2026年、神奈川に
「春のアオリイカ」が現れた
秋の新子から一転、
4〜5月に報告が
集中した理由

神奈川のアオリイカ釣りは、これまで秋の新子(幼イカ)が主役だった。ところが2026年は様子が違う。 3月末から報告が始まり、4月32便・5月34便と一気に集中したあと、6月には落ち着き、 7月にはほぼ姿を消した。当サイトの釣果データで、この「新しい季節」の正体を探る。

2024〜2025年は秋だけ、2026年は春に主戦場が移った

2024年と2025年のアオリイカ報告は、10〜12月に集中していた(2024年は11月22便・12月17便)。 4〜5月の報告はどちらの年もゼロに近い。ところが2026年は3月18日から報告が始まり、 4月と5月だけで前年までの秋シーズン1回分を上回る便数を記録した。

期間 2024〜2025年(同時期) 2026年
3〜6月ほぼ0便3月1便・4月32便・5月34便・6月8便
10〜12月(秋の新子)2024年に46便・2025年に17便(今年の秋はまだ未集計)

※ 神奈川(東京湾・三浦半島・相模湾)の釣り船の釣果報告より、便単位で集計。

広範囲で同時に起きた ─ 新顔の船だけの現象ではない

この春の動きは、新しく報告を始めた1隻だけの現象ではない。長井哲夫丸が2026年3月にキャスティングでのアオリイカ狙いを始めて 話題になったが、それを除いても葉山五エム丸茅ヶ崎沖右ヱ門丸平塚庄三郎丸など、2024年から報告を続けている既存の船でも 4〜5月の報告が新たに現れた。東京湾から相模湾、三浦半島南まで広い範囲で同時に起きているのが特徴だ。

秋は数釣りの新子、春は型のいい「親イカ」

サイズを比較すると、季節の違いがはっきり出る。秋の新子は0.2〜1kg級が中心で、数を伸ばす釣り。 一方、2026年春の報告では哲夫丸0.5〜2.4kgという秋よりワンランク大きいサイズが記録されている。 アオリイカは春に産卵のため接岸する個体が大型になりやすく、いわゆる「乗りイカ」と呼ばれる釣り方に近い。 神奈川でこの「春の乗りイカ」パターンがまとまって報告されたのは、当サイトのデータでは今年が初めてだ。

まとめ

2026年春のアオリイカ・チェックポイント
  • 2024〜2025年は秋(10〜12月)のみ、2026年は4月32便・5月34便と春に集中
  • 新顔の哲夫丸(長井)だけでなく、既存の五エム丸・沖右ヱ門丸・庄三郎丸でも春の報告が新たに出現
  • 秋の新子(0.2〜1kg級の数釣り)に対し、春は0.5〜2.4kg級の型のいい個体が中心
  • 6月には落ち着き、7月はほぼ報告なし。今年の秋シーズンがどうなるかは要注目

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