2026 年ヒラメ、
千葉と茨城どっちが上か
2025 年データで読む
型と数の現実

秋冬のヒラメ船といえば、関東圏で外せないのが 千葉外房と茨城・鹿島灘。 どちらも「高級魚をデカいやつ釣りたい」釣り人で混み合うが、 2025 年通年のデータを並べると、千葉と茨城で性格はかなり違う。 千葉 547 便・茨城 109 便のヒラメ釣果を、サイズ・出船数・船宿で比較する。

結論:数で勝つのは千葉、サイズはほぼ互角

まず単純に「便数」を比べる。千葉 547 便に対して茨城 109 便で、出船数では 千葉が約 5 倍。 これは船宿数の差がそのまま出ている(千葉外房北の主要港 = 飯岡・銚子、茨城 = 鹿島ほぼ単独)。 ところがサイズデータを見ると、千葉の最大は 8.80 kg、茨城の最大は 9.23 kgほぼ互角。 「型を狙うために茨城」「数を狙うために千葉」と単純に分けるのは、実はミスリーディングだ。

エリア 年間出船数(2025) 平均サイズ 最大サイズ サンプル数(kg 記録)
千葉5472.44 kg8.80 kg479 件
茨城1092.58 kg9.23 kg105 件

※ サイズは「1 便でその日に記録された最大魚」を集計したもの。 平均値の差は 0.14 kg、最大値の差は 0.43 kgでいずれも僅差。 茨城がわずかに上だが、ほぼ誤差の範囲と言える。

千葉は飯岡と銚子の 2 港体制

千葉のヒラメ便を港別に並べると、 飯岡 340 便(62%)・銚子 138 便(25%)で外房北の 2 港がほぼすべて。 外房南の 大原は 65 便と少なく、外房南は別魚種(ヒラメ便も出ているがマハタ・根魚船が中心)として捉えるのが正しい。 飯岡は隆正丸(173 便)優光丸(121 便)長五郎丸(46 便)の 3 船で 340 便。 銚子は新昇丸(138 便)が 1 船で 138 便を担っている。

  1. 1
    173 便 / 平均最高 6.9 匹 / 最高 17 匹

    千葉ヒラメ便の単独最多。 173 便を 1 船で出している。平均匹数も 6.9 匹と高水準で「数の港」の代表格。

  2. 2
    138 便 / 平均最高 7.5 匹 / 最高 15 匹

    銚子の主力。平均匹数では 千葉全体でトップ。鹿島寄りの好場へも届く立地の良さがある。

  3. 3
    121 便 / 平均最高 5.8 匹 / 最高 15 匹

    飯岡の二枚看板の片方。隆正丸と並ぶ出船数で、週末の空きを補完する選択肢に。

  4. 4
    46 便 / 平均最高 6.8 匹 / 最高 15 匹

    飯岡の 3 番手。便数は隆正丸・優光丸より少なめだが、平均匹数では引けを取らない。

茨城は鹿島・第三幸栄丸が事実上ひとり相撲

茨城のヒラメ便 109 便のうち、 104 便(95%)鹿島・第三幸栄丸が出している。 東京湾のショウサイフグ(野毛屋)と同じ構造で、 「茨城のヒラメ船 = 第三幸栄丸」と読んで良い。 平均匹数は 6.0 匹、最高 10 匹と数字も悪くなく、最大サイズ 9.23 kg は 2025 年の関東エリア最大級。

  1. 1
    104 便 / 平均最高 6.0 匹 / 最高 10 匹 / 最大 9.23 kg

    茨城のヒラメは事実上ここ。 1 船で 104 便を回しながら、 9 kg 超の大型実績まで持つ。

千葉と茨城のヒラメは、地理的には鹿島灘の対岸どうしで 同じ漁場(鹿島灘)を共有している。 その意味で「千葉 vs 茨城」というより、 「どの港から出るのが近いか」で選ぶのが現実的だ。 東京・神奈川北部からは飯岡が、北関東からは銚子・鹿島がアクセス的に近い。

月別:11 月にスイッチが入る

ヒラメは「秋から春」と言われるが、 2025 年のデータでもピークは明確に 11 月に出ている。 千葉は 11 月 86 便・12 月 65 便、茨城は 11 月 27 便・12 月 24 便で、晩秋〜初冬がシーズンの本番。 8 〜 10 月は出船数が落ち着いていて、 11 月になると一気に倍増する。

千葉 vs 茨城 2025 年・月別ヒラメ便
1月
千葉 52 茨城 20 便
2月
千葉 61 茨城 16 便
3月
千葉 43 茨城 12 便
8月
千葉 56 茨城 2 便
9月
千葉 41 茨城 3 便
10月
千葉 34 茨城 0 便
11月
千葉 86 茨城 27 便
12月
千葉 65 茨城 24 便

茨城は 8 〜 10 月にほぼ便が無いのが特徴。第三幸栄丸が 11 月のヒラメ便スタートに切り替わる構造で、 夏〜初秋に茨城でヒラメを狙うのは難しい。 対する千葉は通年で動いていて、 1 〜 3 月の冬と 11 〜 12 月にピークが二つある。 「いつ乗ってもヒラメ便がある」のは千葉の強み。

2026 年の選び方

2025 年の数字から見ると、千葉と茨城のヒラメは 「シーズンが完全に被っているわけではない」のがポイント。 2026 年の判断軸を整理しておく。

2026 年・千葉 vs 茨城ヒラメの判断軸
  • 選択肢の多さ・通年 → 千葉(飯岡 = 隆正丸・優光丸・長五郎丸、銚子 = 新昇丸)
  • 大型一本狙い・北関東アクセス → 茨城・鹿島の第三幸栄丸。最大 9.23 kg の実績
  • サイズ的にはほぼ互角。「茨城のほうが大型」というのは数字上は 差 0.43 kg の僅差
  • 8 〜 10 月に乗りたいなら千葉一択。茨城は 11 月解禁
  • 本番ピークは 11 月。両エリアともこの月に出船数が一気に伸びる
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