユメカサゴ・メダイ等でなんとかお土産を確保 |
※ 2026年8月25日の各船の釣果報告より。釣果はその日いちばん釣った人の数字。
3隻の報告文に共通して出てくるのが「潮が流れない」という一言だ。 仁徳丸は「海上ナギは良かったが終日潮が流れず、食いはポツポツ」、 信栄丸は「終日潮が流れずほぼ1ヵ所に停止。 朝方はぽつぽつ食ったがサバの群れに捕まり苦戦」と伝えている。 宗和丸にいたっては本命のアカムツが まったく釣れず(形無し)、ユメカサゴやメダイなど外道でなんとかお土産を確保するという一日だった。
以前のコラムでは、7月の波崎が 「ほぼ毎日アカムツが釣れる」と紹介した。その同じ区域でも、潮回りが悪い日にはこうして3隻そろって苦戦する。 「日常的に狙える魚」であることと「毎日同じように釣れる」ことは、同じ意味ではないという一例だ。
1週間前は同じ場所でトップ7〜8尾
この「潮止まり」の重さが分かるのが、1週間前の記録との比較だ。 8月18日、信栄丸は同じカンネコ根でトップ7〜8尾という好調な釣果を記録している。
| 日付 | 船宿(釣り場・水深) | アカムツ釣果 | 釣果報告から |
|---|---|---|---|
| 8/18 | 信栄丸(カンネコ根 115〜140m) | 3〜8匹 | 実績のある釣り場で食いが活発。トップ7〜8尾の好調ぶり |
同じ船・同じ釣り場で、わずか1週間で「トップ7〜8尾」から「0〜3匹」まで振れている。 アカムツのような深場の底物は、エサそのものの活性が低い魚ではなく、 潮が流れて仕掛けが自然に動いてくれるかどうかで釣果が大きく変わる釣りだ。 3隻の報告が口をそろえて「潮が動かない」と書いていることが、8月25日の結果を素直に説明している。
読み方のポイント ─ 「実績ある場所」は保険にならない
今回の3隻の差からうかがえるのは、釣り場の実績と当日の釣果は別物ということだ。 カンネコ根は信栄丸にとって「実績のある釣り場」だが、潮が止まればどれだけ通い慣れた場所でも苦戦する。 逆に言えば、当日の潮の動き方さえ良ければ、同じ場所で再びトップ7〜8尾クラスに戻る可能性も十分にある。
- 釣果報告に「潮が流れた/流れなかった」の記述があるかを確認する。当日の海況判断の参考になる
- 水深110〜140m帯は複数の船が同じような場所を狙うため、同じ日の他船の報告と比べると傾向が見えやすい
- 本命が渋い日でも、ユメカサゴ・メダイ・アジなどの外道でお土産になるケースが多い深場釣りである
- 連日の出船予定がある船宿では、前日・翌日の釣果も合わせて見ると潮回りの傾向がつかみやすい
今回苦戦した3隻とも、翌日以降の出船を予定している。潮が動き出せば結果が変わる可能性は高く、 しばらく鹿島灘のアカムツ船の続報を追ってみる価値がある。
アカムツ釣りのタックルを Amazon で探す
※ アフィリエイトリンクを含みます。詳細はプライバシーポリシー。