新島の「ブランドキンメ」って
何が違う?
式根島沖と新島沖、番匠高宮丸
46件の記録で見る一本釣り金目鯛

伊豆諸島・新島の番匠高宮丸は、同じ一本釣りで 「式根島沖のキンメダイ」と「新島沖のブランドキンメ」という2つの漁場を使い分けている。 当サイトに残る2023年の46件の釣果報告を見ると、 新島沖は型が良く最大2.2kgの記録があり、式根島沖はクロムツ・アコウダイが交じる五目的な釣り物と、 性格がはっきり分かれていた。

この記事について: 番匠高宮丸の釣果報告は2023年分までで、現在の島の船の最新情報は当サイトに届いていない。 本記事は「ブランドキンメとは何か」を過去の実データで解説する読み物として、当時の記録をもとに整理している。 現在の出船状況・釣果は船宿へ直接ご確認いただきたい。

2つの漁場、数字で見る違い

漁場 時期 釣果(1人あたり) 特徴
式根島沖(キンメダイ) 4月 3〜20匹 クロムツ・アコウダイ・ナンヨウキンメが交じる
式根島沖(キンメダイ) 6月 1〜17匹 下り潮の速い日は数が伸びづらい
新島沖(ブランドキンメ) 4月 0〜20匹 型良く最大2.2kgの記録も
新島沖(ブランドキンメ) 5〜6月 0〜18匹 水温上昇とともに数はやや落ち着く
新島沖(ブランドキンメ) 6月末〜7月 0〜23匹 クロムツも交じり数が戻る日が増える

番匠高宮丸(新島)の2023年4〜7月の釣果報告より。 1人あたりの釣果(レンジ)。

「ブランドキンメ」は場所の名前

「ブランドキンメ」という呼び方は魚の品種を指すものではなく、新島沖という漁場で揚がるキンメダイの通称だ。 番匠高宮丸の報告では、新島沖のブランドキンメは型の良さが繰り返し触れられており、 最大2.2kgという記録が複数回登場する。数は0〜20匹程度で日によって差があるものの、 「型は最大2.2kgまで確認」という一文が何度も出てくるのが新島沖の特徴だ。

一方、同じ船が向かう式根島沖は「キンメダイ」という表記で、クロムツ・アコウダイ・ナンヨウキンメが交じる 五目的な釣り物として報告されている。数は3〜20匹とブランドキンメと同程度だが、 1種類に絞った釣果ではなく、深海の多彩な魚種が混じる釣りという性格の違いが読み取れる。

まとめ ─ 同じ船、2つの海の使い分け

新島のキンメ釣り、2つの選択肢
  • 新島沖(ブランドキンメ): 型重視。最大2.2kgの記録が複数、数は0〜23匹の幅
  • 式根島沖(キンメダイ): 五目性重視。クロムツ・アコウダイ・ナンヨウキンメが交じる
  • 同じ船が漁場を切り替えて使い分けており、当日の海況で選ばれていたとみられる

本土からは須崎(静岡)の宝栄丸が新島沖へ遠征し、こちらは2026年も釣果を続けている。 島の船の最新の出船状況が分かる情報は当サイトにまだ届いていないが、 新島沖という漁場そのものは今も本土の遠征便が通う現役の釣り場だ。

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